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【変神(ヘンシン)】で俺の考えた最強ヒロインをプロデュース!…したはずが、彼女たちの熾烈な争奪戦のターゲットになってました!?  作者: のびろう。
第16章 輝け、私たちの銀河!絶望を砕く奇跡のプリズム

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魂のプロデュース!五色の愛が星喰らいを蹂躙する

純白のドレスと黄金の鎧を纏い、五色の光の翼を背負った究極の戦乙女が天高く飛翔した。

彼女の姿は、王都を覆う絶望の暗雲を一瞬にして浄化し、青空を取り戻していく。


「あれが、私たちのプロデューサーを傷つけた元凶……!」

「絶対に許しませんわ……宇宙の塵にしてさしあげますわ!」

リゼットとルージュの怒りが、プリズム・ナイツ・アルティメットの胸の内で激しく燃え上がる。


巨大な光の軌跡を描きながら、アルティメットは一瞬にして大気圏を突破し、漆黒の宇宙空間へと到達した。

眼前にそびえ立つのは、星そのものを喰らい尽くす異形の超巨大母艦である。

母艦は、自らを滅ぼし得る異常なエネルギー体の接近に気づき、無数の砲門を一斉に展開した。

雨あられと降り注ぐ破壊光線が、宇宙空間を赤黒く染め上げる。


「無駄よ、そんな攻撃は私たちには届かないわ」

クラウディアの冷徹な声と共に、アルティメットが五色の光剣を一閃する。

それだけで宇宙空間に絶対零度の嵐が吹き荒れ、迫り来る破壊光線を全て完全に凍結させて砕き散った。


「さあ、ここからはわたくしたちのターンです!」

エミリアの慈愛に満ちた声が響き渡る。


「主殿の痛み、その身に刻み込むでござる!」

菖蒲の鋭い叫びと共に、アルティメットの姿が宇宙空間からふっと掻き消えた。

次の瞬間、超巨大母艦の装甲の真上に光の戦乙女が顕現する。

アルティメットの放つ圧倒的な神聖波動が、触れるだけで強固な母艦の外部装甲をボロボロに崩壊させていく。

星喰らいの母艦は恐怖したように巨大な触手を無数に伸ばし、アルティメットを捕食しようと襲いかかった。


「遅いわね、そんな鈍足で私たちを捕まえられると思っているの?」

リゼットの嘲笑と共に、炎と雷を纏った光剣が鮮やかな軌跡を描く。

巨大な触手群はアルティメットに触れることすら叶わず、根元から瞬く間に切断され、宇宙の塵となって消え去っていった。

圧倒的だった。

かつて王都を絶望のどん底に叩き落とした星喰らいの軍勢が、たった一人の戦乙女の前に為す術もなく蹂躙されていく。


「アルト様の愛で満たされた私たちに、敗北の二文字は存在しませんわ!」

ルージュの歓喜の声が響き、五色の光翼から放たれた無数のレーザーが母艦の表面を蜂の巣に変えていく。

だが、追い詰められた巨大母艦は、星の核を直接抽出した最大火力の主砲のチャージを開始した。

宇宙空間そのものが赤黒く歪み、全てを無に帰す極太の破壊光線が放たれる。


「みんな、力を合わせるわよ!」

リゼットの号令で、アルティメットは光剣を構え、真正面からその破壊光線と激突した。

光と闇のエネルギーが衝突し、凄まじい衝撃波が星々の瞬きすらも掻き消していく。


「くっ……なんて重たい一撃なの……!」

「でも、絶対に押し負けたりしませんわ……!」

クラウディアとルージュが歯を食いしばる。

五人の少女たちの力を結集してもなお、星喰らいの最後の足掻きは凄まじく、光の剣が少しずつ押し戻されそうになっていた。

極限状態の中で、彼女たちの意識がほんの少しだけ揺らぎかけたその時だった。


『……下を向くな、僕の最高のヒロインたち』

彼女たちの魂の奥底に、聞き慣れた愛おしい少年の声が響き渡った。


「アルト……!」

「アルトさん……!」

「アルト様っ!」


工房の瓦礫の中で意識を失っているはずの私が、精神世界を通じて彼女たちに直接語りかけていたのだ。


『君たちの輝きは、そんなものじゃないだろう。敵の力は確かに巨大だ』

『だが、君たち五人の想いが重なった時、超えられない壁なんてこの宇宙には存在しない』


私の言葉が、彼女たちの魂に温かい力を注ぎ込んでいく。


『さあ、見せてやれ。悪の組織のシナリオを書き換える、僕たちの最高のハッピーエンドを!』

『これが、プロデューサーとしての最後の演出指示だ!』


私の魂からの叫びを受け取った少女たちの心に、限界をさらに超えた無限の力が湧き上がった。


「ええ、分かったわアルト……私たちの愛の力、宇宙の果てまで見せつけてあげる!」

リゼットの瞳に、太陽よりも熱い情熱の炎が宿る。


「あなたの描くハッピーエンドに、これ以上の障害は不要ね」

クラウディアの瞳に、銀河の星々よりも美しい氷の決意が宿る。


「わたくしたちの光で、この絶望を完全に浄化してみせます!」

エミリアの瞳に、全てを包み込む慈愛の翠光が宿る。


「主殿の御心、しかと受け取ったでござる!」

菖蒲の瞳に、闇すらも切り裂く漆黒の忠誠が宿る。


「アルト様との愛の共同作業、誰にも邪魔させませんわ!」

ルージュの瞳に、宇宙を震わせる紫電の恋心が宿る。


五人の少女たちの心が、私を中心に完全に一つへと溶け合った。

アルティメットの全身から、これまでとは比較にならないほどの莫大な虹色のオーラが噴き出す。


「「「「「アルティメット・プリズム・バーストッ!」」」」」


五人の声が重なり合い、光の剣が天文学的なサイズへと巨大化する。

赤黒い破壊光線を真っ向から切り裂き、そのままの勢いで巨大母艦を完全に両断した。

断末魔の叫びを上げる間もなく、星喰らいの母艦は宇宙空間で眩い閃光と共に大爆発を起こす。


爆発の余波すらもアルティメットの光の翼が全て吸収し、無害な光の粒子へと変えて王都の大地へと降り注がせた。

それは、絶望を完全に粉砕し、圧倒的な力で悪を蹂躙した奇跡の勝利だった。


「……ふふっ、見事だよ、僕のプリズム・ナイツ」

精神世界の奥底で、私は愛しい彼女たちの勝利を見届けながら、静かに微笑んだ。

そして、僕の意識は今度こそ、温かい光に包まれて深い眠りへと落ちていった。

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