↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
20/57

第2部  第一幕【 新しい世界、新しい玉座 】 第4章  お前たちが言う『秩序』とは、自分たちの都合のいいように他者を管理し、檻(おり)の中に閉じ込めるだけの枷(かせ)にすぎない

評価ポイント、ありがとうございます。

ブックマークご登録、ありがとうございます。

ご感想をお寄せくださりまして、ありがとうございます。


【愛2部 第1幕 第4章 スタート!/毎日 7:30 更新予定です】

ご覧いただきありがとうございます。

~アーロンの背後には、漆黒しっこくのドレスをまとい、絶世の美しさを放つ寵妃ちょうきセレスティアと、微塵みじんすきも見せない側近ルナが従う~


それでは、最新話をお楽しみください!

星間連合首都圏『グランド・エデン』の中央最高評議会室。

かつてこの銀河のあらゆる文明と星系を裏から牛耳ぎゅじり、絶対的な「星間法」によってすべてを管理してきた最高評議員たちの姿は、もはやそこにはなかった。

あるのは、冷え切った沈黙と、天井から降り注ぐアスガルドの黄金色の光だけだ。

「……これが、星間連合を束ねる者たちの末路か」

私は足音を響かせながら、白銀で統一された半円形の議場へと足を踏み入れた。

背後には、漆黒しっこくのドレスをまといい絶世の美しさを放つ寵妃ちょうきセレスティアと、微塵みじんすきも見せない側近ルナが従っている。二人の足音さえも、この空間においては我が帝国の絶対的な支配の足音と同義だった。

議長席の最奥で、かろうじて意識を保っていた星間連合の最高議長が、震える手で私を指差す。

「ま、魔物め……! 我々は星々の海に秩序をもたらし、混沌こんとんから銀河を守護してきたというのに……! 貴様のような独裁者に、この宇宙のことわりを狂わされてたまるか……!」

血走った目でそう叫ぶ議長の姿は、かつて地上で王国や聖王国が私に向けたものと全く同じだった。無知ゆえの恐怖と、自らの権力が崩壊することへの絶望。

「秩序、ねえ」

私は鼻で笑い、議長の目の前まで歩み寄ると、その肩にそっと手を置いた。

瞬間、議長の全身が黄金の光の粒子に包まれ、その体がピタリと動かなくなる。命を奪ったわけではない。彼の肉体と意識を、この議場の「玉座を飾る大理石のレリーフ」へと一時的に性質変化させたのだ。

「お前たちが言う『秩序』とは、自分たちの都合のいいように他者を管理し、おりの中に閉じ込めるだけのかせにすぎない。そんなものに価値はない」

私は振り返り、議場の全端末を接続するためのメインコンソールに手を触れた。

セレスティアが私の思考を寸分たがわずトレースし、星間連合が保有する全銀河ネットワークの接続コードを瞬時に構築していく。

「アーロン様、連合の全管理システムへのアクセスが完了しました。全星系に布告する準備はととのっています」

セレスティアがアメジストの瞳をかすかに揺らめかせ、妖艶ようえんな笑みを浮かべて告げる。

「よし。……全星系に向けて、この銀河の新しい法律を刻み込め」

私は掌の【全属性変換】の出力を最大まで高め、コンソールへと流し込んだ。

銀河全域に張り巡らされた数兆の通信網、すべての星のデータベース、あらゆる生命の端末や魔導ロジックに至るまで、そのすべてが我が帝国の黄金色の光に染め上げられていく。

『――これより、星間連合の統治権はすべて剥奪はくだつされる』

私の声が、宇宙の全星系、すべての惑星、すべての生命の脳裏に直接響き渡る。

『これよりこの銀河に存在するすべての理は、我が帝国――アーロンの言葉によってのみ定義される。逆らう者は領土の石材へとかえり、従う者は我が栄光のいしずえとなる。異存は認めない』

その瞬間、銀河の果てまで張り巡らされていた古い「星間法」の青白い光がくだけ散り、代わりに圧倒的で美しい黄金の秩序が、星々の海全体を包み込んだ。

抵抗の意思を示す者は誰一人として現れなかった。いや、抵抗する概念そのものが、我が帝国の【全属性変換】の前に書き換えられて消え去ったのだ。

「お見事です、我が君主」

ルナが深く一礼し、セレスティアが私の隣で完璧な忠誠の姿勢をとる。

星間連合の首都陥落。銀河の法は完全に書き換えられ、我が帝国の領域はついに一つの星から星々の海へとその版図はんとを大きく広げた。

「だが、これで終わりではない。……地図の端に見えている『次の銀河』の鼓動を感じるか?」

私は遥か彼方の暗黒の宇宙を見据え、冷徹で不敵な笑みを浮かべた。

すべての星々がひれ伏すまで、我が覇道の進攻が止まることはない。


©2026 [インフィニティ・G・イプシロン]. All rights reserved.

【読者の皆様へお願い】

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます!

少しでも面白いと思っていただけたら、ページ下部にある

**【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】**にして応援していただけると大変励みになります!

皆様からの評価一つひとつが、執筆の最大のエネルギーです!

応援のほど、何卒よろしくお願いいたします!

(次回更新は 明日 7:30 を予定しております。お楽しみに!)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。