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バッタ駆除1

「アンチ・ローカスト」施設内。草の神が登壇した。

草の神を見上げるのはバッタ駆除に参加するメンバーたち。

バッタバスターズ。

えっと、この命名はガンテツだから。

オレじゃないよ。

草の神がオレを手招きした。

シュタッ。オレは草の神の傍に縮地する。

(ロボットの神ウノ。リモートビューイングを頼む。)

オレは、オレのステータス画面を目いっぱい広げ、

8つのリモートビューイング・スクリーンを映し出した。

サムライの神アルファからアドバイスを貰って実現した

偵察用ヘビ型ゴーレムの視覚共有だ。

8つのスクリーンのうち4つに、

大量の橙鶏がバッタを食べる様子が映し出されている。

橙鶏は凄い食欲だ。

勢いよくバッタをパクついている。

草の神が用意した橙鶏1万羽を5つのグループに分ければ2000匹。

橙鶏の移動と配置は草の神、料理の神マーチ、女神アイアの3柱が担当した。

(見ての通り、バッタの数が薄いところは橙鶏が食べてくれる。安心してほしい。)

草の神が言う通り4つのスクリーンは安心して見ていられる。

微笑ましいと思えるくらいだ。

しかし…。

(バッタの数が濃い4つの場所。我々の戦場は、そこだ。)

4つのスクリーンには超大量のバッタたちがひしめいていた。

草原であったはずの地面は黒い。

バッタとバッタのフンで埋め尽くされている。

ヘビ型ゴーレムが空を見上げると、空もまたバッタで埋め尽くされていた。

これが蝗害「ローカスト」か…。

・・・

オレとルーシィ、草の神はバッタバスターズに支給品を手渡す。

白衣、ゴーグル、マスクだ。

そして武器を持ってきていない者はガンテツの元に集合。

ガンテツが手製の武器を貸与する。

もちろん、オススメ武器はハンマー。

非力な魔法使いだったりして継戦能力に不安がある場合はマシンガン。

マシンガンを試し打ちしていたエルフたちが興奮して、

なにやら技術用語をまくしたてていたが、その対応はミラとイースに任せた。

バッタバスターズは5グループに分けられた。

▼グループ1

通称、バッタバスターズ・ハンマー。

ペットの神シロがリーダー、ただ君臨するのみ。

指揮が職人の神ガンテツ。

補佐がラビィ、モモカ、ユカリ先輩。

メンバーはドワーフ、兎耳族、鬼族のハンター、カムナビのプロレスラー。

シロと初めて接する者はリーダースキルコピーによって、

高速疾走、風魔法、氷魔法が使えるようになったことに驚くはずだ。

そして、ガンテツがぐるぐるハンマーしまくる恐ろしい姿を見て、

パシャッと液体が弾けるような音で飛び散るバッタに同情するだろう。

▼グループ2

通称、バッタバスターズ・マジック。

魔法の神ミラがリーダー。

補佐がセイヤ、オインク。

指揮が魔法の女神イース。

イースは懐妊しているが体調は良いので問題ない。

メンバーはエルフ、豚頭族、鬼族の魔法学校の生徒。

氷魔法使いがバッタの動きを止め、土魔法使いが落とし穴を掘り、

水魔法使いと風魔法使いがエアハンマーで落とし穴に押し込み、

土魔法使いが落とし穴にフタをして、火魔法使いと雷魔法使いが殺しつくす。

▼グループ3

通称、バッタバスターズ・ブレード。

サムライの神アルファがリーダーだ。

補佐がニンジャの女神ルーシィ。

ルーシィもイース同様懐妊しているが、

懐の小太刀マサムネの効果により体調は完璧とのことだ。

このグループのメンバーは30体の人型ゴーレム。

オレ、イース、アルファの3柱体制でスパルタ教育したものだ。

三重極大化したクリエイトゴーレムの魔法の場合、

学習しろという命令によって共有ライブラリが進化する。

「学習しろ」「アルファの型を真似ろ」

そんな命令によってアルファの剣技を習得したゴーレムたちの

デビュー戦の相手はバッタだ。

オレたち神々はゴーレムに負けていられない。

▼グループ4

通称、バッタバスターズ・クリンネス。

バッタには細菌ボルバキアが共生している。

ボルバキアの殺菌によってバッタがショック死することを狙う。

ガーベラがリーダーだ。補佐がルカ、たま、オレ。

ガーベラの「うてー」の命令に従い、

ルカとたまとオレが三重極大化した神聖魔法ディスインフェクションを

撃ちまくるというのが基本戦略だ。

▼グループ5

通称、バッタバスターズ・エクストラ。

リーダーは美青年の総指揮、草の神。

補佐が草の神の妻でメイド幼女である雨の神。

雨の神の友人で幼女である土の神、その夫の美少年の氷の神。

氷の神の妹で絶世の美少女である雪の神。

その夫である輝けるアダマンタイト宝石の神。

以上の超豪華ラインナップ。

あまりにも豪華なラインナップなので、

ミーハーな人(兎耳族や豚頭族や鬼族やエルフの一部)は、

このグループのメンバーになることを熱烈希望する。

メンバーの仕事はキャーキャー言うファン活動。

ファンがキャーキャー言ってれば、神々は調子に乗って活躍するので問題ない。

…らしい。

「なんやねん、それ。」

料理の神マーチの言葉だ。

オレもそう思う。

・・・

バッタ駆除の最初はグループ1~4が出動する。

グループ5は待機というか休憩。

「休憩なしはダメです。」

と女神アイアからのアドバイスがあり、

出動したグループの短時間の休憩とは別に、

まとまった休憩時間が取れるようにとのことで、そう決まった。

女神アイアは輸送係に徹する。

それで十分だ。

女神アイアは大規模な空間転移の使い過ぎだと思う。

…。

「それでは、みなさん。ご安全に!」

(とりぷるましきまいずどまじっく!ぐろーりーおぶごっですぷるーらる!)

「とりぷーまきまいまじまんじっく!ぐごーりーおんごっですぷるーらん!」

たまとガーベラが幸運上昇魔法を発動。

(でぃれいどまじっく・とりぷるまきしまいずどぐろーりーおぶごっですぷるーらる!)

「でぃれーどまじっく・とりぷーまきまいまじどぐごーりーおんごっですぷるーらん!」

たまとガーベラが遅延魔法として発動。

これで30分間、女性陣の幸運が約6万5千倍。

この場にいる女神は10柱で三重極大化が2つで16柱分。

2の16乗=65536(むごうござろう)

内訳は創世の女神アイア、アシストの女神ルカ、

ニンジャの女神ルーシィ、魔法の女神イース。

雨の神、土の神、雪の神。

休憩室から出てきた教育の女神エルザ、戦略の女神リリーナ、霧の神。

エルザ、リリーナ、霧の神はバッタ駆除は無理、

見るだけで恐ろしいと言うので出発挨拶のみの参加だ。

料理の神マーチの補佐として野菜の下ごしらえを担当する。

・・・

▼バッタバスターズ・ハンマーの初回出動結果。

怒涛のパワープレイでバッタを蹂躙。30万匹を粉々にした。

▼バッタバスターズ・マジックの初回出動結果。

さすがの火力中心。余裕のオーバーキル。35万匹を蒸し焼きにした。

▼バッタバスターズ・ブレードの初回出動結果。

圧倒するスピード。驚愕のオーバーキル。35万匹を切り刻んだ。

▼バッタバスターズ・クリンネスの初回出動結果。

清潔第一で30万匹をショック状態にした。

…。

初回出動の結果は100万匹の大虐殺。いいねいいね。

え?

計算が合わないって?

130万匹だろって?

ちっちっち。

クリンネスは30万匹をショック状態にしただけで、ほとんど殺してないから。

えっと。数匹は死んだ。ショック死しちゃった。

殺しつくしてはいないよ。

ほら、ガーベラは子供だからさ。

殺しつくしたら子供の教育に悪いからね。

え?そんな事、言ってる場合じゃないだろって?

バッタは5億匹なんだぞって?

うん…。

…実は、オレもそう思うんだけどさ。

ガーベラが可哀想だって言ってさ。

妻のルカも、たまも同調したし、オレだけ強硬に言えなかった。

これは仕方ない。

不可抗力だ。

それにさ。

出動1回で100万匹だろ?

1日に4回出動したと仮定して400万匹。

1万羽の橙鶏が食べるバッタが100万匹だとすると、

1日500万匹駆除できる計算。

5億匹なら100日で駆除完了だろ?

効率は悪くないよね(大嘘)。

…。嘘です。

ごめんなさい。

オレはダダ漏れだから嘘をつけない。

100日連続でバッタ駆除とか精神的に耐えられない。

もうちょっと何か工夫が必要だ。

1日に5000万匹以上を駆除して10日で終わらせる。

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