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カミ☆つきッ!  作者: 折空想乃香
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『恋のきゅーぴっど♡』 作者:からな

「からなちゃん!これよかったら食べてよ~!」


「えぇ~!ありがと~!」


「からなちゃん!今朝たまたまこれ見かけてさ。からなちゃん好きだったよなぁと思って。」


「えぇ~!うれしぃ~!」


「からなちゃん!この前言ってたやつ買ってきたよ!」


「えぇ~!ほんとに~!」


あいさつと共にあたしの机に積み上げられていく無数のお菓子。

あいさつには営業天使スマイル。お菓子にはガチ天使スマイル。


この風景は基本毎日。いつものようにこうしてみんなお菓子をくれる。


そう。あたしにとってはただの奴隷。

みーんなあたしの可愛さに媚びるのです♪


ただ唯一媚びない存在がひとり。


天河彩希。ほんっっっとに媚びない!!ぜんぜん媚びない!!

しかも昨日から転校してきたれいさたんのせいでなんかいい感じにあのふたりなっちゃってるし!


まわりではぴーぴーなんか鳴いてるけどこの環境で身に着けた『秘技・無意識スマイルあいづち』をかます。


はぁ...なんでみんなとクラス違うのかなぁ。

こんなんならもすこーし、れいさたんと委員長とお話してればよかったなぁ...。


「はいはいはいどいてくださーい!」


...ん?なんか廊下がさわがしいなぁ。


「彩希様、倒れたらしいよ。」

「え、うっそ!どうしちゃったの!」

「なんか隣のクラスの委員長の頭突き喰らったとかなんとか...。」

「なにそれ。大丈夫かなぁ。」


めっちゃおもしろそう!!!!

てことは、あっきーと委員長が保健室に運ばれてるのかな?


ちょっと廊下いってみよっと。


「あ、からなちゃん、どこ行くの?」


「えっ?あ、ちょっとね~(いちいち話しかけんなよ!)」


「暇だしおれもついていくよ!」

「あ、俺も俺も~!」


「えーいいよぉ~チッ」


「どこ行くの~?」

「あ、ひょっとしてトイレ?」


「は?」


「え、あ、いや、ご、ごめん!」

「い、いっといで~!」


「ごめんね~、またあとでお話しよーね♪」


終始笑顔は絶やさずに軽くあしらう。

これぞあたしの流儀!!


れいさたんならこういう時ずばっというんだろうなぁ。

そういうとこはかっこいい。何にも媚びないのはすごいなって思う。


というか早く行かないと!たのしそーなことが終わっちゃう!


「彩希...。」


「およ、れいさたん!」


廊下に出るとれいさたんが保健室に担架で運ばれていくあっきーと委員長を心配そうに見送っていた。


「ほよー...れいさたんもそーいうお顔をするんですなぁ...にやにや。」


「からかわないでくれるかしら?...で、どうしたの?野次馬??」


「そっ!ただの野次馬からなたん!!

でもぉ...たのしそーなことおもいついたんだぁ...♪」


「なに。あまりいい予感はしないけれど。」


「保健室に忍び込んでふたりにイタズラ大作戦!

委員長はあっきーにウルトララヴだからねぇ~、あたし達で応援するのだぁ!」


「なッ!?バっ!すッッッ!?」


「...え?」


れいさたんがれいさたんとは思えないれいさたんらしからぬリアクションをとった...!


「し、しつれい、とりみだしたわ...。そうね。それはいいわね。早速いきましょう。ええそうしましょう。」


あぁこれは...察し、ですな~♪

やっぱあっきーはモテるなぁ。

でもれいさたんは意外。そういうの興味ない人だと思ってたのに。


「何をにやけているのよ。気持ち悪い。」


「ひっどいな~!ちょー美少女だよ~??」


「そうだね!たしかにからなたんは超ロリ属性だね!!」


「「!?」」


どこからともなく現れたのはあっきーの親友(自称)伊藤彰。

性格には難アリまくりだけど悪いヤツじゃない。


あっきーは学園中の女子からモテる。

すなわちそれを妬む男子もいる。


本人は自覚ないかもだけど男子間ではけっこう煙たがられていたり。


そんな中、彰くんは自ら親友なんて名乗るくらいだし。

まあ性格には難アリまくりなんだけど...。


「何をしにきたのかしら?」


「いい質問だね零紗ちゃん!!当然親友の危機を案じてきたんだ!!」


「おぉ~さすが親友(自称)!!」


「だろっ!!」


「どうでもいいけど、はやく行きましょう。」


「「はーい!」」


れいさたんはあのふたりがふたりっきりなのが気になってしょうがないんだなぁ...♪

かわゆす!!れいさたんかわゆす!!!!


いやぁしかしあっきーはモテまくりだけど、いつかはケリつけないと大変だろうなぁ。

個人的には委員長を陰ながら応援してきたけど、ここで大穴れいさたん登場だもんなぁ。

どーしたものかなぁ...。


「夏羅那。着いたけれど...何をする気?」


「おぉっ!じゃあ早速お邪魔しまぁーす!」


「お。先生もいないし忍び放題だな!!」


「貴方たち、声が大きいわよ...!」


あっきーと委員長はベッドに運びこまれていた。

あ、もちろん別々のね?


「さーてーとー。まずは委員長のシャツのボタンをあけます!!」


上から1,2,3...4こ!!!!


「うっほおおおぉ!!」


「死ね変態。」


後ろでれいさたんが彰くんに回し蹴りをかますのをよそに保健室に忍び込んでふたりにイタズラ大作戦の準備をする。


「で、あっきーが起きた時に隣が気になっちゃうようにカーテンを少し開ける!

あとは起きるのを待つのみ!!」


「待つのは面倒だからさっさと起こしましょう。」


と言ってあっきーの顔を思いっきりビンタするれいさたん。


「なんと大胆!!」


「早く隠れるわよ。」


「ラッキースケベ希望です!!」



そしてこの後は...。



「わ、わたし先、もどるねっ!」


「彩希...男(笑)」

「あっきーどんまい!」

「さすがボクの親友だね!」


「お...おめえらのせいだろうがぁぁぁぁぁっ!!!!」



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