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異世界戦記 ~ここで俺は最強に至る~  作者: かげ2500
第12章 静寂の眠り姫編

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714話 満喫

 ヴァルサハル大砂丘を抜けた俺たちは、ようやく腰を落ち着けることができた。


 近くを流れる小川で、身体中にまとわりついていた砂を洗い流す。

 砂漠では一滴すら惜しかった水が、ここでは当たり前のように流れている。


 その事実だけで、少しだけ胸が軽くなった。


 俺は両手で水を掬い、顔へ叩きつける。


 冷たい。

 それだけなのに、涙が出そうになるほど心地良かった。


「生き返るわぁ……」


 ルミエラが地面へ大の字になりながら呟く。

 髪も服も砂まみれだったが、それでもどこか嬉しそうだった。


 ライナスはそんなルミエラを横目に見ながら、大きく息を吐く。


「まァ、死ぬほど疲れたが……とりあえず生還って感じだな」


「ワタシは二度とあの砂丘を歩きたくない」


 シノブが真顔で言った。

 珍しく本気で嫌そうだったので、思わず苦笑してしまう。


 俺だって同じ気持ちだ。

 あんな場所、人が越えるために存在しているとは思えない。


 しばらく休憩した後、俺たちは現在地の確認を行うことにした。

 ライナスが荷物から大きな地図を取り出し、地面へ広げる。


 少し黄ばんだ羊皮紙には、ロルロ王国一帯の地形が細かく描き込まれていた。

 俺たちは自然とその周囲へ集まる。


「おめぇら近ぇよ」


 ライナスが眉をひそめる。


 だが誰も離れない。


 ルミエラは地図へ顔が付きそうなほど覗き込みながら、指先である地点を指した。


「あたしたちが今いる場所って、ここかな?」


 そこは。

 ロルロ王国西方――第一都市シグム付近だった。


「……えぇ、多分ここで間違いないと思います」


 俺は周囲の地形と照らし合わせながら頷く。


 川の位置。

 草原の広がり。


 そしてヴァルサハル大砂丘との距離。

 全て一致していた。


 第一都市シグム。

 ロルロ王国の西側を担う巨大都市だ。


 ヴァルサハル大砂丘の入口であり、同時に出口。


 多くの商人や旅人がここを経由し、ガリオンへ出入りする。

 砂丘攻略を目指す挑戦者たちの拠点としても有名だった。


「つまり、ようやくロルロ王国の入口まで来れたって訳か」


 ライナスが腕を組む。


 俺は頷きながら、地図を見つめ続ける。


 ロルロ王国。


 神を崇拝する国。

 王国の皮を被った神聖国家。


 そう呼ばれる理由は、その特殊な都市構造にもある。


 首都ガリオンを中心に、四つの大都市が囲むように存在しているのだ。


 西方――第一都市シグム。

 ヴァルサハル大砂丘の終わりと始まりの地。


 北方――第二都市ドラン。

 大昔、魔王が住んでいたと言われる城が残る魔境。


 南方――第三都市ティーム。

 ブリテン王国やセラフィア聖国との大規模貿易を担う交易都市。


 そして東方――第四都市エルドワ。

 海と大渓谷に挟まれた、天然の要塞都市。


 どの都市も、一国の首都級の規模を誇っている。


 それほどまでに、ロルロ王国は巨大だった。


「んで?」


 ルミエラが俺を見る。


「ここからどーすんの?」


「まずはシグムに向かいます」


 俺は地図の上を指でなぞった。


「アルベリオさんがいるのはガリオンですが、今の俺たちの状態で直行するのは危険です。

 物資の補充も必要だし、情報も集めたいし……何よりも休みたいです」


 休息を取りたいのも山々だが、気になることがたくさんある。


 特に――。


 “天啓の巫女”。

 その存在について。


 エルドリックが残した最後の言葉。

 あれが本当なら、俺たちはまだ何も知らない。


「それに」


 俺は小さく息を吐く。


「この国……なんだか嫌な感じがします」


 漠然とした感覚だった。

 でも確かにある。


 ヴァルサハル大砂丘。

 砂骸獣。

 突然現れた黒い城。


 そして、境界線のように分かれた世界。

 ロルロ王国に入ってから、明らかに“異常”が増えていた。


 まるで。

 この国そのものが、何かを隠しているみたいに。


 その時だった。


 不意に。

 風が吹く。


 砂漠の熱風とは違う、冷たい風。


 草原を揺らすその風に混じって――。

 どこか遠くで、鐘の音が聞こえた気がした。



 ―――。



 第一都市シグム。


 ヴァルサハル大砂丘を踏破した者だけが辿り着ける、西方最大の都市。

 砂嵐を抜けた先に現れたその街は、まるで別世界だった。


 高い外壁。巨大な水路。砂色の石で作られた建物群。

 そして、街中に漂う香辛料と焼いた肉の匂い。砂漠の過酷さを乗り越えた直後だからこそ、その光景は余計に鮮やかに見えた。


「うおぉぉ……文明だ……」


 ライナスが感動したように両手を広げる。


「大袈裟ですよ……」


 そう言いながらも、俺も少しだけ同じ気持ちだった。

 門番にギルドカードを見せると、案の定、俺たちは歓迎された。


 どうやら、砂丘を越えた者には特別待遇があるらしい。

 門番の男は驚いた顔で俺たちを見たあと、笑いながら言った。


「よくヴァルサハルを抜けられたな。好きなだけ街を楽しんでいけ」


 その言葉だけで、この国が大砂丘をどれほど危険視しているのかが分かった。


 街に入り、まず最初にしたこと。

 それは――宿探しだった。


 いや、正確には。

 風呂付きの宿探しだ。


「絶対風呂入る!!」


 街に入った瞬間、ルミエラが叫んだ。


「髪が砂でギシギシする!! 肌もザラザラ!! もう無理!!」


「ルミエラ貴様、昨日も同じこと言ってたぞ」


「昨日は水浴び! 今日は風呂!! 意味が違うのよ!!」


 力説するルミエラを見ながら、俺たちは半ば呆れつつも宿を探した。


 そして見つけたのが、シグムでもかなり高級な宿だった。


 本来なら到底泊まれるような場所じゃない。

 だが、大砂丘踏破者への優遇制度のおかげで、かなり安い値段で泊まれるらしい。


「ドラグノス国王、ありがとう……」


 ルミエラが真顔で拝んでいた。


 荷物を預け、部屋へ案内される。

 ふかふかのベッド。

 冷えた果実水。

 綺麗な床。


 そして――。


「天然温泉はこちらになります」


 案内役の女性のその言葉に。

 俺たち四人は、ほぼ同時に顔を上げた。


「温泉……?」


「はい。シグム名物でございます」


 その瞬間。

 俺の脳裏に、前世の記憶が蘇った。


 湯気。

 桶。

 肩まで浸かる熱い湯。


 日本人の魂。

 風呂。


 つまり。


「行くぞおお!!」


「なんでカイル君が一番テンション上がってんの!?」


 ルミエラのツッコミを聞き流しながら、俺は駆け出した。


 ――数十分後。

 俺たちは男女別に分かれ、風呂場へ向かった。


「覗かないでよ~?」


 ルミエラがニヤニヤ笑いながら言う。


「誰が見ますか」


「酷くない!? 泣くよ!?」


「安心してください。誰も得しないですから」


「カイル君、最近ほんと遠慮なくなったよね!?」


 ぎゃあぎゃあと騒ぐルミエラを放置し、俺とライナスは男湯へ向かった。


 脱衣所で服を脱ぎ。

 砂だらけだった身体を洗い。


 そして。

 ゆっくりと湯へ足を入れる。


「っぁぁぁぁぁぁ……」


 思わず声が漏れた。


 熱い。

 でも気持ちいい。


 砂漠で乾き切っていた身体に、熱がじわじわ染み込んでいく。

 肩まで浸かった瞬間、全身の力が抜けた。


「生き返るぅ……」


「おっさんみてぇな声出してんな」


 隣を見ると、ライナスが若干引いた顔をしていた。

 だが、そのライナスも湯に浸かった瞬間。


「…………ふぅ」


 静かに目を閉じる。


「めちゃくちゃ気持ちいいでしょう?」


「……否定はしねぇ」


 ライナスはそう言って、壁にもたれた。


 大剣を振り回し続けていた肩には、かなり疲労が溜まっていたのだろう。

 珍しく、少しだけ表情が緩んでいた。


 湯気が立ち昇る室内風呂。

 外には露天風呂もあり、砂嵐が遠くに見える。


 だが、俺はあんな景色を見ながら風呂に入る趣味はない。


「にしても、よく生きて抜けられたなぁ」


 ライナスがぽつりと呟く。


「普通に死ぬかと思ったぞ」


「俺もです……」


 砂骸獣。

 終わらない砂嵐。

 沈む大地。

 死んだ馬。


 思い返すだけでも胃が痛くなる。


 なのに。


 今こうして湯に浸かっているだけで、全部どうでもよくなりそうだった。


 風呂ってすごい。

 人類の英知だ。


 しばらくして。

 俺たちは完全に風呂を満喫していた。


「カイル、見ろこれ」


 ライナスが湯を肩にかける。


「肩が超軽ぇ」


「それただ温まっただけじゃ……」


「いや違ぇ。絶対なんか効いてるぞコレ」


「気のせいですって」


 そんなくだらない会話をしながら。

 俺は久しぶりに、少しだけ気を抜くことができていた。


 風呂から上がり、火照った身体のまま脱衣所を出る。


 髪を拭きながら廊下へ向かうと、ちょうど女湯側からも二人が出てきたところだった。


「はぁ~~~~……生き返ったぁ……」


 真っ先にそんな声を漏らしたのはルミエラだった。

 頬はほんのり赤く、濡れた赤黒い髪をタオルでわしゃわしゃと拭いている。完全に気が抜けた顔だ。


「砂漠のあとに風呂とか反則でしょ……もうここ永住したい……」


「昨日まで死にそうになってた奴の台詞とは思えませんね」


「だからこそだよぉ……」


 ぐでぇ、とその場で溶けそうになるルミエラの隣では、シノブがいつも通り無表情で立っていた。


 ……いや。

 よく見ると、若干髪が湿っている。


 ちゃんと風呂には入ったらしい。

 すると、ルミエラが思い出したように俺へ詰め寄ってきた。


「そうだ、ねぇ聞いてカイル君!」


「なんですか」


「シノブちゃん、風呂でも顔隠してたんだけど!?」


「…………」


 シノブが若干嫌そうに目を細める。


「いや、忍ってそういうものですし」


「そういうものなの!?」


 ルミエラは本気で驚いていた。


「だって湯気すごいんだよ!? 絶対蒸れ蒸れじゃん!」


「蒸れてない」


 ぼそり、とシノブが否定する。


「いや絶対蒸れてるって!」


「蒸れてない」


「嘘だぁ!」


 ぎゃあぎゃあと騒ぐルミエラ。

 シノブはそんな彼女を鬱陶しそうに見ていたが、いつものように怒鳴り返したりはしなかった。


 どこか、風呂上がりで気が抜けているようにも見える。


 ……いや。

 多分、皆そうだった。


 長期間の砂漠越え。

 ろくに身体も洗えない生活。


 そんな地獄みたいな環境を抜けた直後なのだ。

 久しぶりの湯浴みプラス風呂でテンションが上がらない方がおかしい。


 そのあと。

 俺たちは宿に併設されている食事処へ向かった。


 店内は広く、暖色の灯りが揺れている。

 香辛料の匂いと肉の焼ける音が食欲を刺激した。


「おぉ……」


 運ばれてきた料理を見て、思わず声が漏れる。


 香ばしく焼かれた巨大な肉。

 色鮮やかな野菜料理。

 濃厚なスープ。

 焼き立ての平たいパン。


 携帯食ばかり食べていた俺たちにとって、それはもはや暴力だった。


「うっま!!」


 ルミエラが一口目で叫ぶ。


「ちょっと!? これやばいって!!」


「落ち着けよお前……」


 そう言うライナスも、肉を食べる手が止まっていない。

 シノブですら珍しく無言で料理を口に運び続けていた。


 しばらくは誰も喋らなかった。

 全員、本気で食事に集中していたからだ。


 空腹も疲労も限界だったのだろう。

 料理は驚くほど身体に染み込んだ。


 そして食事を終える頃には、全員かなり満足した顔になっていた。


「食ったァ……」


 ライナスが椅子に背を預ける。


「でもまだ食えんぞ……」


「さっきまであんなに食ってた人の台詞じゃないですよ」


「美味ぇ飯は別腹なんだよ」


「胃袋どうなってるんですか……」


 そんなくだらない会話を交わしながら。

 俺たちは部屋へ戻るため、宿の廊下を歩いた。


 途中で男女別に分かれる。


「じゃ、また明日ねぇ~」


 ルミエラは眠そうに手を振る。

 シノブは軽く頷くだけだった。


 そして部屋へ戻ると。

 ライナスがベッドへ倒れ込んだ。


「堪能したぜぇ……」


「完全におっさんですよ」


「うるせぇお互い様だ……」


 ライナスはそう言いながら、目を閉じる。

 だが、その表情はどこか穏やかだった。


 俺も荷物を整理しながら、小さく息を吐く。


 正直。

 俺だって何日かゆっくりしていたい。


 あの砂丘は本当に地獄だった。

 身体も精神も削られている。


 だが――。

 状況は待ってくれない。


 ノアの命は、今も削られ続けている。

 悠長に休んでいる暇なんてない。


「明日からまた忙しくなりますよ」


「あぁ……分かってる」


 ライナスは短く答えた。

 俺たちは明日に備え、早めに眠ることにした。



 ―――。



 ――翌日。

 宿の外へ出ると。


「もっとゆっくりしていたかったよぉ……」


 すでにルミエラが死んだ魚みたいな目をしていた。


「まだ眠い……」


「お前昨日一番元気だっただろ」


 ライナスがツッコむが、ルミエラは宿を名残惜しそうに見ている。


「風呂とご飯で元気使い切った……」


 完全にだらけている。


 一方で、シノブはいつも通りだった。

 相変わらず顔を覆い、姿勢も崩していない。


 昨日温泉で若干気が抜けていたのが嘘みたいだ。


「行くぞ」


 シノブの一言で、俺たちは街へ出た。


 目的は情報収集。

 まずは首都ガリオンへの道。

 そして――天啓の巫女について。


 だが。

 後者は当然と言うべきか、まったく収穫がなかった。


「天啓の巫女?」


 露店の店主が首を傾げる。


「聞いたことねぇな」


「巫女なら神託の巫女様が有名だけどよ」


「それ以外は知らんなぁ」


 どこへ行っても反応は同じだった。


 天啓の巫女。

 そんな存在を知る者はいない。

 まるで最初から存在していないかのようだった。


 一方で、ガリオンへの道は簡単に分かった。

 どうやら首都へ続く街道は一本しかないらしい。


 整備された緩やかな道を、馬車で三日ほど。

 途中には検問と小さな宿場町もあるという。


「意外と近いんですね」


「この国は首都周辺に機能集めてっからな」


 情報屋の男がそう教えてくれた。


 俺たちは礼を言い、その場を離れる。


 結局。

 天啓の巫女についての手掛かりは、何一つ得られなかった。


 だが、それでも。

 止まるわけにはいかない。


 ――しばらく街で情報収集を続けたあと。

 俺たちは、その日の夕方にはもうシグムを発つことにした。


 西日に照らされた第一都市シグムは、昼間とはまた違う美しさを見せていた。


 砂色の建物群が夕焼けに赤く染まり、水路には橙色の光が反射して揺れている。

 行き交う人々の喧騒もどこか穏やかで、ここが砂漠の入口とは思えないほど平和だった。


「もうちょっとゆっくりしていけばよかったんじゃない~?」


 馬車の後方から、未練たらたらな声が飛んでくる。

 振り返らなくても誰か分かる。


「ルミエラさんがもっと離れなくなるでしょ」


 俺は苦笑しながら馬の手綱を引いた。


「バレてた!?」


「昨日の時点で、もう住みたいとか言ってたじゃないですか」


「だってあそこ天国だったもん……」


 ぐったりと荷台に突っ伏すルミエラ。

 その姿を見て、ライナスが呆れたように鼻を鳴らした。


「お前ほんと順応早ぇよな」


「快適な環境への適応力には自信満々であります!」


「胸張って言うことですか?」


 そんなくだらないやり取りをしながら、馬車はゆっくりと街道を進んでいく。


 シグムで新たに調達した馬は、以前のものより体格が小さかった。

 速度もそこまで出ない。

 だが、その分気性は穏やかで、この整備された街道を進むにはちょうど良かった。


 大砂丘のように命を削る旅ではない。

 風は穏やかで、砂嵐もない。

 地面はしっかりと踏み固められていて、馬車が沈む心配もなかった。


 それだけで、異様な安心感があった。


 後方では、ルミエラがまだシグムへ向かって手を振っている。


「さらばあたしのサンクチュアリ……」


「大袈裟すぎません?」


「カイル君には分かんないんだ……あのお風呂の偉大さが……」


「いや分かりますけど」


「じゃあなんで出発したの!?」


「ノアを助けるためですよ」


「あっ、そうだった」


(こいつ本当に大丈夫か)


 思わずそんなことを考えてしまう。


 一方。

 シノブはそんなルミエラを見て、小さくため息を吐いていた。


「貴様らは本当に緊張感がないな……」


「でも、張り詰めっぱなしだと疲れるじゃん!」


「それは分かるが……」


 ルミエラの言葉に、シノブは呆れたように目を細める。

 だが、その口調には以前ほどの棘はなかった。


 長旅を共にしたせいか、少しずつ空気が柔らかくなってきている気がする。


 馬車は夕焼けに染まる街道を進む。

 空は赤から紫へと変わり始め、遠くにはロルロ王国特有の巨大な石造建築がぽつぽつと見え始めていた。


 もうすぐだ。

 もうすぐ、目的地に辿り着く。


 アルベリオの下へ。


 巫女について、誰よりも詳しい男。


 彼ならもしかしたら。

 天啓の巫女について、何か知っているかもしれない。


 エルドリックが最後に遺した言葉。

 ノアが“呼ばれている”という意味。


 そして――。

 ノアを助ける方法。


 まだ何も分からない。

 分からないことだらけだ。


 それでも。

 今は進むしかない。


 夕暮れの風を受けながら、俺は静かに前を見据えた。

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