魔王ちゃんの旅準備
ラーカイズ魔帝国では フランチェスカの執務室で地球旅行のガイドブックをお付きのメイド キャサリンなどを交えて検討しきゃっきゃきゃっきゃとにぎやかに話し合いをしていた
「勇者王陛下 こちらのガイドブックも見ていて興味が沸きます!」
「いいえ こちらのお店もサービスが最高とのこと 是非ご覧ください!」
「のぅ キャサリンよ・・・確かにワシは神アサミの勇者になったがの 勇者王ってなんか言いにくくないかの?勇者王とか ケンジ王もそうではないか?」
「そうなのですが もう陛下は魔王ではありませんからね 配下の者達も 魔王じゃなくなったので何と呼んだらよいのか そこで勇者王ですね」
「普通に名前で呼んだらええじゃろうが!フランチェスカと!」
「それですと ちょっと長いのです」
「はぁ・・・めんどくさいのぉ 陛下でよい・・・」
「はっ そのように」
「それで最近のラーカイズはどうなのかの?ワシらが地球に観光に行って問題が何か起きそうかえ?」
「ミューノアに移住した魔族17万人 サキュバスは2000人ほどオケアノスにて定住し 本国にいながらも残りのサキュバスは通いで交代 週3ほどで風俗店に勤務するようですね。」
「サキュバス問題はある程度解決ということでよいのだな?」
「ええ 他国からの観光客も我が国の風俗店を利用しているようなので問題はないでしょう」
「ふぅ それで他の国民はどのような感じなのじゃ?」
「元々 ラーカイズに組み込まれていなかった民族は 自分達の住む環境に合わせて精霊神に相談をし新たなる土地を求めて3万人ほどが分かれて暮らすようになっています。仕事も精霊神のお手伝いのようなものですね。大人しい性格の者ばかりですので特に問題はありませんね」
「なるほど 残った者が今のラーカイズの国民ということかえ」
「そうですね ルシフェルからの通いの労働をしている者や エレメンタル大陸の開拓をしている者など 観光客をもてなす者など様々です 平和っていいですね ですが 新たなる土地も求めて別れていった者達にも支援をしなければなりませんよ」
「そうじゃな 魔族同士で争うようなことにはなってはならん 受け入れてくれた神アサミ 神ミューに申し訳がたたんからな」
「ミューノアに元々住んでいた アセム人が魔族と呼ばれていたおかげで キグナスの魔族も害はないと簡単に受け入れていただけましたし この世界の人間は我々にも温かく接してくれます。移住を決意した陛下に 民は感謝していますね キグナスより豊かになったとの報告もきています」
「しかし 世界が違うとはいえ 人間に恨みがある者も少なからずおるじゃろう キグナスとミューノアの人間の違いをちゃんと見極めてケンカに発展しないようにしなければならんな」
「まったく!ルシフェルの皆様とキグナスの人間を比べるなど10000と1くらい差がありますわ!」
「そうです陛下 私達のようなメイドにまで丁寧な対応をしてくださいますし 私ルシフェルの国が大好きです」
「まぁ ミューノアの人間であっても ゴミのような奴はおる まぁそれも神アサミのペンドラゴン家によってあっという間に逮捕されておるがな」
「神アサミの検索強制召喚はほんとうに恐ろしい物ですね 名前も知らない相手でも 犯罪をしている者というだけで目の前に連行されてしまう」
「とんでもないお方なのですね」
「犯罪者も一掃されそうですわ」
「実際今年の検挙数は400万という数字が出ておるそうじゃ その犯罪者は10年単位で逃亡を続け犯罪に手を染めていたものは数多くいたという。しばらく犯罪者業界はナリをひそめるのではないかとの話じゃな」
「ダリア殿の話では捕まえるだけ捕まえて 後は丸投げされて困ると頭が痛い様子でしたが・・・」
「かかっ ワシも似たようなもんじゃろ?指示だけ出してえらそーにしてるくらいが神というものではないのかのぉ」
「ルシフェルの運営上層部はほぼ地上神となっておられるようで 陛下も神へと予約をいただいたではありませんか」
「そうなんじゃよなぁ・・・別にワシ 神とか興味ないんじゃが・・・」
「陛下の場合は神アサミの眷属神となるという扱いでしたね。神アサミはミューノアと自ら作り出した星の神と兼任になるようですが 忙しいですね」
「そうじゃの 神アサミの勇者じゃからな ふふ 死した後でも神アサミと共に生きれるなら悪くないかもしれんの かかっ」
「私も陛下の力になる為に神を目指したほうがいいかもしれませんね」
「ほんとにお主は頼りになるのキャサリン」
「ふふ 幼馴染ではありませんか 当然です」
「キャサリンだけではない お主ら侍女もいつもワシを助けてくれておる 感謝するぞぇ」
「は もったいなきお言葉でございます」
「この生は陛下の為にございますので」
「これからも変わらぬ忠誠を」
「さて 地球への旅行 お主ら侍女を連れていけないのは少し申し訳ないが 少し厄介じゃな」
「何か問題が?」
「一応ワシ 王じゃぞ?身のしたくとか苦手じゃもん」
「行くのはペンドラゴン家 サワキ家 ツェペシ家でしたね?あの方達の中には元王族の姫や女王なども多いと言いますし・・・陛下も自分で出来るようになった方がよいのでは・・・?」
「毒味とかもいるのでしょうか?陛下の口に入る物は管理いたしませんと」
「陛下一人でお風呂に入れるか心配でございます」
「お お主ら ワシを何じゃと思っとる 風呂くらい一人で入れるわぇ!!」
「陛下は朝も苦手ですし・・・起こさないといけないです!」
「目覚まし魔法を開発しましょう。陛下のハッピードリームを少し改造すればよろしいですね」
「なんじゃみんなして ワシを子供扱いしおって!お土産買ってきてやらんぞ!」
「ふふ 今日も陛下はかわいらしいわ!」
「このお仕事の癒しですわね!」
「陛下 買い物の仕方はご存じですか?練習しないといけませんね」
「お お主らぁ!そこまでワシをバカにして!楽しいか!」
「いえ 今回訪問する地球 は国によって通貨が違うようなのです」
「ふむ?なんと?」
「例えば 今回行く日本の沖縄 北海道 東京ですが離れている島ですが同じ国なので 円という単位です ルシフェルでも円で計算する場合が多いですね?」
「そうじゃな 元々ルシフェルが広めてきたのは日本の商品だと言う 例えば本1冊500円なら銅貨5枚 銅貨1枚が100円という事じゃったな」
「最近だとルシフェルの中では 銀貨を1000円 銅貨を100円 鉄貨を10円と言っているようですね 金貨ですと10万円となります」
「元々の値段が日本での値段ならそういった方が分かりやすいのじゃろうな」
「そして 日本の通貨 他に旅行する予定の別の国オーストラリア ニューヨーク 韓国の通貨もまた違うのです」
「なんじゃそれはややこしいのぉ・・・ 全部円でいいではないか」
「ニューヨークはドル セント 韓国はウォン オーストラリアではオーストラリアドル と色々なコインや紙幣での買い物をしないといけないのです!」
「わわっ 国によりお金を使い分けなければいけないのですね」
「えらい面倒なのですね 地球というものは」
「なんと・・・日本の通貨はつかえんのかえ?」
「入国管理をする場所で両替をする場所があるようですね そこで入国した国の通貨に変換できるようです」
「これは 勉強せねばならんな・・・」
「他にも色々事前に調べないといけないことがありそうです」
「旅行という物は本当に大変なんじゃのぉ」
「ええ お土産何が欲しいかも私の部下に聞くのに忙しいです!楽しい旅行にいたしましょう」
『神アサミかえ 今いいかの?』
『え どうしたの魔王ちゃん』
『ワシらがいく国のお金の勉強をしたいんじゃが 行く国毎で交換しないといけないんじゃろ?』
『あー・・・それね・・・ 異世界買い物のスキルでその国のお金に変換するから 現金いっぱい用意しとけばいいよ 一々両替センターとか行かなくても大丈夫』
『な なんじゃってええええええええええ』
『あはは 一々時間かけてられないからね! 楽しもうね!』
『う うむそうじゃな・・・!よろしくたのむぞえ』
「のう キャサリン 国ごとにお金が違うのはその通りなようじゃが 国についたら神アサミが両替してくれるそうじゃぞ ミューノア金貨もっていけばいいそうじゃ」
「あら それは便利ですね ですが陛下 その国のお金の種類呼び方は覚えた方がよろしいのでは?」
「そうじゃな・・・ そこは覚えるしかないか・・・」
「自分で支払うのも楽しいですよ?」
「ふふ ワシ 地球旅行全力でたのしむからの!!!」
「その意気です陛下」
「ふふ かわいらしいことです」
魔王ちゃんとキャサリンも旅行が楽しみすぎてしょうがないようだ




