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生者か死者か  作者: 近道メトロ
第二章:街へ
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色々

時間を掛けておいてこんな説明会ですまない

 銃からはカチッと音がしただけで銃弾が飛んで来たりはしなかった。


「ふふっ、すまないな、少し試させて貰った」


 ジャックはそう言って銃を仕舞い車の外に出て外の二人に話しかけた。


「ジェスロ、ルイス、次の依頼を頼みたいのだが構わないかね」

「その前にそのお嬢ちゃんの報酬の話をしてくれないか?」

「あぁ、構わない報酬には修理代も付け加えておく」

「ならいいんだ」


 どうやら剣持ちはジェスロ、槍持ちはルイスというらしい。


「次の依頼は彼女をこの世界に慣れさせろ、とりあえず一人で生活できるくらいにはな、報酬は出来高制で最低でも金貨五十、最大で二百出す、どうだ?」

「断る理由はないな」

「俺もだ」

「家具などが必要な時は言ってくれ私宛に請求をすれば払っておく」


 そう言ってジャックはスキップでもしそうな勢いで帰っていった。


「金払いはいいんだが情緒不安定なんだよなぁ」

「まあこれで暫くは生活に困らんさ」

「灰冬だしな、いつ終わることやら」


 二人は俺に背を向けて何やら話をしているらしい、はっきりいって俺はこの二人をあまり信用していない、何が原因で裏切られるか分からないから俺は出来るだけ敬語を使うことにした。


「あのぉ」

「ん?なんだ?」

「質問か?何でも言ってくれていいぞ、金は貰えることになってるからな」

「灰冬って何ですか?雪みたいに灰が降るんですか?」


 そう聞くと二人は一瞬固まった後顔を見合わせた。


「なるほど一人で生活できる様にね、確かにこれは無理だな」

「灰冬を知らないのなんて言葉を覚えられない赤ん坊くらいだぞ」

「そうなんですか?」

「あぁ、簡単に説明するとだな、灰冬は長い間冬になるんだがその間汚染物質が、って汚染物質って分かるか?」


 俺はその言葉に頷き答える。


「はい、それがどういうものかはともかく言葉としての意味は分かります」

「よし、んで汚染物質が雪と一緒に降ってくるんだよ、その汚染物質は魔物にも効くんだ、噂では古龍ですら汚染物質の毒で死ぬらしい」

「勿論人間にも効くからな、まあ町にはドームが有るから問題ないが」


 俺はドームというものが何なのか聞いた。


「ドームって何ですか?」

「ドームそのまんまドーム何だが、簡単に言うと透明な円形の部屋?だな、天井が有るからあるから雪と汚染物質を通さないし中を人間が過ごしやすい環境に変えるらしい」

「つまり町の中は年中春って事だ」

「凄いですね、でもそんなに凄いなら何か代償とか無いんですか?」

「代償?いや、聞いたことないな」

「そうですか」


 俺は首を傾げつつも納得する事にした。

次は前みたいもっと早く出せるように努力します

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