↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Lapidary 500円から億万長者!階級制ギャンブル倶楽部【Lapidary】天才2人の快進撃!  作者: 春間 来善


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
23/56

第23話 Fifteen Steal⑤

青チーム:残りカード【1】【2】【3】【4】

     奪ったカード【1】

     合計ポイント 11point


赤チーム:残りカード【2】【4】【5】

     奪ったカード【5】

     合計ポイント 16point


黄チーム:残りカード【1】【2】【3】【4】【5】

     奪ったカード【3】

     合計ポイント 18point


~3ターン目~


青E(翠)「みんなの持ってるカード、全部俺に渡して。」


青A「な、え?」


青C「いや、いやいやいやいや。だめ、でしょ?」


青AとCは今【2】と【3】を持っている。


青B(小林)「…1人だけ勝とうってそうはいかないぞ!ここは公平にじゃんけんだ。」


さっきまでいがみ合っていた3人が今は徒党を組んだように翠に疑心の目を向けている。


翠1人だけの勝利…。翠さんがそれを考えているのか?


青D(硬)「…いや、違う。」


青B(小林)「は?」


青D(硬)「翠さんはもっと深い考えがあるはずだ。」


青A「え?」


青C「な、何言ってんの?」


全員の目が今度は硬に向く。


青D(硬)「だってそうでしょう?翠さんは今俺が渡した【1】【4】と初めから持っている【1】がある!なら、わざわざ全員のpointを回収する必要はない!」


青A「た、確かに…」


青B(小林)「な、みんな目を覚ませ!そう言ってこいつは1人勝ちするつもりなんだ!」


小林が声を荒げる。


青B(小林)「考えてみろ!DとEは知り合いだった。なら1人勝ちしたEがその金でDを救うことができるはずだ!」


青C「た、確かに…」


青D(硬)「ま、待ってください。違う。そうじゃない!翠さんは青チームが勝つことを望んでいるはずです!」


青B(小林)「は、どうだか!口だけならいくらでも言えるさ。でも金が目の前にくると人は変わるものだ!!」


青E(翠)「はい、そこまで。」


翠の声がチーム全体の熱を引かせた。


青E(翠)「大丈夫。みんな…勝つよ。」


有無を言わせないその声にチームの心が1つになった。


そうか、俺はこの人のこういうところに惹かれたんだ。


翠の手には【2】と【3】のカードがそろっていた。


青E(翠)「さてっと、じゃあ行ってくる。」


青D(硬)「え?どこにですか?」


青E(翠)「俺らのチームの、キーパーソン。」


*


黄チームとの点差は2point。


赤Aは現状のpointから勝利を見出そうと頭を動かしていた。


黄も赤もポイントによってはチームの勝利にも、個人の勝利にもなりうる。


逆に言えば青チームは完全に個人勝利の取り合いになる。


思い出せ、きっとどこかにヒントはあった。


人間を見ればきっとわかる。


視界の端に青Eと黄Eが会話している様子が映る。


最終ターンにまだ何か交渉することがあるのか。


…


待てよ?


…思い出した。


赤Aの口角がグッと上がる。


勝てる。これは、きっと勝てる。


赤C「Aさん。どうしますか?」


赤A「あぁ、大丈夫。俺らの勝ちさ。」


赤Aは同じ赤チームのメンバーに勝利を約束した。


*


『タイマーストップ!!!これより最終指名ターンに移ります!!代表者は中央に集まって下さい!!!』


青Eと赤A、黄Eが中央に集まる。


『それでは指名スタート!!』


黄E「指名する。青Dだ。」


ついている。黄が最初に指名した。これで2point以下なら赤は勝ち確定だ!


『青Dは!!!残念!!!!0pointだ!!!』


赤Aはそれを聞いてすぐにガッツポーズをした。


赤A「悪いな、俺の勝ちだ!!!」


*


赤Aは記憶をたどる際、あることを思い出した。2ターン目、黄Eが言っていたことだ。


----------


赤A「もう青Eとのお話は済んだの?」


黄E「ああ。最終ターン奴を指名しない交渉が成立した。奴も生き残るために必死なんだろう。それより、お前。わざわざ黄チームに何しに来た?」


----------


最終ターン指名しない約束。生き残るのに必死。


これらのことから分かる。青Eは1人でpointを重ねて個人勝利。


そして今の青チームの残りカードは


青チーム:残りカード【1】【2】【3】【4】

     奪ったカード【1】

     合計ポイント 11point


被り無しで最も小さい数字でも個人勝利には【1、4】の5point。


つまり、今青Eは5pointを持っている。


黄チームとの差は2point。最終指名で黄との差が4pointなら、赤は確実に勝てる!


*


赤A「悪いな、俺の勝ちだ!!!」


赤A「指名は!青Eだ!!!!!」


青Eはニヤリと笑い両手を挙げた。


『おおっと!!またしても!!!青E、0pointだ!!!!!』


赤A「っしゃああ…ああ…あ?」


目の前が歪む。


色を失う。


何て言った?0?0point?


現実が掴めなかった。地面が遠く離れて感じた。


青E(翠)「指名しまーす!」


黄Eは眼鏡を掛けなおした。


青E(翠)「黄色のーB!」


『おおっと!?黄色のBをご指名だ!pointは?なななななんと!!驚異の28point!?!?!?いったい何が起こっているんだ!?』


赤A「は?」


赤A「はああああ!?!?!?!?!?」


赤A「なんで?なんで?なんでなんで?なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで?」


青E(翠)「落ち着きなって。」


笑いが溢れて仕方がないそんな顔だった。


青E(翠)「やってたことはあんたと大差ないよ、ただ裏切らなかっただけ。ね、黄Eさん?」


黄Eは眼鏡を掛けなおす。全てはこの男の掌の上だったのだ。

良いと思ったら、感想、ブックマークお願いします。喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。