ネタ 二ホンヲイジメヌンデ -1
「これは決定なのだ吉田首相。君たちに拒否権は無い」
「そ…それは余りに無体ではありませんか閣下!」
1950年6月 あの敗戦から4年、漸く混乱の収まった帝都東京にあるGHQ本部に置いて、敗戦国の首相は占領軍総司令官の無慈悲としか言えない言葉に衝撃を受けていた…膝の上で。
「まあ落ち着きたまえ、キャンディー食べるかな?本国のだから凄く甘いぞ」
「わーいキャンディだ~!……はっ!こんな物で誤魔化されませんぞ!」
「ふふふ。口に一杯詰め込んで喋っても説得力はないよ吉田首相」
注意しておくが、別に変なプレイではない。おっさんがおっさんの膝の上に乗っている訳でもない。占領軍総司令官マッカーサーの膝の上に載り、リスの様に頬を膨らませて喋っているのは何とも愛らしい生き物、もちもちのほっぺと小さな体躯、キラキラと光るお目目、短い手足を持った子供にしか見えない、しかし出るところ出ている見目麗しい、所謂所のえちえちほっぺの生物、詰まり全世界垂涎のアイドル日本人であった。
とある所に戦争を憎むチート転生者が居た。彼(今は彼女)は上位存在的サムシングに平和な世界と愛される日本人を願い、結果弧状列島の住人はかくの如き存在になり果てているのだ。
時を戻し、これまで日本が辿った歴史を掻い摘んで語ろう。
明治維新は概ね史実の通り進んだ。開国以来、ワッとカワイイ(現在世界共通語)を目指して列島に押し寄せた列強にすんごい無体(撫でられ、揉まれ、もちもちされ、お菓子を貰ってホイホイ付いて行く)を働かれたが概ね上手く言った。
これには今も尚、宮城に負わす尊い方に拳骨を落とされているチート転生者の働きでもある。彼(彼女)は自分の仕出かした事に、速攻でケツ捲ろうしたのだが、明治大帝にほっぺを抓られ引きずられてその血筋と日本の為に強制労働に従事しているのだ。
彼女(もう彼とは言わない)の働きにより日本は富国強兵の道を進んで行った。近代化の中身が矢鱈と製糖やら製菓方面に偏っている気もするが日本(日本帝国)は進んでいったのだ。
これが敗戦へ繋がるのは朝鮮問題からの事である。世界からネットリした視線を向けられる事に嫌気が差した彼女はお隣の国に酷い事をしたのである(彼女曰く、本国だから問題ない)
使節(お土産)として朝鮮王国に送られた西郷隆盛によるテロである。テロの内容はもちほっぺウィルス(転生者命名)の散布。熊本弁系もっちりガールが清渓川に散布したそのチート物質は忽ちの内に朝鮮半島を覆い尽くし、豆満江で停止、半島の住人はパッキンもちほっぺになり果てたでバゼヨ。
転生者は半島が列強熱狂行列の出来るカワイイ専門店になっている内に日本帝国を固める腹積もりであったのだ。対馬海峡を超えた所にちょうど良いのが居ます!そっちを襲って下さい!
だがそうは問屋が卸さなかった。
「キャー!!!カワイィ!!!!これ頂戴!!!(野太い声のクマ)」
「…すぞ」 (清帝国)
二つの勢力がガチにやり合い始めたのだ。所謂露清戦争である。上位存在の悪意であろうか?もちほっぺの魅力は人類をして狂気に陥れる程だったのだ。これに日本は巻き込まれた。
未だ日本帝国を掌握しきれていなかった転生者は世論に押され清側での参戦をせざるを得なかった
「だって台湾上げるし、頤和園作るの止めて代金半分渡すって言って来るんだもん…それに西太后おばちゃんニコニコしながら月餅一杯くれるから断りにくかったんですよ!あっ!月餅は美味しかったです!お土産に貰った来たので陛下も食べます?」by上奏後明治帝直々ほっぺ限界まで引っ張り刑に処された陸奥宗光
辛くも半島の半分は維持する事が出来た。敗北には近いが驚くべき勝利とも言える。列強に新興国が抗したのだ。 これは転生者の無限チートの賜物であるが、同時に致命的な日本の弱点を露呈する行為ともなった。
彼女は湯水の如く兵器も物資は出せる、だがその全ては一切人を傷つける事が出来ない。日本帝国が自国で生産した物も海外に注文した物も同じなのだ。
序でに言うと日本人も撃たれ様と刺されようと燃やされても痛がるだけである。だって平和国家なんだもん。
その弱点は続く日露戦争で完全に世界の理解する所となり、列強に「「何時か狩る」」と邪心を誘発させる。人死には出ないんだ、押し切れれば後はやりたい放題だぜ!と言う事実を日本は自分で証明してしまったのだ。
あの…可哀そうだから撃つの止めましょうよ?と露兵に言われた二百三高地で
「砲弾の雨を食らったんですが、なんかフワフワしたのに包まれて眠っちゃっいました。気持ち良かったです」との露兵証言があり
日本海海戦では
「艦内にマシュマロが溢れて行動不能になりましたが、乗員・艦隊共に無傷です」とロジェストヴェンスキー提督がロシア皇帝への手紙を送ってしまっているのだ仕方がない。
量はある質も高い。だが絶望的に戦争する事に日本は向いていないのだ。日露戦争は只管に弾幕を張り続け、ロシア帝国が戦費の浪費に嫌気が差すまで粘っただけである。
こうして一応の勝利を収めた日本帝国は、後からスッゴイ悪い事した気がしてきてので御免なさいしてチョワヨな関係修復が出来た大韓帝国と共に何とか生き残る事は出来た。
だが遠く欧州で発生した筈の大戦がアジア全体に波及し、日本獲得を心に抱く列強が本来の目的そっちのけで大清帝国をボッコボッコし始め、史実を遥かに超える奮闘虚しく惨殺された清の姿にはエーウー!!!と抱き合って泣く事しか出来ず。
両国は生き残り(ペット化阻止)を掛けお願いですから来ないで下さい近寄らないで下さいと儚い威嚇をする軍事国家になる他は無かった。
続く




