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迷子保護

学園の放課後 生徒会長のマリアンヌと副会長のジョセフィーヌとクラウディアは生徒会の仕事をする為に校内を歩いていた。


「えっぐ えっぐ・・・」

「おや?どうしたんですの?」

「迷子かもしれませんね」

「というか こんな子供が学園にいるのもおかしいわ」

「お嬢さん お名前は?」

「ひっく ひっく ターニャ・I・ペンドラゴン・・・ お姉ちゃんを探しに来たの・・・」

「ひぇ・・・」

「そのお名前は・・・」

「アサミお姉様の妹様ですの・・・?」

「お姉ちゃんの事知ってるの?」

「知らない人はいないわ?!」

「アサミ様は今ゼロで職員会議に出ているかもですね」

「私達では判断できないわね・・・!」

「お姉ちゃんいないの?」

「アサミ様は今お話し中だと思うわ!そうだ 生徒会室で保護しましょう!」

「ターニャ様 お菓子を出しますので私達のお部屋に来ませんか?」

「お菓子!?ミコトお姉ちゃんのケーキがいい!」

「くぅ・・・ パティシエミコト様のデザートをいつでも食べているのですね・・・」

「それはそうよ・・・!世界一のお金持ちなのよ!デザートなんていつも高級な物に決まってるわ」

「ターニャ うまい棒も好きだよ?」

「そ それはアイの影響でしょう」

「リンカお姉ちゃんがうまい棒は最強って言ってたよ」

「アサミお姉様の秘書の方ですわね」

「貴族令嬢でも好きな人が多いのね さすがうまい棒だわ!」



「ではターニャ様 生徒会室でお茶にしましょう」

「いいの~?」

「私 職員室に保護したと連絡に行きますわ 誘拐騒動などあるかもしれませんから」

「ええ お願いするわ」

「ターニャ誘拐されるの~?」

「し しませんよ!!アサミ様がいらっしゃるまで休んでもらうだけです!」

「お姉ちゃんに会えるならいく~」

「お仕事終わりまで待っていましょうね。」


生徒会室にはもうすでに仕事を始めていた会計のガンダーラ姉妹 書記のリィエル王女 庶務のサリー侯爵令嬢が作業を始めていた。庶務はあと3人いるのだが今日はお休みのようだ。


「おや・・・ん-・・・」

「副会長 その子供は?」

「学園で迷子になっていたの 身元もやばいわ 失礼のないように」

「あっ!!」

「リィエルやサーナユーナは知ってるかもしれないわね」

「ターニャ様だよー」

「そーだねー ターニャ様だよー!」

「ターニャ様 何でこんな所にいらっしゃるんだい?!」

「そんなに有名な子なんですか?」

「ターニャ・I・ペンドラゴンです!よろしくお願いしますっ!」

「ひぇ・・・」

「ふふ サリー もうそれは私がしました。アサミ様を探しに来たみたいなの」

「アサミ様?アサミ様が学園に関わっているのですか?」

「あ あー・・・」

「今日はご用事があってきたのかもしれないわね」

「お姉ちゃんは 学園の謎の存在なんだよー!」

「ターニャ様 それは言ってはいけないんだよー!?」

「そ そーだよ!タ・・・ターニャ様 アイス食べようか!ハーゲンダッツにしようね?!」

「ハーゲンダッツ!高級アイスだね!ターニャ知ってるよ~!」

「学園の謎の存在・・・・?」

「どういう事でしょう?」

「聞かなかったことにしてください・・・!」

「はぁ・・・」

「アサミ様と連絡が取れるまで生徒会室で保護する事になりました。生徒会長は職員室に連絡に行ったので少し遅れます。」


「ターニャ様はあっちのテレビでゲームをしててくださいね。」

「学園でテレビゲームしていいの~?」

「ふふー ゲームもお仕事になるんだよー?」

「そうなんだよー 学園の生徒に喜んでもらうようなイベントのヒントもあるかもしれないよね~」

「あっ!マリオカートがある!ターニャ マリオカート得意だよ~!」

「おや ターニャ様 私も得意なのです 勝負しますか?」

「お姉ちゃん お仕事しなくていいの~?」

「なに 一戦くらい大丈夫さ ふふ」

「まったくリィエルってば!」



「まぁ リィエルはほっといて今日の議題ですね」

「えーっと 終業式のパーティーですね」

「入学式のパーティーは学園主導でしていただきましたが 今回は初の生徒会主導のパーティーとなります。」

「将来どこに嫁入りするかもわかりませんがその予行練習のような物らしいですね。貴族家主催のパーティーは夫人が担当する場合が多いですから。」

「あと1か月ほどですが間に合うでしょうか・・・」

「パーティーと言ってもダンスなどはないのです。料理飲み物の注文 バンドの演奏の出演依頼 飾り付け その程度でしょうか?」

「各クラスに出し物をしてもらったらどうでしょう?隠し芸などあれば盛り上がりそうですね」

「場所もまだ決まっていないのよねー」

「ターニャいいとこ知ってるよー」

「あら どこなのでしょう?」

「ペンドラゴン領の大宴会場使ってないよ~」

「そ・・・それは許可出るのかなー・・・」

「サーナも行ったことあるけど 1000人は人が入れるくらいはあるよねー」

「いつも王族の飲み比べ大会してるねー」

「私も行った事あるけど さすがペンドラゴン家 料理も美味で実に楽しかったね。勇者の皆様ともお話出来て光栄だったよ。」

「カラオケとかも出来るよ~?」

「カラオケ大会というのもいいかもしれないわね」

「歌詞が完璧だったら ミカエルの皆様が伴奏してくれたりとすごい盛り上がりだったよ。もちろん寮にあるようなカラオケの装置もあるね。」

「えええええっ!そんな事をしていただけるなんて・・・!!」

「あわわ・・・畏れ多いわ・・・」



「毎回ビンゴも盛り上がってるね~」

「ビンゴ?ビンゴとはなんでしょう?」

「20個の数字がランダムに書いてある紙を配るんだ 司会者が番号を発表して その数字があったら紙にチェックを入れていく そして 縦 横 斜めで一直線に出来たら賞品がもらえる」

「サーナ ホワイトボードに図を描くよー」

「ありがとうサーナ 私もした事ないから助かるわ」


ホワイトボードにビンゴのルールなどを書いていく 図にしてみると未経験の子でもわかりやすいようだった


「なるほど これはわかりやすいゲームね」

「ペンドラゴン家での景品は色々あったね。金券 宝石 神酒 カップラーメン1年分 缶ビール1年分 ゲーム機 ホームパーティーでのバンド演奏権 電化製品 新作魔道具 健康器具 家具 楽器 食材 毎週雑誌が届くなど様々な賞品で毎回楽しんでいたね」

「サーナ 好きなアニメDVDボックスが当たったよー」

「ユーナはポテトチップス一年分だったー」

「私は ドラムセットが当たったね。姉さんがビースターというのもあって私もバンドをしたかったからこの賞品はうれしいものだったよ」

「そこまで高級な賞品は難しいかもしれないけど パーティー予算内で賞品を決めてもいいわね」

「ターニャはお姉ちゃんの何でも言う事聞く券が当たったー!」

「そ・・・そんなものまで・・・」

「常識の範囲内のお願いだよ 髪を増やしてほしいなど病気を治してほしいなどアサミ様が出来る範囲の事だね 結婚してくれなどは却下のお願い券のようなものさ」

「ターニャ様は何をお願いしたのです?」

「ターニャはね お勉強を減らしてってお願いしたの」

「ふふ かわいらしいわね」


そこで マリアンヌも生徒会室に入ってきた。


「お待たせしましたわ アサミ様はあと30分ほどでターニャ様を迎えに来るようですわ」

「ほんとに~! お姉ちゃんありがと~!」

「まぁまぁ!私をお姉ちゃんと呼んで下さるのですか うれしいですわ!」

「ふふ ほんとにターニャ様はかわいらしい こんな妹様がいらっしゃるなんて」

「それで 後から確認もいたしますが 今日はパーティーのお話でしたわね。何か提案はありましたか?」

「カラオケ大会 ビンゴ大会 各クラスの出し物 バンド依頼もします」

「最近カラオケブームですから盛り上がるでしょう いいですわね。ビンゴ このホワイトボードのゲームですの?」

「ええ 説明通りよ ルシフェルのパーティーで毎回開催されるゲームのようね。」

「サーナユーナ 学園予算は今回どの程度なんだい?」

「参加者が生徒 教師 あとは各国の王族の皆さん ルシフェルの上層部の皆さんだねー」

「400名くらいかなー 今回の予算は金貨2000枚くらい使っていいみたいー」

「そ・・・そんなに使っていいのですか・・・?」

「慣れなさい。私もびっくりしています・・・」



「お料理の種類は決まっていますの?」

「デザート お寿司 ステーキ 揚げ物 地球の料理人の皆様に依頼をする事になっていますね。もちろんこのルシフェル女学園では様々な国の出身者がいますので食べやすい自国のメニューも用意しますね」

「3時間ほどですが どれだけ食べていただいても構いませんわ。満足していただきましょう」

「アルコールは私達は飲める年齢だけど学園のパーティーだからね。 準備するとしても来賓のお客様に飲んでいただく分程度だよ」

「そっちは先生に品種を依頼だねー サーナ達わからないから」

「それで・・・このビンゴ大会の賞品が結構予算がかかりそうだねー」

「ペンドラゴン家のような豪華景品でなくていいんだよ 無料でもらえると言うのが嬉しいものだろう?」

「私達の用意出来る範囲の賞品ですか パーティー予算で賞品を買ってもいいのよね?」

「予算内で金貨100枚程度だと考えてるよー」

「それだと結構な賞品を用意できそうですね」

「人気店で そうね。金貨1枚程度の人気が高い品でいいんじゃない?」

「アニメグッズやゲーム機とかぬいぐるみとかバンドの公式グッズとかどうかな?」

「そういうのでもうれしいだろうね」

「ビンゴ大会というのはもらえない参加者もいるんですの?」

「揃わなかった人でも参加賞はもらえたよー」

「ルシフェルでどこでも使える商品券とかだったねー」

「そういうのもありですわね 申請しましょう 参加賞は銀貨10枚分ほどの商品券でいいと思いますわ」

「ミューズデイの商品券を買えばいいと思う~!お城で買えるはずだよ~」

「さすがターニャ様ですね・・・」

「お姉ちゃん達からなんかもらう~?」

「タ ターニャ様ご無理を言ってはいけませんわよ!欲しいですけれども!」

「私物をもらえると言う事ですか?」

「ひっ・・・畏れ多いです・・・」

「頼めば用意してくれると思うよ~?」

「い 一応お願いして・・・」

「うう・・・ 不敬だと言われそうですわね」

「あはは~ お姉ちゃんはそんな事言わないよ~」



「こんにちわー ここで妹を預かっているみたいなんだけど~」

「アサミ様!」

「アサミ様 ようこそおいで下さりました」

「わぁ アサミ様だわ!」

「あ お姉ちゃん~」

「ターニャ ダメじゃん お姉ちゃんお仕事だったんだからお家にいないと~ 一人で来たの?」

「うん!シルヴァがバンド練習に行ったからターニャヒマだったの!」

「まったくも~ 迷子になったって聞いて慌てたよ」

「えへへ~ごめんなさい~」

「生徒会のみんな お世話してくれてありがとう!」

「いいえー ターニャ様のおかげで色々アイディアをもらえましたので」

「そうだねー 大助かりだよー」

「ターニャ様の意見で大分進んだねー」

「すごいねーターニャ 生徒会のお姉さん達に褒められたね~ えらいえらい~」

「えへへ~」

「尊いですわね~」

「ビンゴ大会にカラオケ大会 隠し芸 バンドライブか 楽しみだね」



「あの アサミ様」

「何かな?」

「ペンドラゴン領の宴会場というのは貸し出し出来るのでしょうか?」

「ん?好きに使えばいいよ!」

「ほ 本当ですか?!」

「あー パーティーの会場に悩んでたのか。あそこならライブの機材とかは置いてあるから準備も早いだろうね。いいよ~。」

「あわわ そんなに簡単に!」

「あそこは身内の飲み会くらいでしか使ってなかったからね。使う人がいるなら貸し出しもOKなんだ」

「是非お貸しください!」

「掃除とかしとくね。あと必要な物あったら用意しとくからね」



「それとなのですが ミューノアタレント事務所のバンドの依頼はどの程度の予算なのでしょう?」

「今年の夏はライブ依頼が多いなぁ・・・ ルシフェル関係の依頼だったら無料だよ 地球のイベントでは出演料はもらうけどね」

「な・・なんと・・・ 嬉しい誤算ですわね。出演料で何千枚とかかると考えていましたわ」

「あはは 学園のイベントで必要だと思ったら呼んでくれればいいよ」

「はぁ 神対応ですわ」

「ルナフェスもあるし そこまで私達の演奏に価値はないよ 結構な頻度で見る事は出来るからね」

「いえ 何度見てもうれしいものです!」

「Sクラス寮のカラオケなんて頻繁に参加してるじゃん」

「なっ!Sクラスずるいぞ!アサミ様達とカラオケしているのかい!?」

「たまにおいで下さっていますね リィエルもSクラス移行すればいいわよ」

「これは私もSクラス入りをしなくては!」

「リィエル姫はAクラストップだったね 期末試験で上がる可能性高いって聞いてるから頑張って」

「はい!必ずや!」

「ふふ じゃぁありがとう さぁターニャ帰ろうね」

「お姉ちゃん達ありがとう~!」

「またいつでもいらしてくださいね」

「今日の晩御飯はお姉ちゃんの好きなエビフライだよ~」

「マジか!やったね!!」

アサミはそんな事を言いながらターニャと仲良く帰っていくのだった。


「アサミ様でも結構普通な夕食なのですね」

「豪華な食事をいつも食べていると思っていましたわ」

「カラオケでもからあげやピザを好んで注文していたわね」

「結構庶民派なのですよね」

「親しみやすい方ですわ」

「アサミ様の財力のおかげでこの学園が作られたと言ってもいいんだ。本当に素晴らしい方だよ」

「そうですね アサミ様方勇者様にも楽しんでいただけるパーティーにしましょう!」

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