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生者か死者か  作者: 近道メトロ
第二章:街へ
42/43

前夜

もう一年経ったってまじ?

 勇者が来るか来ないか、そんな話をしてから三日経ち今は戦闘技能を上げるための特訓をしている。

 しかし肉体の方か精神の方か、どちらの影響か分からないがてんで上達しない。と言ってもたった三日で殆ど戦ったこともないやつが上達する訳もないが。


「休憩は終わったか?」

「はい」


 朝から続けて特訓してるせいでミシミシいってる体を無理矢理起こし左手をついて立ち上がる。ジャックの特訓はスパルタ過ぎて足が生まれたての子鹿の如くプルプルしているが再生させればそれも収まる。


「再生してもステータス上の数値は前の状態には戻らない、出来るだけ早く多く上げなくてはならない」

「分かってます」


 大きく跳躍して刃を潰してあるロングソードをジャックに叩き付ける。ジャックは片手に持ったナイフで正面から受け止めて弾き返した。

 空中で体勢を直そうとしたが失敗しそのまま床を転がる。


「お前は戦闘の感覚を掴む能力が低いから経験数でカバーするしかない」

「それで本当に戦えるんですか?」

「無理だ、体力、力、反射神経全てで負けてるうえに装備もあちらの方が上だ、防具屋の腕は確かだが神話の鎧には分が悪すぎる」


 立ち上がり剣を構える度に違う技が飛んでくる、義手は反射的に動かすと時々防げるが運頼みでは勇者となんかやりあえるはずもない。


「俺はアルチバルト中央都市には入れないからな、アルチバルト公爵は娘に溺愛していた、こんな姿になった娘をもう二度と手放そうとはしないだろう」

「詰んでないですか?」

「手段はある」


 そうは言ったが教える気は無いらしく無言で剣を打ち込んできた。

 その後もしばらく打ち合いをしてボロ雑巾化した頃やっと特訓は終わった。外は既に真っ暗だ、いい加減べべも仕事を終えただろう。


「戻ったか、べべならもう帰ったぞ」

「そうですか、わざわざありがとうございます」

「ルイス、もう時間は無さそうだぞ」

「分かってる、お嬢、次会う時は勇者ここまで来てるだろう。準備は怠るなよ」

「分かりました」


 そう言ってジェスロ達は車に乗って何処かへ走っていった、ついに完成した寝室で俺は一番質の良さそうな剣を手元の置いて今できる全てを再確認することにした。

 寝室は本棚とクローゼットの他にベッドがあるくらいでそれほど普通と逸脱している様な所は無いようだ。


「剣で訓練し続けたけれどそもそも勇者と戦うこと事態が無謀なんだよな、どうにか接触せずに済むのが一番だな」


 実際の所勇者の姿形か知らないしどれぐらい強いのかもわからないし、そもそも俺では戦いなるかも怪しい。首根っこ摘ままれてそのまま持ち帰られるかもしれない。


「せっかく異世界に来たのに籠の中の鳥は嫌だ」


 しかし考えても考えても良い手は見つからずだらだらと時間だけが過ぎていく。



 ■☆■■■■■╭╮■


「朝じゃん」


 ふと部屋が明るくなりつつあるのに気付き窓から外を見てみれば空は明るくなりつつあった。


「えっと、作戦一見つからない、作戦二ジャックと撃退、作戦三、無理、現実は非常である。のどれかだな」


 本当に駄目だったら死なないことを利用して灰冬に飛び込むとしよう。

本当に申し訳ない、色々とね。

ゲームしてました。ウォーフレームとかエルデンリングとかリムワールドとかバイオハザードとかアークナイツとか。

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