3話.異世界…?
俺らは少しコンビニに寄った。
食料はというと…パンコーナーはパンにカビが生えておりとても食べるには無理そうだ…
飲み物は、牛乳などの乳製品以外はいけそう。
食べれるのはというと…非常食の食べ物やインスタントのものだった。
「いい食料ではあるな…」
そう俺が呟くと桜がニヤリと笑う
「こりゃ!水を使えばいけるね!」
その顔は自信にありふれたドヤ顔だった。
「美味しいのか?なんか冷たくて不味そう…」
「知らないの?水でも作れるのだよ!非常として役立つってテレビでもやってたし!」
「そうなのか…?ってか、今の時代…テレビ見る若者いるんだな…」
今は、ネットの時代であり、街を歩けばほとんどが歩きスマホである。
いじめや犯罪だって今やネットで起こる世の中だ。
こんなネットリテラシー世界でも、この若者は…
偉すぎる…なんていい子なのだよ!
っと桜を泣きながら見る
「な、どうしたの…?久々のご飯見て感動しちゃった?」
「違うわ!」
俺たちは、インスタント麺のほとんどを持ち帰りホテルへと向かう。
「疲れたぁ…って!?何だこのベッド!ふかふかだ!」
何年も疲れを癒してなく、その感動は儚く…
「いい人生だった…」
「おい!死ぬなぁ!」
『『グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ』』
響き渡る、2人のお腹の音。
「とりあえず、飯だな!」
俺がそういうと桜は「うん!」と子供のような無邪気さで答える。
若いっていいよな。
『水で作るカップ麺の作り方!』
『まずは、カップ麺でも焼きそばでも同じ!開封します!』
ビリビリビリ…
響き渡る破く音。
『そしたら!”かやく“があったら“かやく”を先に入れ、水を線まで注ぎます!』
ドボボボボ…
「だ、大丈夫なんだろうなぁ…」
心配そうに俺は桜の方を見る…。
「大丈夫!きっと!大丈夫!」
『あとは!20〜30分程待てば完成!!!』
「まぁ、したことあるなら大丈夫か…」
きっと桜はしたこと…
「ないけど?」
「うぁあああぁぁぁぁぁああああああ」
「うぇ!?ど、どうしたぁ!?」
不安で声を出してしまう…。
「ごめんごめん、」
ー20分後
「「ズルズルズル!」」
恐る恐る、啜ってみる。
!?
「う、美味い!なんだこれ!めちゃくちゃ美味いぞ!夏に冷やしラーメンを食べているようだ!」
「へへへ!だろぉ〜?ほんと!美味しいんだよ!」
桜は、満足そうに食べ進める。
「食った食ったぁ!ご飯って…ほんと大事なんだな…」
「そうだね!」
こんな生活がいつまで続くのだろう…そもそも、戻れるのか?
このまま…人生が終わってしまうんじゃないか…?
俺らは、そんなことを思いながら…俺はソファで、桜はベッドで寝た。
「本当にそこでいいの?」
「まぁな。ってか、JKと寝るなんて犯罪だろ。捕まったらだるいし。」
そうだ。もしかしたら、明日にでも元の世界に戻るかもしれない。
そして俺らは、就寝した。
ー2日目
夜中…俺は目が覚める。
「ん…ん?」
携帯をつけると眩しい光が顔面に直撃する。
「まぶっ…って…まだ3時か…。」
俺はゆっくりと起き、桜を確認するが…ぐっすりと寝ているようだ。
まぁ、疲れてるんだろうな…。
俺は、そのまま部屋の玄関を開けて外に出る。
何か手掛かりはないか…。
街を彷徨う。
しかし…
「元の世界に戻る方法…。まぁ簡単に見つからないか…。まぁ…見つかる方が、奇跡だろうな!」
そんなことを言っていると、妙に何か気になるお店を発見した…
「池袋って…こんな不気味なところがあるのか…?」
中に入ってみると…
何か研究?のような形跡がある部屋だ。
「何だこれ…科学者でも居たのかよ…」
机には、古びた日記が置いてある…。
『田井中スグル』
そんな名前が記されてある。
「埃すごっ!」
手に取り、開いてみる。
『これを誰かが読んでるということは、俺が生き返ったか、地獄に行ったかの二択だな。』
「日記ではないのか…?生き返った?どういうことだ…。」
『俺は研究をし続けた。とにかくした。この世界は、どんなところなのか”パラレルワールド“という可能性も信じた。』
「やはり、パラレルワールドなのか…?」
『だが違う。そんなもんじゃない。ここは…』
「ゴクリ…」
『地獄の入り口ということだ。』
「は?地獄の入り口…?」
『俺はこう考える。まず、なぜこうなったか、ここに来た理由…自覚がある者しかわからない。
俺はあの時確実に死んだんだ。
電車のホームで押されて轢かれた。
だが死んでなかった。
だが、周りには誰も居ないし、轢いてきたはずの電車もどこにもない。
ただ、居たのは3人…この世には俺合わせ4人しか居ない。
日本をそこら中探したが…俺ら以外誰も居ない…。
海外に居るかも?日本離れてみろ?冗談じゃない。
そんな遠くまで行けるかってんだ…だがしかし…試したさ…試したとも…。
行けなかった…遠いからとかそんなんじゃない…“透明”な壁さ…
信じられないと思うだろ?試してみろ…本当に日本から閉じ込められてる気分をな…
俺らは、何年もの時が経っていった…。
疑問1.なぜか老けない。
疑問2.春夏秋冬が無く、常に普通の気温雨が降ったりもしない
疑問3.食事しなくても生きれる
俺らは、こう思う。『俺らは本当に生きてるのか』
1人が、死ぬのかを試した。
ビルの上から飛び降りた。
一同は、生きると思っていた。
これは鮮明に覚えてる。
着地した瞬間…血飛沫が飛び散り、脳みそが丸見えになり…
彼は死んだ。
呆気なく…。
だが…瞬きをした瞬間。
死体が無くなったんだ。
意味がわからないと思うだろう?
俺らも同じ気持ちだ。
狂ってる。この世界は狂ってる。
最初にも言った、ここにきた理由について…
ここは、“死後の世界”
何もない。時が止まった世界。
事実、俺らには自覚がある。
一度死んだ自覚がな…
彼以外は…。
亡くなった彼のことさ。
亡くなった彼はあった当時こう言った…
「朝起きたら…どこにも誰もいなくて…あなたたちを見つけたんです」
俺らは、死んだ記憶がないか確認したが…
彼は…首を振った。
じゃあ…パラレルワールドで間違いない。
そうじゃない。
彼は…
入院患者だった。
癌らしい。
それも末期癌だ。
この世界に来て、走れるし歩ける髪も元に戻っている。
そして…ついに仮説を立てた。
だから俺らはここを…死後の世界…”地獄の入り口“と呼ぶ。
さらにここから研究をした。
どうすれば生き返れる…?
そもそも合っているのか…?
この世界で死ぬと…恐らく…地獄行きという可能性がある。
亡くなった彼が伝えてくれた。
俺はまだ研究を続ける。
最後に一つ。
この世界に名前をつけた…それは…
地獄門。』
ここで文は終わっていた。
「死後の…世界…。死んでるのか…いや…。そんなわけ!!」
俺は帰って寝た…疲れ切って寝ていた…じゃあ何だ?
ストレスで死んだってのか!?
それとも過労死?
何なんだよ…。
パラレルワールドじゃないってのか…。
時間を見ると…いつの間にか7時だった…。
「急いで戻らないと…!!」




