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10月27日 ナブール・タイムス

『突如青年将校の一隊 首相・外務大臣等を襲撃 ――王都に大異変勃発―― 』


 昨夜・陸軍省公表

(王都発)十月二十六日午後八時三十分陸軍省発表。

本日午前一時頃、一部青年将校等は下記場所を襲撃せり。


首相官邸      ラマナン首相即死

外務大臣私邸    サザーランド外務大臣即死

枢密院議長私邸   リットン枢密院議長即死

軍事参議官私邸   ジョーンズ軍事参議官即死

諜報局庁舎     ホールデン尋問室長即死

ダンバース公私邸  ダンバース公爵重傷

ブロムリー侯私邸  ブロムリー侯爵負傷


これら将校達の蹶起せる目的は、その趣意書に依れば、内外重大危機の際元老・重臣・財閥・軍閥・官僚・政党の国体破壊の元凶を排除し、以て大義を正し国体を擁護開顕せんとするにあり。


反乱軍の要求は下記の通り。


一、現国王陛下の退位

一、ジェームス王太子の第一継承権放棄

一、ランカスター第二王子の国王就任

一、議会・内閣制度の縮小 国王親政の実施



 臨時首相親任ランプリング内相

(王都発)現内閣首席官僚たるベネディクト・ランプリング内務大臣に対し、二十六日下記の如く兼任臨時内閣総理大臣の御沙汰あらせられたり。


内務大臣 男爵ベネディクト・ランプリング

内閣総理大臣臨時代理を仰せ付けらるる



 ランプリング首相代理 反乱軍要求を承認か

(王都発)ランプリング首相代理は二十六日午後八時ニ十分、反乱軍の要求を部分承認し、王室改革に着手せんとする意向を示した。現国王並びにジェームス王太子も之に同意。王室及び内閣はランカスター第二王子の王位継承方針を提示せり。

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