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12月
【12月】
部室の大掃除を終え、一息つく私たち。明後日から冬休みだ。
服部くんは、姫路城に模型の松を植えるのに忙しい。
「服部くんは、クリスマスの予定は何かあるの?」
「8歳の時。イブの夜に目を覚ましたら、お父さんがプレゼントを持って、枕元に立っていたんです。」
あー、サンタバレイベントか。切ないよね。
「そしたら、『幸多くんだね。私はサンタ。忙しくて日本に行けないので、君のお父さんの体を遠隔操作しているのだよ』、って言ったんです。」
...なんか思ってたのと違う。
「『バレてしまった以上、もう君のところには来られない。来年からはご両親にプレゼントを買ってもらいなさい』って。
酷くないですか? 身バレとプレゼント関係なくないですか? お父さんも勝手に操るし。
それから毎年、クリスマスはサンタを捕まえるのに忙しいんです。捕まえて文句言ってやるんです。」
ええと、これは流石にどこまで本気なのか迷うところだ。
ただ、一つ確信した。この子がこうなったのはお父さんが原因だ。
製造者責任、取ってくださいね?
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校舎を出ると既に街灯が付いていた。
「じゃあまた。冬休み明けにね。」
「冬休みが短いぃ〜!!学校は嫌じゃあ〜。」
毎日楽しんでるじゃない。




