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年の差カップルは嫌ですか?  作者: 仲阪 晴恋
第一章 不思議な彼女
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第9話 好みの女性

 夕方だった事もあって店内は座る席を探すのが大変なくらい混んでいた。

「あ!ここ空いてる! 座れますよー」

 俺は見つけられなかったのにすぐに席を見つけてくれて、The大人な綺麗な女性は上着を置いて場所取りしてくれた。


 ◆ ◆ ◆


「いらっしゃいませ!ご注文はお決まりですか?本日からの秋の新作商品 大学芋ケーキはいかがですか?」

 接客してくれた店員さんは金髪でショートヘアのメイクが派手で見た目は高校生くらいには見える元気いっぱいの好みの声の子。

 最近入ったバイトの子なのかな、毎日のように来てるのに見たことないな... って俺は他の女の人に目移りしやすくなって来ているのかもしれない、前までは気にもならなかった事なのに。


「新作商品だって!大学芋ケーキにしてみる?」

「そうします!」

 新作とか限定とかに弱い俺は即答してしまった。

「あと、飲み物は何にするー?」

「んー...... オススメってありますか?」

 いつもなら迷わずアイスコーヒーにする所だけれど、さっきの子の声が聞きたかった俺は店員さんにオススメを聞いていた。


「これも新作商品なんですけど、ホットチョコレートジャガースペシャルが私のオススメです!世界中のカカオの産地から厳選された高品質のカカオを使った甘すぎない濃厚ホットチョコレートになります!」

 最高のスマイルと好きな声で教えてくれて謎に満足している俺だった。


「それにします!」

「私もこれにするね!どっちも2個づつでお願いします!」


「お時間5分くらいかかりますので、横のカウンターの方で受け渡しになります。右のカウンターの方でお待ちください!」

 また次に来た時も丁寧に対応してくれたこの店員さんだったらいいなと心の中で思っていた。

 あ、そうだ一応名前を見ておこうかなっと名札は『天寿』名前?苗字?まぁいいや。


「大学芋ケーキとホットチョコレートジャガースペシャルでお待ちのお客様ー!お待たせしましたー」


「もう出来たみたいよー 美味しそうだよー」

「食べましょ!食べましょ!」

 甘い物が大好きなのか、まだ食べてないのに幸せそうな顔をしていてその顔を見るだけで俺まで幸せになりそうなくらいだ。


「まだ名前聞いてなかったよね?私は矢野やの しずかあなたは?」

「俺は賀井かい 凌吾りょうごです!」

 聞きたかった事を先に聞いてくれてコミュ障の俺は少し助かった感じに。


「じゃあ...... 凌吾くんだね!」

「はい!!」

 名前で呼ばれてついニヤけてしまっていた。

「大学芋ケーキ美味しいね!」

「美味しいです!!芋大好きなので食べてるだけで幸せですよー」


「いきなりなんだけど気になったから聞いていい?凌吾くんは彼女さんいるの?」

 隠していたわけではないが、自分の中では聞かれたくない事を聞かれた感じがしていた。

「いますよ。」

「じゃあ...... 私とあんまりここで長く一緒にいるのはよくないよね、ごめんね」

 夜野さんのさっきまでの幸せで溢れていた笑顔が完全に無くなっていた。


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