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生者か死者か  作者: 近道メトロ
第二章:街へ
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初依頼受注

直刀を大刀とか横刀とか言うことを今日初めて知った、やっぱり見切り発車は駄目だなと思った。


「さて、もう良いだろう、これを受けとるがいい」


 そう言って黒竜の騎士はカードを俺に渡してきた、カードといっても見た目はただの銅板だが。


「銅板のクラス5、つまり初級冒険者だ、クラス1になる毎に銅から銀、銀から金と変わっていく。噂では金の上にあと二つあるらしい」

「貴様もこれで我々の足元にたどり着いたのだ、いつか肩を並べる日を待っていてやろう。去らばだ」


 黒竜の騎士の仕事は俺との実戦式訓練で終わっているのでカードを渡したらさっさと帰ってしまった。俺が入ってきた扉とは違う所から出ていったのでどこに行くかは分からないだろう。


「さて、依頼を見るか?それとも道具を見に行くか?先に行っておくがこの道具類、維持費が少しきついからお前は持ってても安定した収入を得るまでは使えないぞ」

「なら依頼でお願いします」

「分かった、と言っても今の時期じゃいい依頼は無いがな。いや、あれが合ったな」

「?」


 来た道を戻り受付の居る部屋に着いた。


「リーシャは合格したぞ、初級訓練依頼を出せ」

「分かりまひた、カードお」


 受付の人は焼きお握りを食べながら仕事をしていた、ほかに着いた人が居ないのだろうか?そう思いながら俺はカードを渡すとご飯粒が付いた手を拭かずに確認を始めた。


「えぇ」

「んぐ、確認完了しました、依頼です」

「行くぞ」

「分かりました、うぅ、ベトついてます」


 それから二人で外に出て車に戻った所にルイスが戻ってきた。


「眼帯有ったぜ」

「包帯とほぼ変わらねぇじゃねえか」

「まあいいじゃねぇか、あれだ、気の持ちようだ?」

「やっぱり変わらねぇじゃねぇか、まあいい。リーシャ後ろ向け」

「分かりました、キツめに結んで下さいね」

「ああ」


 ジェスロが包帯を解き眼帯を俺の顔に付けてきつく結んだ、鏡が手元に無いので確認は出来ないが違和感は無いし落ちるような事も無いだろう。


「依頼を再確認するぞ、兵糧倉庫のダークネスローチの討伐と防壁通路の清掃だ」

「簡単そうですけど、ダークネスローチって何ですか?何かヤバそうな名前ですけど?」

「ただの黒い虫だ、光線撃ってくるだけのな」

「それはただの虫とは言いませんよね?」

「脆いから直ぐに終わるさ」


 ローチ、ゲームではよくあの黒い悪魔に使われる名前だが異世界だからあれじゃないなんて言い切れない、初依頼は絶望を覚悟した方が良さそうだ。

 ルイスが運転席に座り防壁へと車を移動させた。防壁に着き外に出る、辺りを見渡して見てみると黒い防護服を着た人達が作業をしていた。


「倉庫掃除の依頼を受注した、案内を頼む」


 ジェスロが大声でそう言うと作業者の一人がやって来た。


「何人が参加ですか?」

「一人だ」

「その子ですね?」

「ああ、リーシャは俺達はお前の家を買ってくる。どの辺りがいい?」


 何処をと言われても俺はこの辺りには詳しくない。


「出来れば今までで通った所でお願いします、私は少し方向音痴な所がありますので」

「分かった、ちゃんとそいつに着いていけよ迷わない様に」

「確か防具屋の近くが空いてたな、高すぎて」


 ジャックに首を狙われないか本気で心配になってきた。

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