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生者か死者か  作者: 近道メトロ
第二章:街へ
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黒い悪魔

すまない、新年早々Gなんだ。

年越し話とか出来ればいいんだが俺には

そのレベルの力はなかったよ。orz

 通路を案内されて一つの扉の前にたどり着いた。その扉潜水艦のエアロックの様な見た目でとても頑丈そうだ。


「中に入ったら扉を閉めます。殲滅を確認したら依頼は達成です」

「食糧とかを駄目にしたら報酬額って減りますか?」

「そうですね、でもここはもう駄目なやつしか無いので大丈夫ですよ、ただし壁や床にあまり深い傷は着けないで下さいね。ここの壁は頑丈ですが修理は大変ですので」

「分かりました」


 直刀を手に持ち作業者が扉を開けるのを待つ。錆び付いた物をこじ開けるような音と共に扉はゆっくりと開かれた。

 俺はそれに飛び込みいつでも攻撃できる様に身構える、後ろから扉がしまる音がした。


「ガーディアン起動」


 かっこつけてそう言うがガーディアンはちゃんと動いて全身隙間なく装甲で覆われた、これなら今回の相手は完封出来るだろう、巨大な群れでもなければ。

 暗い室内、食糧と思われる段ボールは全て食い破られ何なのか分からない卵で埋め尽くされている。段ボールの技術が当たり前にあることには少し驚いた。


「まあ装甲車有るんだしあってもおかしくないか」


 周りを見渡しゆっくりと前に進んでいく。部屋は思ったよりも大きく奥には朽ちたフォークリフトが有った。


「むーしさんこっちらーこえのすーるほーうえー」


 そうして中央あたりまで来ると後ろで缶のような物が落ちた。バイザーに映った視界では360度全てとは言わずとも殆どの方向が見える。俺はあえて後ろを向いて襲撃に備える。


「さっさと来やがれ」


 奴等は頭がいいらしくわざわざ前から現れも後ろから奇襲もせず、何と遠距離攻撃が飛んできた。

 ガーディアンの力で無理やり体を反らして飛翔物を躱した。

 飛翔物は近くに有った段ボールに当たり、破裂し白い液体を飛散させた。攻撃力は不明だがわざわざ飛ばして来るのだから避けた方がいいのは間違いないだろう。


「……常人なら発狂ものだな、火炎放射器でも持ってくるんだった」


 無理やり曲げて砕けた骨を再生させながら飛んできた方向を見ると暗くてよく見えなかった壁が一斉に忙しなく動き出した、どうやらあれ全部がダークネスローチとやららしい。

 更にそこだけでなく他の壁や天井、段ボールの中からまで黒い奴等が飛び立ち始める。

 見た目は正しく黒い悪魔だが地球で見たやつに比べこいつらはカブトムシくらい大きく真っ黒だ、しかも大顎が付いている。ガーディアン無しで噛まれたら十分大怪我になるだろう。


「一匹残らず、どんだけ掛かるんだ?」


 そう疑問を口にして俺は直刀を振った。


「ギィイイイイ」

「うわキッモ!」


 斬られたローチは奇声を上げながら白い液体を撒き散らしじたばたともがいてから足を閉じて動かなくなった。精神強化ありでも吐き気が湧き出てくるのでそれ以降は下を見るのを止めた。

すまない、次回もGなんだ。

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