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[始まりの森]の様子見

前回の話でSP追加すんの忘れたので編集しときました。


僅か1時間でランクアップしてしまった……どうやら予想以上に経験値10倍の恩恵は大きいみたいだ……

ここでずっとレベルを上げてもいいがスライムで上げるより他のモンスターで上げた方が絶対にいい……


(いくかぁ[始まりの森])


[始まりの森]を選らんだ理由は正直ジェノサイダーウルフに興味があるのと、フォレストウルフの経験値が美味しいからだ。


まぁ8割近くはジェノサイダーウルフへの興味なんだが……


そもそもフォレストウルフはランクアップしたおかげで簡単にやれるだろうしそこまで気にしてない、ジェノサイダーウルフの見学ついでにやれたらいいなぁ程度である


★


という事で[始まりの森]に来たんだが、色んな場所に血が飛び散ってるんですが……

所々に腕や足が落ちている。


(このゲームリアル追求しすぎて普通に血とか出るからなぁ……)


おそらく何百人と死んでいるのではないだろうか?

葉っぱが真っ赤に染まっているが、血が乾いている

おそらくここで大虐殺が起きてから1時間以上は経っている。丁度俺がスライムと戯れているくらいか……


血で地面が濡れたせいで地面が柔らかくなった跡がある……そしてぬかるんだ地面にジェノサイダーウルフの足跡らしきものが森の奥に続いている。

正直この後見つかって殺される未来が見える、だがデスペナルティはない為ためらいなく進んでいく


森を20分ほど進むと戦闘の音が聞こえてきた。


「リンドは挑発を使ってヘイトを集めろ!ミリアはリンドに回復!俺とアーシャで攻撃する!」


どうやら4人パーティーがジェノサイダーウルフと戦闘している様だった。

俺が出て行ってもしょうがないので、遠くから観察する。


【鑑定】を使いジェノサイダーウルフを見るとそこには……


ジェノサイダーウルフLV29


と言う文字が見えた。

あれ?まずくね?


見たところ戦っているパーティーは全員上級職と思われるそんな奴らがもし負けてしまった場合間違いなく進化する…

それはそれで面白そうではあるが……


そう思いひたすら観察を続ける。4人の連携はすさまじくタンクと回復役がしっかりしている為なかなか安定して戦えている。

しかし、リーダーらしき剣士の男と魔法使いの女の子の火力が低いのか、ウルフの固い毛皮に阻まれている。おそらく火力が足りないのではなく毛皮が相当固いと思われる。


「うーんこれはまずいかな?」


そして、観察を始めて20分ほど経った時予想通りの事が起きる。回復役の女の子のMP切れである……

アイテムで回復していたみたいだが、どうやら無くなったみたいだな……


そこからの展開は速かった、タンクの男は回復が無くなり即座に落とされた。そして回復役の女の子もその10秒後には死に戻った。

その二人が落ちたから諦めたのか、リーダーと魔法使いが微動だにせず喰われ死に戻っていった。


戦闘が終わりジェノサイダーウルフの体が光に包まれる。進化が始まるのだろう……

光が収まるとそこにはジェノサイダーウルフの時より二回りは大きくなった巨大な狼だった。


【鑑定】で種族名を確認する。


ガルムLV30


血の狼で予想していたが、ガルムになったか……


ガルムとは北欧神話に登場する冥界の番犬だ、胸元は血で赤く染まっており、その血は死者たちの血と言われている。


【鑑定】のレベルが上がりました!


ガルムを鑑定したからか、【鑑定】のレベルが上がった。鑑定のレベルが上がったことでHPも見えるようになったみたいだ。


そして見えたHPは8400という絶望的な数値だった……

さて、帰るか!あんなのどうしようもできん!


始まりの街に帰ろうと後ろを振り返ると【直感】に反応があった


すぐさま、首を傾けると先ほどまで頭があった場所に巨大な爪が通る


「いやいや、嘘だろ!?」


戦いの音がしてから俺は300mは距離を離して観察してたんだぞ!?【鑑定】をした時も300mは離れていた。


俺が後ろを向いた一瞬でその距離を詰めたのか!?


そう思った時には俺の首は飛んでいた。



★


あれはやべぇな……


ガルムになって索敵能力が上がっている。あの索敵能力の高さなら〔始まりの森〕全土が索敵範囲になっていておかしくない


もしそうなる、始まりの森を完全に閉鎖しとかないと被害者が増える一方だ……




だがそれでいい!そろそろ頃合いである!




俺は昔から同じことを繰り返すという退屈なことが嫌いだった。毎日毎日学校と言う場所に向かい、将来役に立つのかも分からない無駄なことを教えられ。

若い間にしかできない遊びと言う物の時間を削られる。


退屈な日々と言うのは結局のところ時間の無駄の事である。


今例に挙げたことで言うと勉強などを時間の無駄と言ってはいるが、そう思ったのは俺個人であり他の人はそう思わないかもしれない。

しかし時間と言う物は等しく失われている。退屈に感じようと必要だと感じよう時間は同じく流れている。


勉強すればいい会社に入れる?頭が良ければモテる?


そんなわけがない


努力したから報われるわけでない、頭がよくても顔がよくなければ意味がない。世界と言うのはそう出来ている。

それこそ社会に出て使うかもわからない歴史と言う物が証明している。本当に時間の無駄である。


だから俺は退屈な日々が大っ嫌いだ、普段と変わらない毎日に何の意味がある?


毎日毎日同じことを繰り返し、時間を無駄に浪費しつまらない日々を繰り返すそこに成長と言う物は存在せず人は変わらない、だから俺が人を成長させる。つまらない日々を変えさせる。


人の成長と言うのは苦難を乗り越えた先にあると俺はそう思っている。

人は今までできなかったことを克服した時に成長を感じる。どのゲームでもそうだ。


RPGならば勝てなかった敵に勝った時、FPSなら上がれなかったランクまで上がれた時、音ゲーなら難しい曲が出来た時

そうやって、初めて出来た時に人は自分の進化を実感する。

自分の努力を肯定する。成長をする。


だからこそ俺が俺自身が苦難であり試練になる。

このゲームを始める前からそう決めていた。


そしてこのリアルな世界ならそれが出来る。


だからこの事件をその始まりにしようと思う


フォレストウルフと言う雑魚をわざわざ進化させたのだからうまく使う!俺がこの世界の試練になる!!



★



あのガルムは俺が”わざ”とトレインして育てたフォレストウルフである。それが分かったの理由は俺が目の横に付けた傷があったからである。

俺はゲームを手に入れる前から【Freedom Real Online】についてはある程度調べてあった……

だから進化することを知っていた。


初めからトレインでフォレストウルフを進化させるつもりだったのだ。その後にユニーク個体になったとは正直想定外の事態ではあったが……


俺がフォレストウルフと初めて会った時感じたのは、やろうと思えばやれるだった。

もともとリアルで体を動かすことが多かった為動体視力は高かった。

だから倒すこと自体は簡単に出来たのだ。


しかし経験値十倍でレベル差6ある相手に勝ってしまうと確実にレベルが10になりランクアップしてしまう…


ランクアップした状態でトレインをしてしまうとわざとやっているのがばれて通報されかねない……流石に始めたばっかで通報されて賞金首になるのは勘弁だ……


だからレベル1の状態で、叫びながらひたすら走り回っていた。そうすることで周りからもただ逃げ回っている害悪初心者の様にしか見えないからだ。


想定外の内の一つだったのが【魔物使い】のユニークジョブである

【魔物使い】のユニークジョブの獲得条件はたとえ調べようと情報規制がされているためわからない。

だからシステムアナウンスが流れ動揺してしまった。

まぁ最後に俺自身を食わせることで進化させれたのだからいいのだが


さて、準備は整った……


「宴を始めよう!!」


かつて狂った人


狂人(クルト)と呼ばれた狂人(きょうじん)が動き出す……






くっそどうでもいい話します。よく見てる実況者がゼ〇ダのブ〇スオブワ〇ルドやってたんで、自分も始めたんですが、一部のストーリーが切なすぎてなんか悲しくなりました…おかげでちょっと鬱になってます。


この話のタイトルは始まりの森の様子見となっていますが、本当に見たかったのはジェノサイダーウルフの様子でした


ここまでが初めにやりたかった流れですね!


因みに主人公は下調べはしていましたが、始まりの森の仕様変更を教えられなかったため禿と切れていました。

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