宴の始まり
ごめんなさい、なんかめっちゃホラーになりましたw本来もっと明るい感じで主人公たちが無双するはずが相手視点かいたらただのホラーになっちゃったw
あとこの小説ほのぼののタグあるのに全くほのぼのじゃないと思ったそこのあなた!作者もそうおもいます。まぁ後半で人が増えてきたらほのぼのするんで許してください
さて、宴を始める前にある物を貰っておかないと……
このゲームではフレンド同士なら等く離れていても通話することが出来るフレンドコールと文字のやり取りができるフレンドチャットがある。
俺はフレンド欄に一人だけいる人物にフレンドコールを飛ばす。
数秒もしないうちに反応があったので早速要件を言う。
「かわいい義妹よ、例の物よこし下さいませ」
「おにぃ…口調おかしいよ?変なもんでも食べた?あ、元からか!」
「辛辣な一言ありがとう☆…で?できてるか?」
「おにぃが始める1週間前から頼まれてるからね、流石に出来てるよ~この世界だと20日もあったからね~」
「なら、早速ほしいんだが始まりの街に来れるか?」
「え?もう始めるの!?」
妹にはあらかじめ、魔物を進化させて、遊ぶという話はしてあるので要件を言わなくてもしっかり理解してくれる。
「まぁな、フォレストウルフの進化系で遊ぼうと思ったのに何故かユニーク個体生まれたし~今の俺を瞬殺できるくらいには強いよ~」
「へぇ~おにぃまだ始めて5時間くらいじゃないの?よくユニーク生まれたね?」
「まぁ、たまたまだけどな、そもそも今日は宴を始めるつもりなかったんだよ、フォレストウルフを通常進化させて初心者狩るつもりだったのに……」
「そうなんだ~じゃあなんで始めようと思ったの?」
「ユニーク個体の強さが分からなかったからな暫くは放置してみたんだが割と強いし使えるかなって…上級職やれるくらいの力あるし」
「まぁそういうわけだからよろしく~」
「えぇ~おにぃがこっち来てよ~」
「妹よ、いくらお兄ちゃんでも最前線の場所にはいけないよ……」
「しょうがないなぁ」
★
始まりの街には大きな噴水があるのでそこを集合場所にして、30分ほど待つとお目当ての人物が歩いて来た。
プレイヤー名〈そらね〉
妹のプレイヤー名である。
俺と同じような見た目をしており、髪は白、目は右目が赤で左目が黄色になっている。
「よし、始めようか……じゃ、頼んでたのちょうだい!」
「はいはい、これが頼まれてた、魔法銃のハンドガン型でこっちがスナイパーライフル型、一応ハンドガンはおにぃのスタイルに合わせて二丁用意してあるよ!ついでにMPが切れた時の事を考えて実弾3000発用意してあるよ~」
そう、妹に頼んでいたのは魔法銃である、MPを消費することで魔法の弾を撃ち出す魔道具である。また改造を頼んであり実弾も撃てる。
「威力はどのくらいだ?」
「まぁ一応最前線の素材使ってるからそれなりにあるよ~ハンドガンならMP10も使えば中級職の頭吹っ飛ぶんじゃないかな?まぁ30くらい籠めれば上級職でも死ぬと思うけど……スナイパーの方は最小の威力でもMP100は使うけど特級くらいならやれると思うよ~」
「おけおけ、結構やばい性能してるんだな…流石覚醒職ってとこか……」
「褒めても何も出ないよ~」
「あれ、そういえば掲示板見たけどそらちゃんの名前でてなかったなぁ?どうやって隠してるんだ?エクストラユニークジョブも世界に一人しかいないって言われてたし……」
「あぁ、あれね!ユニークジョブにランクアップしたらワールドアナウンスされちゃうんだよね……覚醒職になった時もワールドアナウンス入るし…だから偶にあるメンテナンスで全プレイヤーが落とされる1秒前くらいにランクアップすることで、だれも私がエクストラユニークになったか分からないんだよね~覚醒職も同じことをしただけだね」
「へぇだから名前が挙がってなかったのか……」
(まぁおれが使う事はないだろうから知ったとこで特にだが……)
「さて、そろそろ行くか~あらかじめ掲示板でガルムに進化したことを伝えて、討伐部隊組むように誘導しといたからあと数分もすれば討伐部隊が[始まりの森]に入るだろうし、おまけで察知範囲200mで伝えてあるから油断してくれたらいいな」
「下級職で上級職を狩ろうって発想よく出るよね……」
「そらちゃんは来ないとは思うが超級職、覚醒職が来たらよろしく」
「いいけど、流石にティナは止められないよ?私もエクストラユニークで覚醒職ではあるけど、大前提として私生産職だし……」
「まぁ、それはしょうがないがそもそもトッププレイヤーが始まりの街なんか来ないだろ……やべ、これフラグか?」
「ティナが来たら全力でおにぃに押し付けてやる……」
まぁ流石に大丈夫だよな……?
★
☆とある上級職視点
「これから討伐作戦を始める!」
特級職、騎士長のリアムがそう声をあげ、ガルム討伐作戦がはじまる
この作戦は遂30分前に掲示板で書かれたジェノサイダーウルフの進化の情報を元に建てられた作戦だ。
なんでもジェノサイダーウルフがガルムという魔物に進化したらしい……情報提供者は下級職の魔法使いで200m先にいたのに一瞬でやられたということだった。
そんな魔物を流石に初心者が行く場所に放置はしておけないということで大規模な討伐部隊が組まれた。
ユニークモンスターの三回目の進化という事は強さは60レベル相当という事で上級職を中心に特級職も何人か集められた。
参加人数は60人であり六人パーティーが計10組である。
作戦が始まり臨時で組んだパーティメンバーと森の中を進んでいく……すると知り合いらしき二人が話始める。
「この人数は多くないか?」
「まぁ何があるかわからないからな……ガルムが何らかの特殊なスキルを持ってるかもしれないし多いに越したことはないだろ……」
「そうだな」
今回の臨時パーティーは殆どがソロ同士で組まされているため会話が弾まない…二人組も自分たちしか話していない状況に気まずくなったのか押し黙ってしまう。
会話がないせいか木が風で揺れる音がよく聞こえる。
そんな静かな空間で異変は既に起こっていた。
二人組が前を歩き、俺がその後ろを歩いていた。残りの三人は後ろについてきている、そう思っていた。しかし会話がないにもかかわらず後ろから足音が一切聞こえない……
後ろを振り向くと三人は30mくらい後ろにいた。
いや、あった……三人は既に死んでおり物言わぬ骸と化していた。このゲームは時間が経たないと死体が消えない。
死体が消えるまで約1分……つまり1分以内に音もなく殺されていたのだ。
「な!?いつやられた!?戦闘の音も悲鳴もなく一瞬でやられたのか!?」
すぐさま二人組に報告しなくてはそう思い後ろを振り向いていた首を前に戻すと既に首から上が無くなった二人がいた。
「やぁ、静かな森だと思わない?」
「っ!!……お前か?5人をやったのは?」
唐突に現れた男……見た目は魔法職のローブを着て、フードをかぶっていた。顔はフードのせいでよく見えない……
「うん、ちょっとしたお試しでねぇ……」
そういいフードの男が取り出したのはハンドガンだった……
「銃だと!?この世界に銃があるのか!?」
今まで銃の武器があるなんていう情報は聞いたことがなかったその為、遂大声で反応してしまった。
「あれ?銃ってないのぉ?」
「これまで使っているのを確認したことがない……」
「え、まじ?そらちゃんよく作ってくれたなぁ……」
フードの男がぶつぶつとそういうのが聞こえた。そらちゃんなる人物があの銃を作ったのだろう
そして一つ銃を使っているなら気がかりなことがある。
「しかしどうやって仲間をやった!?銃声なんて聞こえなかったぞ?」
そう音がなかったのだ。銃と言う物を使っているなら聞き漏らしなど起こりえないと言うのに……
「魔法銃だからねぇ!あくまでMPを撃ち出してるだけだから火薬のおとなんてしないよぅ!さぁて、そろそろ味方が恋しくなったでしょう?すぐに後を追わせてあげますよぅ!」
魔法銃そんな武器が存在するのか……
いろいろはなしを聞きたいところだがどうやら話はここまでらしい……
「あ、そうそう死んだら掲示板でもなんでもいいから他のプレイヤーにこう伝えてよぉ……私は狂人この世界のラスボスだってそう言っていたってねぇ!」
ラスボス?こいつは何を言ってるんだ?おまけに狂人だと?
今まさにやっている行動は確かに狂人そのものだが……
わけのわからないことを言われ頭が混乱する
しかし一つ言えるのは
「なるほど、死んだらか…死ななかったら?」
その言葉と共にすぐさまスキルを発動させ逃げる
【韋駄天】20秒間移動速度が3倍になる
そのスキルのおかげでフード男から500m近く距離を置くことに成功した。
予想外だったのはフード男が一切追いかけてこずハンドガンも撃ってこなかったことだ。
奴は未だに先ほど会話した場所から動いていない!流石にハンドガンでこの距離を狙うのは不可能だ……早く他のパーティーと合流してこのことを伝えなくては……
「え?」
気づいた時には既に体に大きな風穴が空いていた……
そして俺の意識は落ちた。
★
「ふむ…そらちゃん結構やばいの作ったなぁ…」
結構な威力があるのにも関わらず音が出ない、下級職で上級職のパーティーを簡単に壊滅させられるのはやばい
「まぁそんなことは使う前からわかっていたが……」
ガルムの方はどうなってるかな?ちゃんとレベル上がっているか?せっかく餌を与えているのだから少しは成長してほしいものだ…
今回の宴の目的はとある称号獲得と今後も使うであろうガルムの成長そして、俺が人類の試練になるという目的のはじめの一歩
知名度がないと意味ないからね!
さて、称号獲得まであと14人……
さくっとやっていこうか……




