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地獄門  作者: 寿司野猫
2/3

2話.東京の世界。


誰もいない池袋。


「本当に何もいないんだな…。」


俺は少し驚きの表情をだし、桜が答える。


「そうだよ。うちらしか居ないんだよ。もしかしたら他にもいるかもしれない…。

この日本…いや…世界のどこかにも同じような人がいるかもしれない…」


「確かに…。だが、これが本当にパラレルワールドだとしたら一つある。」


俺がそう言うと、桜が問いかけてくる。


「そういえばさっき、言ってたね!元の世界に戻れる方法があるってこと…?」


「そういうこと…!まだわからんが、きっとあるはずだ!」


そうだ!まだ可能性はある。別に死んだんじゃない!


「きっと見つかる!それを探そう!そして元いたところへ戻ろう!」


俺がそう言うと、元気が出たのか、桜は喜んでいる!


「そうだね!まずはいろいろ探ってみよう!」


「だな!」


2人は、池袋に探検に行った!


俺らは本当にこの時、楽しかった。


俺らは、ビッグカメラの前を歩きながら俺が問いかける。


「あのさ。桜ってどこから来たんだ…?」


桜は少し黙ったあと、答える。


「そうだね!大阪から来たんだよ!」


「お、大阪!?!?」


俺は思わず声が漏れ、驚いてしまう!


「えっちょ、遠くね!?歩きで!?やばぁぁぁ!?」


「いやいや(笑)流石に車使ったよ!(笑)」


驚いたが、「あぁ!車か!」っと分かり、冷静になる


「その感じだと、大阪にもいないっぽいな」


「そうだよ!道頓堀とか、通天閣をまわったけど…一切人と会わなかったんだよ…。」


桜は寂しそうに答える…そして俺は!いいことを思いついた!


「そうだ!せっかく人がいないんだし!楽しいことしようぜ!」


俺が元気づけようとすると、疑問そうに答える。


「楽しいこと…?って何するの?」


「たとえば!ゲーセンで遊んだり!東京タワーとか東京スカイツリーを登ったり!」


そう提案すると、桜は喜ぶ!


「めっちゃ楽しそう!いいねそれ!って…電気が止まっているけど…どうするの…?」


確かに…いや待てよ!方法はある!


 『ビッグカメラ』だ‼︎


俺らはビッグカメラに来た。


そして俺はあるものを探す。


「ここで何探してるの…?」


「ちょっとな…お!あった!」


そう探してたのはこれ!ポータブル電源!


「何それ…。」


っと疑問そうに答える。


「ポータブル電源!持ち運べる!言うなれば!パワーアップした高性能なモバイルバッテリーみたいな感じだよ」


「充電とかないんじゃないの…?」


「まだ未開封だからね最初から少しだけだが、充電されてると思うよ!」


「おぉー!」


ほんとは、防災やキャンプで使われるが…ゲーセンとかで使えるのかは不安だ…


だが!


「それって…ゲーセンとかで使っても大丈夫なの?」


「やってみないとわかんないぜ!」


「そうだね!」


希望を胸に!俺らはビッグカメラを出て駅に入り、ゲーセンへ向かった!


「よしっ!着いたな。」


「だね!」


ゲーセンに着いて、周りを見ると…ゲーセンは、開店前みたいな感じになっている。


薄暗く、少し寒い。電源もついていない…悪いことをしてる気分になる。


「なんか気味が悪いな…。」


「そうだね。」


俺らは探索しある機械を見つける。


そう!『プリクラ』である。


「こ、これは…」


「懐かしい…!」


俺は、実際やったことがなかった。


桜は、懐かしそうな顔をしていた。


俺は、プリクラの電源を必死に探し始めた。


「そういえば…年齢聞いてなかったな!」


俺がそういうと、少し驚きニヤニヤしながら喋り始める。


「乙女に年齢確認するとか、失礼な人ですね!」


「ごめんごめん!そういや寒いな!はは…」


焦って、俺は誤魔化す。


「ははは、冗談(笑)…25歳よ!」


「そうなのか!?もっと若く見えたんだけどな…。」


結構年齢が近く、少し驚いた…。正直大学生かなんかかと思っていた。


そして、俺は電源を見つける。


「これだな!」


「やった!!電源つくかな!」


俺は恐る恐る、ポータブル電源に刺そうとする。


「怖いな」


ーカチャ


「「うわっ!!!」」


急に光出した!


俺は!驚きと喜びで声を上げる!


「つ、ついた!!やったぞ!」


桜はとても嬉しそうだ!


「やった!成功したね!いけるのかな!」


『お金を投入してね♡』


どうやら500円を入れないといけないらしい。


俺は、急いでコインを投入する!


中に入るとグリーバックが壁に張り付いている少し狭い部屋となっていた!


「おぉ!これが、プリクラってやつか…」


「初めて〜?(笑)」


「あぁ!そうだな…。」


そんな話をしていると、機械が話しかけてくる。


『今から始めるね!まずは床の線の位置にきてね!♡』


「こ、ここか!」


『では!2人とも!まずは!猫のポーズ!♡』


「ね、猫!?」


俺は…どういうポーズをすればいいのかよくわからなかった。


「このポーズだよ!(笑)」


俺は、桜と同じの手をグーにして顔の横に持ってきて招き猫みたいなポーズをする…


『はい!ポーズ♡』

ーカシャッ


『次は!♡ハートだよ!♡2人でハートを作ってね♡』


「は、ハート!?!?」


俺は恥ずかしくなり顔を赤くする。


「恥ずかしがってんの〜?(笑)」


「は?別に恥ずかしくはねぇし!こうだろ?こうすりゃいいんだろ!」


俺は、すぐに片手を桜の手に合わせ、ハートの形を完成させる。


その後も色々撮ったが、恥ずかしくて俺はあまり覚えていなかった。


撮影が終わり、外へ出るとお絵かきコーナーみたいなところへ移った。


「すげぇな。お絵かきとかできんのか」


俺の初心者感丸出しのセリフで桜が嬉しそうに教える。


「そうなんだよ〜!私が教えてやろう!これをこうしてこうで!」


桜が最初に撮った猫のポーズの写真に猫耳のスタンプを貼り出す。


「ほら!!完成!」


「うぉ!すごっ!」


それを見て俺も何かしてみるといいスタンプがあった!


『最強の友達⭐︎』


「なにそれ!(笑)いいねそれ!」


「はは!いいだろ?」


久しぶりにこういう楽しいことをしたことにとても嬉しく感じた。


そもそも、会社員の俺がこういうゲーセン、『プリクラ』という機械、に無縁すぎる人生だと思っていた。


俺はこの楽しみがやめられず続ける!


「まだまだ!」


フィルターを変えたり、いたずらで桜にお絵描きしたり、スタンプをいっぱいつけたり。


あっという間に時間は過ぎて…


『あと60秒!』


お絵描きに夢中になってたので制限時間があることに気が付かなかった。


「制限時間があるのか!?」


「これでいいよね!」


全部の写真を見ると全て傑作だった。


「私ら!最強の友達だね!」


「…。あぁ!そうだな!」


そんな会話をして、俺らは写真の取り出し口へと向かった!


『お忘れ物の無いよう…お…オオオ…ォヵェ…。』


プリクラが止まった。


どうやら充電が切れたようだ…だが、ここまで持ったのもすごいもんだ!


「え…?写真は…?」


桜は悲しそうな表情をしながら俯く。


「そっか…写真が出てきたんだな…。」


機械が止まり、辺りが真っ暗になる。


「また撮ればいいじゃん!」


俺が励ますがそれでも落ち込んでいるようだ。


「だって…。初めて…こんな…」

ーポトッ


桜が言いかけた瞬間、プリクラから何か落ちてきた。


「こ…!これ!」


落ちてきたのはプリクラの写真だった!


「出てきたのか!?」


「よかった…。一生大事にする!絶対に!」


桜はすっかり気分が戻り、テンションが上がった!


俺らは、ゲーセンの外に出た。


まだもう少し居たかったが、変える方法を探さないと。


「まだ、この時間だな…。」


携帯を見ると『15時45分』と書いてあった。


「よしっ、次はどこに向かう?」


そう問いかけると桜が答える。


「そうだね!我らの!拠点を決めよう!」


「おいおい…。変える方法を探さないのか…?」


帰らないといけない…まぁ、よく考えたら!帰ったとしても残業三昧だな。


「まだ時間はいっぱいあるし!大丈夫だよ!」


「まぁ、そうだな。桜は一ヶ月間どこで寝泊まりしてたんだよ」


俺は気になっていた。


この子はよく1人でここまで生きてたなと…。


流石の俺でも精神的にきつい…。


「そうだね…向かってる途中の宿とか、人の家にお邪魔になったりしてたね!」


この世界ならではの不法侵入だな。


まぁ、それしか方法がなかったんだろう


「そうだな!とりあえず寝泊まりできる場所を確保しないとな!俺の家は遠いし、ここら辺だとホテルが多いな」


「そうだね!じゃあ!まずは…!」

ーグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


桜が言いかけると桜のお腹がの音が響き渡った。


桜は恥ずかしさで真っ赤になり今の気持ちを正直に答える


「何か食べに行こうよ…」


「そ、そうだな。」


そして俺らは食べ物を探しに行った。

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