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生者か死者か  作者: 近道メトロ
第一章:ダンジョン
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機械の化け物

 度重なる爆発音に硬いものがぶつかり合う音、リザードマンの咆哮にゴブリンの叫ぶ声、状況は最悪だった。

 天井壁地面の全てを跳ね回りながら魔物達を切り裂いていく丸い体に先端に刃の付いた尾を持つ“機械”の化け物、壁に隠れながら銃を撃ってきて時折何かのカプセルを投げ、落ちた場所にあたらしい壁を生やす機械の人型。

 他にも蠍の様な見た目で尾が三本有るものや大きな爪でリザードマンを搗ち合う蜥蜴の様なものが居た。


 しかし最も最悪なのはその戦いの場は俺の拠点がある場所からすぐ近くの通路が中心になっていることだ。


「散歩してたら家の前が戦場だった件」


 次の瞬間顔の真横を銃弾が掠めたので俺はそそくさと壁に隠れた。

 壁から顔を出して状況を確認するが一部の魔物が連携して各個撃破をしていたが化け物は一体倒されるより早く複数の魔物を倒していた、このままではじり貧だ。


 しかし突然その化け物が真っ二つになった、一号だ。

 一号は黒いなにかを纏わせた刀でバッタバッタと敵を一撃で屠っていく、その後ろを追従するように二体の青い光を鎧の隙間から放つ甲冑騎士が近くの敵を大剣で叩き潰していた。


「凄いけど、殺られてる奴の方が多い、このままじゃ」


 様子を見ていると横からパシュッと何かを音が聞こえた、音の方向を見るとかばんがクロスボウを装填していた。

 装填が完了するとかばんはクロスボウと矢筒を俺に投げ渡し鞄から新しいクロスボウを取っていた。


「やるだけやるって奴だな」


 俺はクロスボウを片手で構え標準を定める。

 一発目は上すぎて天井に当たった、苦労して二発目を装填し発射したが味方に当たりかけるも運良く蠍型が飛び込んできて命中。

 三発目は反動に耐えれず少し右にずれ四発目は下に落ちた、しかし五発六発と撃っていくと狙った目標に当たるようになっていく。

 十二発目は的確に人型の頭を貫いて沈黙させた。


 その頃かばんはクロスボウを尋常じゃない速度で装填発射を繰り返していた、しかも矢に何か仕込んでいるのか敵が纏めて吹き飛んだり矢から出た粉末を浴びて魔物の動きが速くなり、矢のみで蠍型すら倒して見せた。


 敵の増える勢いが衰えてきて有利になってきた、しかしそれと同時に戦いで麻痺していた感覚が正常ひ戻ってくる。

 魔物達を死骸の中には俺が会話したことのあるスケルトンも混じっていた、そのスケルトンは戦いの中で敵と味方に踏まれバラバラになって目の青い光は消え去っている。

 耐えきれなくなり踞り胃液を吐き出す、一般人の俺には彼等の死は重すぎた。


 そして次の瞬間、甲冑騎士の一人が弾けとんだ。

サブタイトルは毎回てきとうって裏話

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