第21話 連邦海軍艦隊
ドン!ドン!ドン!
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン
パロネア軍の艦隊は鎮守府に向かって一斉砲撃を始めた。
鎮守府には魔術結界が張り巡らされているお陰で今の所防げてはいるものの、突破されるのは時間の問題であった。
鎮守府から二隻の軍艦と三隻の潜水艦を出して応戦する。
残りの兵士は鎮守府の固定砲台や魔術が扱える者は魔術による迎撃を行った。
ドン!ドン!ドン!
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン
鎮守府の軍艦が砲撃を行った。
しっかりと調整を行い砲撃は敵船に命中した。
「よし、当たった!」
手応えはあった。
しかし煙が晴れるとそこには魔術結界によって護られ無傷の軍艦が姿を現した。
「魔術結界だと!?軍艦に張り巡らせているのか!?」
本来魔術結界は軍艦のような動くものに張ることなど不可能の筈である。
「流石はパロネア軍とゆった所か………魔術の進歩速度は大陸一だ。軍艦にも結界を張れる技術を作り出すとは。」
「しかし、攻め入る時期が悪かったな。もう二週間早く攻め込んでいればこの鎮守府も落とせただろうに。」
そう呟くタンビエンの後ろに肉松が控えていた。
「提督!危険です!お下がりを!」
「大丈夫だ心配するな。我々には勇者殿が付いている。」
そうゆうタンビエン目掛けて砲弾が飛んでくる。
カッ
ッビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
砲弾がタンビエンに命中する直前、肉松が砲弾を蹴り返し砲弾はUターンして敵船に直撃した。
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン
とはゆえ敵船には魔術結界が張られておりダメージはない。
ドン!ドン!ドン!
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン
敵船からの砲撃は止むことなく降り注ぎ波が揺れ船体が大きく傾いた。
船が揺れようとタンビエンは微動だにせず甲板で仁王立ちして敵船から目を離さないでいた。
肉松は飛んでくる砲弾を片っ端から叩き落していた。
それでも一人では飛んでくる弾全ては叩き落とせず後ろの鎮守府に命中する。
「提督!例の物を持って参りました!」
兵士達が運んで来たのは巨大な風呂敷であった。
3人掛かりで何とか甲板まで運んできたのである。
「宜しい、では勇者殿。」
風呂敷を開けるとそこには沢山の小石が入っていた。
肉松は小石の山から一掴みすると敵船に向かって石を投げた。
投げられた小石は散弾銃の如く真っ直ぐ飛んでゆき敵船に命中する。
ガシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン
砲撃ではびくともしなかった敵船の魔術結界だったが、小石が命中すると結界は粉々に砕け散り石の雨が敵船に降り注いだ。
「なッ、何事だッ!?何が起きたッ!!」
「艦長、船の魔術結界が破られましたッ!!」
「なッ、何だとぉッ!!」
(馬鹿な、魔術結界はちょっとやそっとの攻撃で壊れるものではない。一体どうしたとゆうのだッ!!)
艦長が予想外の事態に取り乱してる中、肉松は二発目を投げた。
ドゴォォォォォォォォォォ
二発目を喰らった敵船は大きく揺れた。
「ぐぉわッ、今度は何だッ!!」
砲撃を喰らった訳でもないのに大きく船体が揺れ艦長は立っていられなくなり膝をついた。
「艦長、大変です!今の衝撃で船底に穴がッ!!」
「何だとッ!?バカなッ!この戦艦は女神の涙で塗装されているのだぞ!?どうなっている!?」
艦長と乗組員が無駄話をしてる間に三発目が飛んできた。
ドゴォォォォォォォォォォォォォォ
今の攻撃で電気系統がショウトしたのか定かではないが、船内で火災が発生した。
「艦長、この船はもう駄目です!急いで避難を!」
「バニヤ軍め………いつの間にこんな兵器を……」
艦長は乗組員達と共に非常用小型ボートに乗り込み撤退した。
ドゴォン
バゴォン
バギャァァァァァァァァァァァァァァァァァン
戦艦は大爆発を起こしスピタナ湖の底へと沈んでいった。




