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生者か死者か  作者: 近道メトロ
第二章:街へ
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ジャック

 都市の中を車で進んでいき様々な防具を着けた人達が沢山居る建物の裏にある駐車場で車は止まった。


『ここで待ってろ、話をつけてくる』

『分かった』


 剣持ちはそのまま建物へ進んでいった。


 ─剣持ちside─


「ジャックは居るか?」

「少々お待ちください」


 剣持ちが受付に聞くと受付は何処かに行き、暫くしてジャックを連れてきた。


「遅かったな、仕事は早いと噂では聞いていたのだが」

「灰冬で計画通りに進める事が出来るのは天才か狂人ぐらいだぞ」

「まあいい、神が私にお前達が来る時を教えてくれたのであまり待つことはなかった、それで?リーシャ嬢は何処に?」

「車の中だ、案内する」


 剣持ちはそう言ってジャックと共に車に戻っていった。


 ─リーシャside─


 剣持ちはそんなに時間を掛けずに帰ってきたが一人の男を連れてきて槍持ちと共に外に出ていった、あの男は誰だろうか?何処かで会ったことが有るような気がする。


『彼女だ、合っているか?』

『……間違いない、神もそう仰せだ』


 剣持ちが連れてきた男は俺の前でしゃがみ、じっと俺の目を見た。


「コンニチワ」

「!?こ、こんにちわ」


 その男は片言ではあったが日本語を話したのだ、この世界で初めて分かる言葉を返された事で俺はなんともいえない安心感を感じた。


「ここは何処ですか?」

「ココハ……マッテクダサイ」


 男はポケットからチョーカー?を取り出して俺の首に着けた、その間俺は抵抗する理由も無いのでじっとして着け終わるのを待っていた。


『神は汝に祝福を授ける』

「……私の言葉が分かるか?」

「え?あ、はい、分かります」

「そうか」


 日本語で話をしたかったのに直ぐに別言語になってしまった、今度はしっかり分かるし自分の言葉もちゃんと伝わっているが分からない言葉なのに分かるという感覚はとても気分が悪かった。


「日本語で話せませんか?」

「私は神から伝えられてはいるが人類が作り出した全種族共通語によって他の者達は皆忘れ去ってしまった、しかし私も簡単な返答くらいしか話せない」

「つまり?」

「残念ながら私は君と日本語で話すことは出来ない」


 俺はその言葉にガックリと肩を落とした。


「では私からも一つだけ質問だ」

「はい?」


 次の瞬間、右手を片手で押さえ付けられもう片方の手に持つ拳銃を頭に突き付けられた。


「心配するな、この質問に嘘がなければちゃんと解放してやる、お前の中に奴は、あのくそ女は残っているか?」

「い、居ない筈です」

「そうか」


 そう言って男は引き金を引いた。

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死にかけてるが少しずつ

作ってはいる

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