移住にゃんこ
「さて まずあなた達はこの世界で生きていくって決めてもらったけど まぁ知らない事も多いだろうね。」
アサミに移住を勧められたわんにゃんランドの孤児8名は女の子3名はアサミの家 男の子5名はケンジの家に引き取られて教育を受ける事になった。
教育係はマーリンのホムンクルスである。
「神様 にゃー達はどうなるのにゃ?」
「お姉ちゃん・・・ 怖いにゃ・・・!」
「ははっ まずこのルシフェルでは自由にしていい。夢とかない?」
「お腹いっぱい食べれればいいにゃですよ・・・」
「キレイな服を着たいにゃ・・・」
「まず 始めに言っておくと あなた達猫人はこの世界には今回来てもらった人達しか存在してない。あなた達が大きくなって大人になったら家族を作ってこれからの未来の子供達を育てていくんだ。」
「ニャー達がママなのですかにゃ?」
「一緒に来た男の子達と恋をすればいつかはそうなるかもね。でもこれから先 わんにゃんとの交流が増えていけば あなた達の他にも猫人も犬人も増えていくだろう。あなた達はこのミューノアで暮らす猫人の先輩になるんだ。」
「でも にゃー達は特別な存在でもなんでもないのにゃよ?」
「出来るか不安ですにゃ」
「まぁそうだろうね。とりあえず生活が安定するまで私の家に住んで勉強してもらう。」
「男の子達はどうしてるのにゃ?」
「このペンドラゴン公爵家は女流貴族だからね。この屋敷に住んでるのは男では私のじいちゃんだけ まぁ 女の人が多いから男の子にいられると少し落ち着かないから別の屋敷で住んでもらう事になった。なんと 男の子達の屋敷は王様の屋敷でそこで勉強してもらう事になる。」
「お 王様の家にゃ!?」
「びっくりなのにゃ!!」
「この世界に来て何もわからないだろうからね。簡単な勉強をしてもらって色々な仕事を体験して自分がどんな仕事に向いてるかとか自分でやりたい事を見つけてもらおうと思う。」
「にゃーは 頭もよくないのにゃけど 神様に恩返しがしたいにゃ」
「ふふ みんな人間の年齢で5~8歳くらいだったね?その年だとこの国では正式に仕事を募集はしていないからね。将来に向けて準備していかないといけない。将来はこの屋敷のメイドをしてもいいし 国のお手伝いをしたり自分のスキルアップをして立派な大人にならないといけないよ?」
「メイドさんにゃ?」
「こんな立派なお家で働けるのにゃ?!」
「神様はなんでこんなに良くしてくれるのにゃ?」
「そうだねー 偽善かもしれないけどやっぱり子供達が苦しむ姿を見捨てられなかったってのもある。私もみんなと同じくらいに両親が事故で死んじゃって ばあちゃんと二人暮らしだったから自分に重ねてしまったという事もあるね。あなた達は大人を信用していないと思うけど 私の目に届く範囲の子供達を守りたいってのじゃダメかな?もちろん慈善事業だけじゃないけどね」
「何かメリットがあるにゃ?」
「この世界で猫人が増えていけばいいなってくらいだね。あなた達猫人は可愛いからね。」
「他にもお姫様や貴族のお嬢様がいたのにゃ・・ にゃー達の子供達でいいのにゃ?」
「あー 別に引き取った子供達で恋をして家族になれってのじゃないよ?これから先移住してくる人達からタイプな人を見つけて恋をしたらいい。その為にはどこに行っても恥ずかしくないレディにならないとね。」
「にゃー達で大丈夫かにゃ?」
「えりにゃべす王女もあーにゃるど侯爵もこの世界の事は何も知らない0からのスタートだからね。あなた達も頑張ればこの世界ではお腹いっぱい食べる事ができる。まぁ私の家に住んでる間は3食しっかり食べさせてあげよう。もう少し大きくなったら 独り立ちできるようにちゃんとこの世界で生きていけるくらいには育てるつもりだよ」
「にゃー達が立派な大人になれるまでお世話になりますにゃ!」
「お姉ちゃん にゃーもがんばるにゃ!」
「やってやるのにゃあああああ!」
「別に貴族令嬢とかがするようなダンスとかお茶会とかの授業はない 計算や文字の読み書き 生活に役立つ掃除とか料理 まぁそういう分野だね。しばらくはメイドの見習いみたいな事をしてみたらいいんじゃないかな?」
「色々出来るようになったら 家を出た時にお仕事できそうなのにゃ」
「お金もらえるにゃ?」
「もちろん お給料もお小遣いもあげよう。わんにゃんより面白い物も美味しい物もいっぱいあるからね。存分にこの世界を楽しんでほしい。でも 勉強はちゃんとしないとダメだからね。もう少し移住者が増えたら小さいわんにゃんランドみたいに猫人と犬人の人達の町何かも作る予定なんだ。もしかしたらあなた達は大人になったらそこでお店を開いたりしてるかもしれないね。」
「そうなのにゃ!?」
「仲間が増えるのにゃ!!」
「ふふ そうだねー 2週間くらいはこの世界で色んな場所で遊んでこの国の事を知ってほしい。それから本格的に未来の為のお勉強だね!あなた達はもうこの世界で自由だ。」
「うにゃあああああああああああああああ」
「わにゃああああああああああ」
「神様 ありがとうにゃぁあぁぁぁあああああ」
「男の子達ともちゃんと会えるからね 心配しなくてもいい。だけどあなた達はミューノアの代表候補だから行儀悪い態度とかしたらこれから来る猫人達に恥ずかしい思いをするかもしれない。マナーは大事だからそこは厳しくするからね。ましてや公爵家の預かっている子だからそれ相当の作法は必要だからね。」
「はいですにゃ!!」
「まぁ しばらくはこの世界に慣れる事からだね。覚える事はいっぱいだよ。もうあなた達が辛い思いをしないように私達で守っていくから一緒に頑張ろうね。」
連れて来られた孤児たちも初めはビクビクしていたが今までのようなひもじい思いをしなくていいとわかり 自分の将来をゆっくり考える事が出来るとこれからのルシフェルでの生活をしっかり生きていこうと思うのだった。




