8.4 自首者の証言
「三分経った」
「わ……わたし、あと一つだけ質問が……」
「また今度ね」
カックリーは既に文書館の奥深くまで歩いていき、指を鉄灰色のアーカイブボックスの列に滑らせていた――まるで銃手が弾倉を点検するかのように。
「まず私たちが必要なものを出して。土銃重工、腔線省次官、在任中に承認した全ての建築プロジェクトの原案件。それから四人の容疑者の――」
「人事記録、分かってる。あなたたちが来る前に、もう用意してあった」
彼女は振り返り、文書館の一番奥の書架へ向かって歩き出した。歩幅はさっきより少し速くなっていたが、それでもとても軽かった。
尋夢は彼女の靴に気づいた――黒い丸い先の平底靴で、靴の表面には腔線も薬莢の装飾もなかった。これは彼がガントピアに来てから初めて見た「普通」の靴だった。
彼女はその書架の前で立ち止まり、つま先立って、一番上の段から三つのアーカイブボックスを取り出した。動作はとても遅く、とても慎重で、まるで古い信管を解体しているかのようだった。
そしてまたしゃがみ込み、一番下の段からさらに二つの分厚いボックスを引き出した。五つのボックスを重ねて抱え、振り返って歩いて戻った。
「これが土銃の在任中に三回以上差し戻された全てのプロジェクトの案件ファイル」彼女は一番上の二つのボックスを机の上に置き、関節で蓋をトントンと叩いた。「下のが四人の容疑者の人事記録。一番下のは――」
彼女は一瞬言葉を止め、カックリーを一瞥した。「死者の私人通信記録。これは本来うちの館の管轄じゃない。私が腔線省の文書室から取り寄せたの。ちょっとした……手段を使ってね」
「どんな手段だ?」
マグシンの顔がまた少し赤くなった。「カックリー・ライフリング・トリガーフィールドが欲しいって言ったの」
「私の名前を使ったのか?!」
「あなたの名前は使いやすいから」
尋夢は思わず笑い声を漏らした。カックリーが振り返って彼を睨む。逆立った灰白色の髪が灯りの下で怒り狂った綿菓子のように見えた。
「何笑ってんの? 早く書類を見なさい!」
すぐに一番上のボックスを開けた。中には黄ばんだ羊皮紙の束が入っており、どの紙にも腔線省の赤い印章――交差した二丁のライフル、その上に五芒星――が押されていた。一番上の紙の表題はこうだった。
『撞針市第七弾倉区改造工事承認案件(第三次差戻通知)』
差戻し理由の欄:「設計図の腔線曲率がガントピア建築美学基準第37条第2号に適合しない」
その紙を引き出し、後ろの添付資料をめくる。添付資料は薬莢・抛窓が提出した異議申立書で、びっしりと三頁にわたって書かれていた。どの頁の端にも繰り返し折り曲げた跡があり、一部の字は水染みでにじんでいた――もちろん水とは限らないが。
「曲率データは?」
「ない」マグシンは既にフロントの後ろの椅子に座り直していた。「差戻通知には『基準に適合しない』としか書かれていない。具体的な数値はない。これは承認手続きにおいて違反だ――差戻しの際には、申請者が修正できるよう具体的な技術的パラメーターの欠陥を明記しなければならない。しかし土銃はこんなことは一度もしなかった。彼がプロジェクトを引っかけたいと思えば、曖昧な理由を一つ見つけて、そしてどこが悪いのか教えない。あなたが一版修正して持っていくと、彼は『ダメだ』と言い、別の理由でまた引っかける」
「監査はないのか?」
「彼を監査するのは『腔線省監査課』。監査課の課長は土銃の義弟だ」
「……」
「ガントピアでは、権力は権力だ。弾丸は誰を撃つべきか問わない。銃は何回引くべきか問わない。土銃のような人間はどこにでもいるが、彼は他人より賢かった。彼は現金も受け取らない、弾丸貨も受け取らない、痕跡を残せるものは一切受け取らない。彼が受け取っていたのは――」
「情報だ」マグシンが引き継いだ。「誰かのプロジェクトが引っかけられると、その者は競争相手の内情を彼に教えなければならない。彼は金を取らない。秘密を取る。そしてその秘密は彼が他人を引っかける材料になる。七年間、彼の手元には腔線省の半分の黒歴史が溜まっていた」
「『左輪市政庁回転機構大修繕案件』の承認記録について。この案件は死者の予定表にあったはずだ――事件当日の午後に彼が承認したプロジェクトの一つだ。その記録の承認結論は『通過』だが、その下にある技術評価報告書には『重大な安全上の欠陥があり、差し戻すことを勧告する』と書かれている。私はこの二つの書類を並べて比較したところ、承認結論の日付が技術評価報告書の日付より三日早いことを発見した」
「彼は先に『通過』にサインして、三日経ってからようやく技術評価を入手したのか?」
「違う」マグシンは顔を上げ、濃い灰色の目に冷たい光が一瞬走った。「技術評価報告書はずっと前に書かれていた。三日間握り潰した――そして、技術評価報告書を隠した。承認ファイルの中には『通過』の結論だけがあり、安全上の欠陥を指摘した評価報告書はない。こうすれば、もし後で問題が発生しても、責任追及の際には『承認手続きは適法だった』としか言えず、誰が事前に安全上の欠陥を知っていたかは誰にも分からない」
「このプロジェクトは――」
「去年もう着工している」カックリーがファイルを机の上に投げ返し、両手をポケットに突っ込んで書架の端に寄りかかった。「左輪市政庁の回転機構が大修繕中で、工期は三年、予算は二十億弾丸貨。もしあの安全上の欠陥が本当に存在するなら……」
「土銃は一人じゃない。彼の背後には必ず誰かがいる」
「そう」マグシンの声はまた小さくなった。「しかし彼の背後にいる人物は、あなたたちの今の容疑者リストには載っていない」
「誰だか分かるのか?」
マグシンは答えなかった。彼女は一番下のボックス――死者の私人通信記録――を尋夢の前に押し出し、指を蓋の上に一瞬置いてから引っ込め、再び書頁の上に置いた。
「私は知らない。しかし全ての答えはこの中にある。でも気をつけて。ガントピアでは、ある真実は、撃ち終えたばかりの銃身よりも熱い」
一、安全・阻鉄(腔線螺旋塔警備主任)
自首時刻:3月16日 09:17
自首方法:警備制服を着用し、全套装備を身につけ、歩いて警察署へ向かい、門衛に「私がその夜最初に現場に到着した者であり、銃を撃った者でもある」と言った。
供述内容(抜粋)
「私の兄弟は撞針・阻鉄という。記録を調べてほしい。七年前の『撃針公寓崩落事件』、彼は土銃重工に身代わりにされ、最後は自殺した。私が腔線塔の警備員になったのは、この日を待つためだ」
「装填祭の前夜、私は夜勤だった。九時過ぎに監視カメラで土銃がまだ撃針庁にいるのを見て、銃を持って上がった。私がドアを押し入ると、彼は背を向けて酒棚の前で酒を注いでいた。私は彼を呼んだ。彼が振り返ったので、撃った。玄関から撃った」
「彼が倒れた後、私は近づいて銃を彼の手元に置き、そしてまだ現場に到着したかのように装って通報した。うまくいくと思った。しかし今日考えれば考えるほど、隠し通せないと気づいた。私の兄弟は冤罪で死んだんだ。私も嘘をつく人間にはなれない」
「銃は私自身の佩銃だ。わざわざ.45に替えた。彼が.45口径を好むのを知っていたから」
キー詳細補足:
問:あなたがドアを押し入ったとき、ドアは施錠されていたか?
答:施錠されていなかった。私は直接暗証番号で開けた。
問:あなたは玄関から撃った。距離はどのくらいか?
答:四、五メートルだ。
問:あなたが撃った後、死者はどのように倒れたか?
答:前に机にうつ伏せになり、そして床に滑り落ちた。
問:その後のあなたの行動は?
答:銃を彼の右手のそばの床に置き、外に出て、数分待って、また走って戻って強行破門したふりをした。
問:あなたが撃ったと確信しているか?
答:確信している。
二、薬莢・抛窓(腔線省建築審査科科長)
自首時刻:3月16日 14:05
自首方法:妻が車で警察署の入口まで送り、降車時は平静な表情で、受付警察官に「私は自首に来た。腔線塔の事件だ」と言った。
供述内容(抜粋)
「彼は私を三年間引っかけていた。第七弾倉区改造案、私は十一版も変更した。どの版でも彼は粗探しをした。前回差戻しの理由は『腔線曲率の美学的感覚がガントピアの伝統に合わない』だった。あれが人の言葉か?」
「あの日の午後、彼は私を撃針庁に呼び、私の目の前で差戻しの承認印を押した。彼は言った――『お前のような人間は永遠に一棟のビルも建てられない』と。私は自分のオフィスに戻り、考えれば考えるほど腹が立った。彼が夜に撃針庁で食事をするのを知っていたので、私は……」
「私は銃を持って行った。自分の銃だ。.45で、ずっとオフィスの金庫に入れておいた。夜八時過ぎ、再び撃針庁へ行った。彼は一人で、酒を飲んでいた。私は彼の正面に立った。彼が顔を上げて、笑った。私はそのまま銃を構えて、引き金を引いた」
「彼は後ろに仰け反って、そうなった。私は銃を彼の手元に置いて、去った。去る前に内側から施錠した。誰かが早く入ってこないように」
「私は一睡もできなかった。妻が来るように勧めてくれた。殺人は死刑だと分かっている。しかし後悔はしていない。彼は死ぬべきだった」
キー詳細補足:
問:あなたはどの位置で撃ったのか?
答:彼の執务机の正面。私は立っていて、彼は座っていた。私たちの間には机があった。
問:あなたは自分の銃を使ったのか? 銃は今どこにある?
答:その通り。現場のあの銃だ。私は彼の手元に置いた。
問:あなたはあの銃が自分のものだと確信しているか?
答:確信している。私自身の.45で、弾倉には普段六発しか入れない。なぜなら一発は装填しない習慣だからだ。
問:あなたは引き金を何回引いたのか?
答:一回。
問:発砲後、死者の身体に触れたか?
答:いいえ。銃を置いてすぐに去った。
三、撃槌・撞針(腔線省次官秘書)
自首時刻:3月16日 21:47(事件発生から約24時間後)
自首方法:単兵拳銃型飛行装置を運転して警察署の正門に到着。ヘルメットを脱がずにそのまま通報ロビーへ入り、フロントに「腔線塔の人を殺したのは私です」と言った。
供述内容(抜粋)
「私は彼を八年間耐えてきた。八年の間、私の計画案は彼の名前に書き換えられ、私の特許は彼に奪われた。私は毎日銃背帯のように彼に振り回されてきた。装填祭の前夜も、彼は私の演説原稿を書き換えていた――彼は一つの単語すら私に残そうとしなかった」
「当日の夜八時半ごろ、彼は私に撃針庁へ最後の原稿合わせに来いと言った。私は行った。彼は原稿合わせを終えると突然第七弾倉区の承認について話し始めた――『薬莢という役立たずはまた差戻しにしてやった』と。そして笑いながら『こんな奴は生きてる価値がない』と言った。私はその時……頭の中で何かが爆発した」
「彼の机の上に銃があった。誰のものかは知らない。引き出しの中にあり、半分開いていた。私はそれを手に取った。彼は私を見て、笑いながら言った――『お前にできるか? お前みたいな奴は安全装置の外し方すら知らないだろう』。私は撃った。彼の頭に向かって撃った。彼は倒れた」
「私は銃を彼の手元に置き、内側から施錠し、消防通路から階を下りた。翌朝、長く考えた末、やはり来るべきだと思った。私が殺した人間は、私が認める」
キー詳細補足(捜査官追及):
問:発砲時、あなたはどの位置に立っていたか?
答:彼の右側。彼は椅子に座っていて、私は立っていた。
問:銃はどの引き出しから取ったのか?
答:執务机の真ん中の引き出し。半分開いていた。
問:あなたは引き金を何回引いたのか?
答:一回。一回だけ。彼は倒れた。
問:あなたはたった一回だけ引いたと確信しているか?
答:確信している。
問:銃声の後、死者に触れたか?
答:いいえ。私はすぐに逃げた。
四、雷管・撃発(死者の妻、腔線省文書管理者)
自首時刻:3月17日 14:30
自首方法:公共「アサルトライフル」バスに乗って警察署に到着。降車時、牛皮紙の封筒を手に持ち、警察署の入口の警備員に「話があります。人を殺したのは私です」と言った。
供述内容(抜粋)
「彼は私を二十年間殴り続けた。私の体にはまだ先月の傷がある。検証してほしい。彼は先日、私をトイレ掃除に異動させ、所持許可証も取り上げた。彼は装填祭に他の女を連れて行くと言い、私に『消えろ』と言った」
「あの夜、私は彼と一緒に食事を終え、『家に書類を取りに戻る』と言ったが、実は銃を取りに行くためだった。私は彼の引き出しから取った――彼自身の.45で、執务机の下の引き出しに鍵をかけてしまってあった。暗証番号は知っていた。私はそれを持って上がった」
「私は彼の背後に立った。彼はまだ酒を飲んでいた。私は彼を呼んだ。彼が振り返ったので、こめかみに向かって撃った。彼は声を上げることさえできなかった」
「私は銃を彼の手元に置き、内側から施錠し、消防通路から去った。私は逃げようと思った。しかし逃げられなかった。彼が生きているときも逃げられなかった。彼が死んでも逃げられない」
「私が来るとき、全てのことをこの手紙に書いた。私が殺した。私が償う」
キー詳細補足:
問:あなたはどの位置で撃ったのか?
答:彼の背後。彼は椅子に座っていて、私は彼の左後方から撃った。
問:彼の引き出しの銃だと確信しているか?
答:確信している。彼は普段私に触らせなかったが、暗証番号は知っていた。
問:あなたは引き金を何回引いたのか?
答:一回。銃声はとても大きかった。私の耳は今もまだジージー鳴っている。
問:発砲後、他の人は見たか?
答:いいえ。私一人だけだった。
問:あなたはどの消防通路から去ったのか?
答:撃針庁の東側のあれ。31階に通じている。
付:捜査官による一次比較記録
項目撃槌・撞針薬莢・抛窓安全・阻鉄雷管・撃発
主張する発砲位置死者の右側死者の正面玄関(4–5メートル)死者の左後方
銃の入手先死者の引き出し自分のオフィス自分の佩銃死者の引き出し
施錠したかはいはいいいえ(意図的に施錠しなかったと主張)はい
自称引き金回数1回1回1回1回
死者に接触したかいいえいいえはい(銃を置く時)いいえ
自称退出経路消防通路正面廊下離れず(通報)消防通路
捜査官注:四人の供述は「発砲位置」という核心的事実において、調和不可能な矛盾が存在する。弾道分析は射撃方向が死者の右側やや上方から皮膚密着であることを示しており、撃槌・撞針の述べる位置とほぼ一致する。他の三人の述べる位置とはいずれも合致しない。しかし撃槌の「一回だけ引いた」という陳述は現場の弾倉残弾六発(計七発、一発撃発済み)と一致する。一方、他の三人は弾倉の装填数の詳細について言及しておらず、この詳細は事実と吻合するが、彼らの話とは矛盾する(もし薬莢が自分の銃を使ったなら、彼の主張する「習慣で六発だけ装填する」は現場の六発と吻合する。しかしもし雷管が死者の引き出しから銃を取ったなら、その銃は本来満弾七発であり、一発撃発して残り六発というのも吻合する)。
各人の供述には物的証拠と一致する部分もあれば、矛盾する部分もあり、単独で採用することはできない。
処理意見:四人を共同容疑者として暫定リストに載せ、さらに物的証拠鑑定と交互尋問を進める。
*(書類写し、アーカイブ番号:GT-134-0316-CS-S1)*




