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『帝国魔導特務録』裏話  作者: 夜櫻 雅織


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16/24

Ep.16

❖注意

※本記事はカクヨム、小説家になろう、アルファポリスにて投稿中の『帝国魔導特務録』の裏話及びネタバレ。更には未来日投稿分を先にお話しするようなかなり自由な記事です

 ネタバレが問題ない方に限り、ご拝読戴きますようお願い申し上げます。

 note(幕間系)「https://note.com/lush_thyme415」



❖【第2シーズン ~第11話の話】

 やぁどうも皆様、夜櫻 雅織です。


 冒頭からいきなりカミングアウトされる、ヴィルヘルムの生家――幻楼街プリャーヴェルの王城wまぁでも悠界貴族であれば当たり前の話なんですよね。この亜空間を創造した存在その物がこの世界の核になるので、言わばこの亜空間を創造した人物が死ねばこの空間は消滅します。

 なので、基本的には当主とか。結界守とかみたいなのが居て、代々この結界との契約を引き継いで。自分はその亜空間から一生出ないみたいな感じです。


 そんな事実に打ちのめされ、ヴィルヘルムへの態度を分かり易く改めるノア。でも、それを嗜めるヴィルヘルム。

 あれだけノアを警戒し……今ですら、警戒しているというのにそのスタンスは崩さない。


「アルヴェルト君。君は一般人じゃない、帝国を代表する特務官だ。そんな君が堂々としていないのは帝国の。強いては特務局の機紋に泥を塗る行為だ。……強かに美しく、勇ましくも聡明に。何が立ち塞がろうとも俺達の前に立つ事が許されていると思い上がっている全てを悉く穿つだけの強さと志を掲げていてくれないと困る。」


 これはあくまで特務官としての矜持だと、不必要な卑下は辞めろと釘を差す。何だろなぁ、こういうきっぱり切り分けてると言うか……メリハリがはっきりしてるキャラって、やっぱ何してもかっこいい。

 人の軸と言うか……その人の芯、人となりが美しければ、他の事は後から着いてくる。それを体現してくれるようなヴィルヘルムは「こういう時にこういう台詞言わせたいなぁ」って言うのを言わせ易いキャラなのでめちゃくちゃ助かってたりします。

 だからこそ、かっこいいままで終わらせる訳にはいかないのでその対比となるポンコツ具合が……後少しでw


 ただ、その反面でヴィルヘルムがあまりノアを本当は良く思っていないのを知っているからこそ、釘を差すイリス。教えるのが苦手な割に、実力的に差のある相手と関わるのが苦手な割にはちゃんと距離感を掴もうとするイリス。

 そんなヴィルヘルムへ、今度は自分の為に時間を作ってほしいと。目的地に着いたのもあり、先にイリスは店内へ入らせて2人だけの会話が……!



❖【第2シーズン ~第12話の話】

 ついぞやってきた、第2シーズンの山場ッ……!!

 ノアもヴィルヘルムも、お互いにイリスを理解していて。理解しているからこそノアが分からないヴィルヘルムと、理解しているからこそヴィルヘルムが分かるノア。この2人に因る、第2シーズン最大の相思のぶつかり合い!


 ヴィルヘルムが先輩と言う事。特務官と言う肩書きを捨てれば階級的に上である事。何より、自分よりも遥かに長くイリスの傍に居る事。全部を考慮して、ヴィルヘルムに先手を譲るノア。

 多少、貴族としての矜持もあって同じくノアに譲ろうとするけど……折れない事を悟って、


「――君は、パズルは好きかい?」


 問いを投げる。

 会話を円滑にする為にも、同時に本音としても時と場合によるとどっちつかずな回答をしつつ、キャッチしたボールをそのままヴィルヘルムへ。


「ローゼン卿はパズル……お好きですか?」

「俺はパズルが嫌いだ。」

「お嫌いですか。」

「あぁ、酷く。とてつもなく。君が特務局を、俺達を見てどれだけその本質が見えているのか知らないが……整ったパーツは世界を知らなさ過ぎて面白くない。」


 ここからヴィルヘルムの美学が。価値観が。第1シーズンで胸の内を叩きつけるような、頭の中で処理し損ねてしまっている物を吐き出すのではなく、まるで調べでも弾き語るように。あくまで美しく、でも確実な執着を以てそれを晒け出す。

 外野の意見などどうでも良い、誰にどう思われようとどうでも良い。――俺は、こう生きると宣言するように。


「そんな彼女を、俺にとって妹分以上の価値のある彼女を手に掛けるつもりなら骨すら残らないと思うんだね、小僧。――その首に組み付いてミイラ(乾燥剤)にしてやるのが楽しみだ。」


 ヴィルヘルム、それ殆ど告白と変わらんぞ。……あ、しまった。ゲフンゲフン。

 そんなヴィルヘルムに臆す事なく、


「それであれば問題ありません、ローゼン卿。……俺はイリス先輩の為に命を懸けられる人間です。貴方と同様に、又はそれ以上にイリス先輩を少しでも傷付ける存在は一切の迷いもなく皆殺しにします。幸い、俺も皇帝陛下より特務官としての特権を賜った身。今、俺が持ちうる全てを刃にも盾にも換えてイリス先輩に手を出さんとする屑を血祭りに挙げてご覧に入れます。」


 同じ土俵に上がるノアの度胸が最早レベチ過ぎる。身分も、学歴も、あらゆる面で負けてるのに度胸ではまるで負けてないノア。

 書いてて特に楽しいシーンではあったんですけど……。一番の楽しみは、お愉しみはここから。



❖最後に

 今回はここまで!


 さぁ~あったまって参りました!

 ここからね、第1シーズン同様に大きなどんでん返しになります。流れが大きく変わって参りますので、どうぞお楽しみに。


 それでは、またのご機会に。

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