↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
21/58

第2部  第二幕【 新しい世界、新しい玉座 】 第1章  異星からの使者、あるいは新たな玩具

評価ポイント、ありがとうございます。

ブックマークご登録、ありがとうございます。

ご感想をお寄せくださりまして、ありがとうございます。

【愛2部 第2幕 第1章 スタート!/毎日 7:30 更新予定です】

ご覧いただきありがとうございます。

~寵妃セレスティアが、夜空の星々を映すアメジストの瞳を光らせ、しとやかな挙措で一歩前に出ました。その思考はアーロンの意図を寸分たがわずトレースし、すでに次の展開への演算を完了させています~

それでは、最新話をお楽しみください!

星間連合の首都圏『グランド・エデン』を完全に我が帝国の領土へと書き換えてから数日。

首都の中心にそびえ立つ新たな宮殿の玉座の間で、アーロンは星々の海から寄せられる無数のデータグリッドを見下ろしていた。銀河の法はすでに書き換えられ、すべての星系は我が帝国の統治下にひれ伏している。

「アーロン様、観測ドームより緊急の報告です」

玉座の傍らに控えていた寵妃セレスティアが、夜空の星々を映すアメジストの瞳を光らせ、しとやかな挙措で一歩前に出た。その思考は私の意図を寸分たがわずトレースし、すでに次の展開への演算を完了させている。

「……何だ。また、かつての星間連合の残党が、無駄な抵抗でも企てたか?」

「いえ。我が帝国の領域外、隣接する『未知の星間領域アウター・マージン』の境界線上にて、不自然な空間跳躍反応を検知しました。……どうやら、私たちがこの銀河を制圧した波動を察知し、自ら『交渉』にやってきた者たちがいるようです」

セレスティアの言葉に、側近のルナが冷ややかな笑みを浮かべる。

我が帝国が宇宙の理を塗り替えたその余波は、すでに隣の銀河圏にまで届いていたらしい。

「面白い。俺の領土に足を踏み入れようというのなら、客人としての礼儀をわきまえているのだろうな」

私は玉座からゆっくりと立ち上がり、重厚なマントを翻した。

しばらくして、宮殿の謁見の間。そこに通されたのは、人間のそれとは異なる、全身を輝く結晶質の装甲で包んだ高慢な笑みを浮かべる異星の使者たちだった。彼らは独自の超高度テクノロジーを誇示するかのように、宙に浮いたホログラムの投影装置を引き連れている。

「――聞こえているか、星々の海を荒らす新参の覇王よ。我が名は『シリウス星間同盟』の特使カロン。貴様がこの銀河の法を書き換えたことは把握しているが、我々の領域に手を出すことは許されない。直ちにその侵略行為を停止し……」

特使の男は、尊大な態度で一方的な通告をまくし立てる。

だが、その傲慢な言葉は最後まで続くことはなかった。

「……停止、だと?」

私は鼻で笑い、右手を軽く掲げた。

瞬間、謁見の間の重力が数千倍に跳ね上がり、特使の男とその従者たちは、まるで目に見えない巨人に押さえつけられたかのように、同時にガシャリと床へとひれ伏した。

「ぐっ……!? この私が、一瞬で重力制御を……! 貴様、何をした……!」

「勘違いするな。お前たちがここにやって来たのは、交渉のためではない。我が帝国に新しい『領土のパーツ』を献上しにきた忠実な使者にすぎん」

私は冷徹な眼差しで、床に這いつくばる異星の特使を見下ろした。

【全属性変換】の魔力が私の掌から静かに溢れ出し、謁見の間の空間全体を黄金色の光で満たしていく。

「【全属性変換】――『シリウス星間同盟の傲慢な特使』を『我が宮殿の入り口を守る純白の石像』へ変換する」

「なっ……馬鹿な、身体が勝手に……! 光に、変わっ――」

特使の絶叫が、美しい結晶質の輝きへと変わる。

次の瞬間、謁見の間の両脇には、かつて高慢に言い放っていた異星の使者たちが、寸分たがわぬ精巧な芸術品――宮殿の門番を模した純白の石像となって永遠に固定された。

「お見事です、我が君主アーロン様。彼らの母星の位置も、すでに私の演算によって完全に特定されました」

セレスティアが完璧なタイミングで一礼し、冷徹な美しさを湛えた笑みを向ける。

ルナもまた、我が帝国の勝利を讃えるように深く頭を垂れた。

「よし。……全艦隊に出撃の号令を出せ。隣の銀河ごと、すべて我が帝国の庭園に書き換えてやる」

星々の海を揺るがす侵略の第二幕が、いま、静かに、そして圧倒的な暴力をもって幕を開けた。


©2026 [インフィニティ・G・イプシロン]. All rights reserved.

【読者の皆様へお願い】

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます!

少しでも面白いと思っていただけたら、ページ下部にある

**【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】**にして応援していただけると大変励みになります!

皆様からの評価一つひとつが、執筆の最大のエネルギーです!

応援のほど、何卒よろしくお願いいたします!

(次回更新は 明日 7:30 を予定しております。お楽しみに!)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。