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第27話 包帯

「「「ごちそうさまでした!」」」

十一の聖痕は食事を終えラミューズが食べ終えた食器を洗う。



洗い物を終えリビングのソファに腰掛け打ち合わせで使った資料に改めて目を通す。



「熱心ですね勇聖天殿、それは作戦書ですか?」



「あぁ、出撃は二週間後だ。それまでに作戦を見直しておかないとな。」

(何事もなくこの作戦が進めばよいのだが、やはり胸騒ぎがする。とはゆえどうやって軍艦を沈めたのか分からない以上バニヤ軍の戦力は未知数、考えるだけ無駄だな。)



ラミューズは一通り作戦書に目を通し終えると体を洗いに風呂場に向かった。



誰も入ってない事を確認し服を脱ぎ顔の包帯を取る。



(………ホント今更だけど、酷い顔になってしまったな……)



風呂場の鏡を見る度にそう思う。

元々ハンサムな顔立ちだったラミューズの顔はアピテル残党軍との戦いにより大火傷を負い見るに堪えない顔に変わってしまった。



ラミューズももう若くないので今更ハンサムな顔に未練はないのだがここまで醜い顔になるとやはり鏡を見る度気持ちが落ち込んでしまう。



ラミューズは髪と体を洗い風呂に浸かりパジャマに着替えて床に着いたのであった。





____________________





一方その頃、スピタナ湖鎮守府にて



「勇者殿!資材と鉄骨の追加入りました!」

大型の貨物用トラックが3台鎮守府に入ってきた。

扉を開けると鉄骨やら資材やらがパンパンに詰め込まれていた。



「よし来た!」

肉松はトラックから鉄骨を取り出し空中へぶん投げた。

それと同時に鎮守府の天辺まで一瞬で登り投げた鉄骨をキャッチする。



「こ、この鉄骨はあそこに置いてくれ……」

親方は次々と鉄骨や資材を運んでゆく肉松にドン引きしていた。



「親方!鉄骨は運び終えました!次は何を運びましょうか?」



「そ、そうだな。次はあそこのトラックに積んであるセメントを持ってきてくれ。」

指示を受けると直ぐに肉松は下に降りセメントを探した。

トラックの中にセメントが入った袋が大量に入っていたのでトラックと鎮守府の屋上を行ったり来たりしあっとゆう間に全てのセメントを運び終えた。



鎮守府の壊れた箇所の骨組みを直しコンクリートで固めて直し全ての工事が終わるまでに掛かった時間は僅か1ヶ月弱であった。



「信じられない………1ヶ月も掛からずに終わるなんて………」

親方も社長もこの結果には開いた口が塞がらない。

どれだけ早くても3ヶ月は掛かるであろうと思われていた工事が1ヶ月弱で終わった。



タンビエンからの工期要求には間に合ったがそもそもあの工期要求は『ダメ元でやるが全力は尽くす。間に合わなくても文句はゆうな』とゆう条件で合意した内容であり親方も社長も本気で間に合うとは全く思ってなかった。



やはりなんとゆってもここまで早く鎮守府の修繕が終わったのは肉松の活躍が大きい。

本来であればクレーンを使うような作業を肉松が親方の指示の元全て手作業で組み立てていった為にかなりの時短になった。



勿論肉松だけでなく鎮守府の海兵達が総動員で職人達の指示を受け手伝えることは全て手伝い全員が一丸となり鎮守府の修繕に取り組んだ結果、この短い工期が実現したのであった。



「凄いな……本当に1ヶ月で全て終わらせるとは……」

ギルフィーラは修繕の終わった鎮守府を見上げながらそう呟いた。



「だからゆっただろ?1ヶ月以内に終わらせるってな。」

ギルフィーラの後ろでタンビエンがドヤ顔しながらゆい放った。



「大したもんだよ全く。それより請求書は本部の方に送ったらよいのか?」



「あぁ、それよりまた今度暇な時にギルとアベレイと三人で呑みにゆこうぜ?よい店知ってんだ。」



「暇な日があればな。社長になったばかりで今は色々ゴタゴタしてんだ。かなり後になるぞ。」

ギルフィーラはそうゆって従業員を引き連れ帰っていった。



「………さて、長い工事も漸く終わったな。」

タンビエンは兵士達に労いの言葉を掛けて回り溜まった書類と格闘し一日が終わった。

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