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雪が積もればウィンタースポーツ 豪華景品お食事会?



 いつもに比べてすこぉーし短いです。

 御容赦下さい。




「優勝、勝ち点7。チーム『メイド副長』!」

『わぁあああ!!!』

「同点準優勝、勝ち点6。チーム『お転婆姫』、チーム『ご隠居』!」

『わぁあああ!!』

『やったぁああ!!』

「4位、勝ち点5。チーム『メイド長』!」

『わぁああああ!!』

「5位、勝ち点4。チーム『燕尾服』!」

『ほっほっほ』

「6位、勝ち点3。チーム『料理人』!」

『うわははは!!』


 はい、というわけで、優勝はメイさん率いる『メイド副長』チームが勝ち取りました!


 いやぁ、すごく楽しかった!

 顔に当たった時は少し痛かったし冷たかったけれど、久々にいい運動をしたような気がする!


「それじゃあみんな!たくさん動いて汗かいたと思うから、一旦自分の部屋に戻って汗を拭いたり着替えたりして来てね!食堂で集合だよ!」

『はい!!』


 さて、僕はこの後のこともあるからひと足先に着替えてたんだ。


 どのお菓子から作っていこうかな…。



『頂きます!』

「ふぁあ〜、プルプルしてるぅ」

「りょ、料理長。かき氷とは冬に食べていいものでは無さそうですよ…」

「想像してた以上に氷だ…」

「中に果物が入ってる!!」

「ん〜!香ばしい匂いが良い!」

「ブリュレ、初めて食べた時からハマってるんだぁ!」

「わかる!」

「わらび餅は、きな粉と砂糖の配分が命です」


 みんなで遊んだあとは、みんなで一緒にデザートを食べる!遊んで体があったまって、団欒で心があったまる!


 若干一組、冬にはそぐわないものを目の前にして、食べる前から青ざめてる人たちも居るけど。


「んもにゅ、んもにゅ…みちゃりゃし、びみ」

「姫様、はしたないですよ」

「お口にあって良かったよ。大福も食べてみる?」

「たべる!」

「お、おおぅ…」


 お皿の上に置いてある大福を一つ選んで、ルーのお皿の上に置く。


「いる?」

「あのさ、食べ終わった串を僕に渡してどうするの?捨てろってこと?」

「うそ。はい」

「あ、ども」


 お返しでみたらし団子くれるのは嬉しいけど、コレを作ったのは僕だから味見くらいしてるよ?

 なんなら、全種類味見(かき氷はいちごシロップの味見)してるんだから少しお腹に溜まってるんだよね。

 まあ貰うけど。


 そんな僕とルーのやり取りを見てか、他のみんなも少しずつ交換し始めた。


 美味しいものはみんなで分けながら食べるのも、また一層美味しくなるよね。


「あ、かき氷は大丈夫です」

「冬にそれを食べるのはちょっと…」

「私、お腹弱くて…」


 料理人チームは見事に全員に振られてる。


 そんな彼らだって、僕の手伝いをお願いしてるんだから味見として食べてはいるんだよね。

 でも、味見と食事は別だから、普通に食べたいって気持ちはわかるよ。

 かき氷を減らしたいって事かもしれないけど。




 話は変わるけど、最近、将棋を作ってみんなにお披露目したら大受けしたんだ。

 元々この世界にもチェスはあったから、将棋のルールとか駒の種類や動きの飲み込みは早かったんだけど、チェスにはない独特なルールは、しばしば忘れられることがあったんだ。

 取った駒を手駒に出来るとか、金と()以外は相手陣地3段目に入れば成れるとか。


 逆に、チェスにはあるけど将棋にはないルールを使おうとしちゃう事もあったね。

 ポーン(将棋で言う『歩』)を初めて動かす時は2マス進めるとか、斜め前1マスの駒しか取れないとか。

 ポーンはプロモーション(昇格)と言う行為ができるんだけど、キングとポーン以外にならなんでも成れるから、それを歩にも適応しようとしちゃったり。


 まあとにかく、色々と慣れるまでは大変だったんだ。


 コレに一番ハマったのが、意外なことに、ルーのお付きをしている近衛メイドのルミルさんだったんだ。

 ま、理由というか真意というか、それが分かれば納得が言ったんだけど。


「近衛メイドとは、国王陛下の御身をお守りする近衛騎士団、近衛魔法師団、近衛特務騎団などと同様に、国王陛下や王族の方々の身の回りのお世話をこなす者たちに与えられた役職です」


 近衛騎士団は、名前の通りに騎士団…騎馬兵の事で、近衛魔法師団は属性魔法のスキルを持ち、さらに多彩な人たちの事。

 近衛特務騎団は、竜騎兵のこと。この国の歴史書によると、最初は『近衛飛空竜騎士団』と呼ばれていたらしいんだけど、何代目かの騎士団長がこう言ったんだって。


『偉大で光栄な名を冠する事、この上なく有り難くはございますが、恐れ多くも国王陛下の頭上より見下ろすような名前と受け取れます故に、何卒ご変更をお願い致します』


 コレを聞いた当時の国王陛下は、その心意気に甚く感動したらしく、名称を今のものに変えたんだって。

 確かに、他の軍団の名称はすぐ分かるのに対して、『騎団』っていうのは理解できるにしても『特務』の方はわからない、少し特別な名称だもんね。


「近衛メイドや近衛執事とは、主に王族の方の身の回りをお世話させていただく立場ではありますが、いざと言うときのために武も身に付けるのが義務となっております」


 コレって要するに、言葉を濁さないで言えば『盾』とか『時間稼ぎ』って事だね。

 分かりやすく言えば『敗軍の長を逃すための殿』って感じかな。


 うん、合点がいったよ。


 文武を両方出来るようにするみたいだから、将棋の戦術組み立てを養う所に目をつけたんだね?

 実際の戦場は、『一手指しましたので、お次は貴軍の番です』なんてふうにターン制じゃ無いんだけど、戦術の考案や末端兵の動かし方とかを理解出来るもんね。


 まあ、チェスも色々深いんだけどさ。


「それで?」

「近衛メイドの仲間にも広めたく思い、近衛メイド統括長から宰相殿、財務大臣殿、軍務大臣殿、近衛団総帥などの各方にお尋ねした所、シヴィ様がヨシと言えば広めて良いと言われました」


 そこまで話を進めてるなら、別に構わないと思うんだけど…何か問題はあるかな?


 パッと思いつくのが無いから良いかな?


「うん、良いよ!」

「ありがとうございます!」

「でも、将棋盤も駒も、この1セットしかないんだけど?」

「幾日かお借りしても宜しいですか?」

「どうするつもりなの?」

「早く馴染むためにも、自分たちで作りたいと思います」


 なるほど。それなら問題はないね。


「わかった。でも、駒のデザインとかまで真似しなくて良いからね?」

「はい!ありがとうございます!」


 まあ、これも真似しやすいからね。

 オセロよりは難しいと思うけど、チェスがあるんだし駒の役割さえ覚えれば簡単に作れると思う。

 禁じ手なんかはルールブックを読まないと分からないだろうけど、基本的なルールはほとんど同じだしね。


 キャスリング(ある条件下でルークとキングの位置を入れ替える特殊ルール)とか無いけど



 次回は26日の9時です!

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