表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界戦記 ~ここで俺は最強に至る~  作者: かげ2500
第7章 影の五騎士編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

194/722

190話 仲間集め

 北区を満遍なく歩き回った俺たちは、次に冒険者ギルドへと向かうことにした。


 ここで、俺たちがアルガドに来た理由を説明しておく。

 それは――“仲間集め”のためだ。


 ノワラを出発する前、俺たちはエレーナ王女に最後にもう一度未来を視てもらった。

 そこで彼女が見た未来は、俺たちが“5つの影”と対峙している場面だった。

 しかし、重要なのはここからだ。


 エレーナ王女が視た未来では、俺とルミエラの横に、さらに2人の男と1人の女が立っていたのだという。


 そして、その3人はなんと――


 “剣”を持っていた。


 その話を聞いたとき、ルミエラが真っ先に言った。


「じゃあ、アルガドで仲間を集めるのが最適じゃん!」


 確かに、剣士を探すなら剣士の国が一番適している。


 エレーナ王女が見た未来の3人の特徴は以下の通りだった。


  片手剣を扱う長身の青年。

 大剣を使い、豪快な戦い方をする大柄の男。

 細身の剣を使い、しなやかな動きで戦う女性。


 この特徴を参考に、まずは冒険者ギルドで探してみることになったのだ。


 ヒルデアの冒険者ギルドは、西区の外れにある。

 鍛冶師たちが多いこの街でも、冒険者ギルドの建物はひと際目立っていた。

 赤い文字が刻まれた看板が掲げられた、重厚な石造りの建物だった。


「……なんか、要塞みたいなギルドですね。」


「そりゃそうさ。剣士の国のギルドだもんね。弱っちい奴は入れなさそう。」


 ルミエラが肩をすくめながら、ギルドの入り口へと足を進める。

 俺たちは大きな扉を押し開け、中へと入った。


 ギルドの中は、活気に満ちていた。


 壁には数々の依頼書が貼られ、受付カウンターには冒険者たちが依頼を受けるために並んでいる。


 酒場スペースでは、大柄な男たちが豪快に酒を飲み交わし、片手で肉の塊をむさぼっていた。


「いやぁ、さすが剣士の国のギルドだねぇ……」


 ルミエラが周囲を見渡しながら呟く。


「あの肉、俺の顔ぐらい大きいですよ……。」


 俺はごくりと唾を飲み込んだ。


「さて、とりあえず受付で情報を聞いてみようか。」


 ルミエラの提案に頷き、俺たちはギルドの受付カウンターへと向かった。


 受付には、銀髪で眼鏡をかけた美人の女性が座っていた。


「いらっしゃいませ、《炎鉄(えんてつ)の砦》へようこそ。」


 知的で落ち着いた雰囲気の彼女は、俺たちを見て微笑んだ。


「依頼のご相談でしょうか?」


「いえ、ちょっと人を探していて……。」


 俺はエレーナ王女から聞いた3人の特徴を説明した。


「なるほど……それらの特徴に合致する人物ですね?」


 受付嬢は顎に指を当て、少し考え込んだ。


「ええと……該当する剣士なら、何名か心当たりがあります。」


「本当ですか!?」


「はい。ただし、皆さんそれぞれ個性的な方々ですので……。」


 受付嬢が苦笑しながら、3人の候補について説明を始めた。


 一人目。

  カイン・ストラウス(21歳・Bランク冒険者)

 長身の男で、片手剣の名手。真面目で冷静だが、少し生真面目すぎる一面もある。

 以前はアルガド王国の騎士団に所属していたが、とある理由で脱退したという。


 二人目。

 ガルス・ヴォルガン(27歳・Aランク冒険者)

 筋肉質で大柄な男。大剣を振るう剛剣士。 豪快な性格で酒好き。笑い声が異様に大きい。

 そして強い。とにかく強いらしい。


 三人目。

 セレナ・フェルディア(19歳・Bランク冒険者)

 細剣(レイピア)を扱う俊敏な剣士。

 過去に何か事情を抱えており、他人と深く関わることを避けがち。


「3人とも、今この街にいるんですか?」


「ええ。ただ、皆さん別々の場所にいるようですね。」


 受付嬢は手元の資料を確認しながら答える。


「カインさんは、東区の剣士学園に籠っているそうです。」


「ガルスさんは、北区のどこかの酒場にいると思います。」


「セレナさんは……最近、仕事を休んでいるようですが、おそらく南区の市場にいるのではないかと。」


「なるほど……まずは、誰から会いに行きましょうか?」


 俺がルミエラを見て相談すると、ルミエラは腕を組んで考え込んだ。


「うーん……戦力的には、ガルスってのが一番頼りになりそうだけど、酒場かぁ……。いきなり酔っ払いに話を持ちかけるのもなぁ。」


「なら、まずは真面目だっていうカインさんの方から行きますか?」


「そうだな。」


 こうして、俺たちはまずカイン・ストラウスを訪ねることに決め、東区の剣士学園へと向かうのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ