第八話 虫、襲来
※【全はちゃ!!】本家様制作関係者のみ閲覧可
※ 未登場人物などネタバレ有り
関係者以外はお帰りくださいませご主人様
【全はちゃ!!】関係者の皆様へ
元作品作者と違い、キャラ設定の詳細把握ができておりませぬので、多数キャラ崩壊がございます!
あくまで雑コラとでも思ってご覧くださいまし!
ではではではではではではレッツゴー!
[始まりの街郊外:墓場付近]
街の外周にある陰気な雰囲気の今にも幽霊が出そうな墓場…
の横にあるゴミ捨て場に家メンが集結している
数日間の洞窟生活を共にした家具たちに名残惜しそうに手を振る古都花
どうやら血痕付きの家具を捨てにきたようだ
「ねえそろそろ帰ろう?ね?」
「やだっ、まだ愛しの桑田に別れを告げてないっ」
「家具に名前付けんなよ」
墓場の陰気な雰囲気に押されたであろう璃玖が墓場からできるだけ離れるようにして座り込んでいる
怖がっているようだ
いとうつくしゅうていたり(訳:たいそうかわいらしい様子でいらっしゃった)
だが怖がる璃玖を尻目に古都花はベッドに抱きつき涙を流している
火事場の馬鹿力だろうか、竜人の優が引っ張っているのに一向に離れる気配がない
そんな彼らの奇行を茂みから見つめる一匹のゴキブリがいることに気付けた者は残念ながらいないようだ
数百メートル離れた墓石の影で動き出す黒ローブの影
「あの奇行の数々…もしかして」
シルバーブロンドの髪を靡かせた少女と数多の虫達が夜闇に紛れて行動を開始した
◆ ◆ ◆
[始まりの街郊外:洞窟内部]
「やっと片付け終わったあー!」
「古都花、よく一人であれだけの家具持ち込んだな…」
ゲーム内なのに汗をかいて地べたに座り込む家メン…
普段なら新村がいるおかげですぐに終わるのだが未だ合流できていないせいで力仕事は時間がかかるのだ
「ってかゲーム廃人共なんでいないんだ?」
「アイツらならもう初めてそうなのにな…」
「みんな何してるんだろ…」
座り込んだままのんびり人数の少なさをぼやく五人の視界に何かが映り込んだ
平穏な生活を脅かす者…
人類の敵…
影に潜む脅威…
そう、ゴキブリである
「ギャーーーーーーーー!!!!!!!」
さほろが淑女にあるまじき悲鳴をあげながら逃げ出す
璃玖は既に洞窟の奥で引きこもっているようだ
ゴキブリなら殺れると木の棒を振りかざす優の顔面に飛び込んできたのは茶色の弾丸…
目前に迫ったヤツを認識した途端優の表情がガラリと変わる
「蝉はムリ!!!!!!!!!!!」
ご自慢の瞬発力で璃玖と同じように奥へ逃げ込む優
置き去りにされた愛しの古都花は…土壁に閉じこもって難を逃れた様だ
まだ冷静さを保っている久志は洞窟外へと避難している
確かに奥に行ったら追い詰められるだけだろう
人間危機に陥ると正常な判断ができなくなるものだ
虫達と悲鳴が飛び交い阿鼻叫喚の洞窟内部に場に合わぬ明るい声が響いた
「やっほー!みんなのアイドルひとみんだぞ☆彡」
洞窟を覗き込む少女…
そう、たった今名乗りを上げた通り、瞳である
「ってなんで瞳がここに!?」
「それより虫!なんとかしてー!!!!!!」
内部の地獄絵図を見た瞳ははっと気づいたように叫んだ
「解除!解除!ネクロマンス解除ー!」
その瞬間全ての虫達が動きを止め地面に落ちる
カサコソと這い回る音や羽音が消えたことで隠れていたメンバーが姿を現し出した…
「瞳?????????やっていいことと悪いことがあるよな!!!!!!!!??????」
さほろの圧に気圧される瞳…自業自得である
「えっ…と、言い訳させt……」
何か言いかける瞳
だがしかしその言葉は涙目の優の腹パンにより掻き消された
HP全損により瞳がポリゴンになる
「優、それ2キル目だよね笑」
「いっけなーい、殺意殺意ー」
「そろそろスキルポイント狙いのPKKに狙われるんちゃう?」
「アレを人間として数えるのか?」
「数えない」
「だよな」
消え去るポリゴンの前で優と古都花が冗談を交わす
優は古都花しか見えていない様だが忘れないで欲しい
足元に大量の虫の死体が転がっていることを…
「片付け…どうしよ」
「せっかく綺麗にしたのに…」
絶望に打ちひしがれる璃玖と久志
さほろは…まだ奥に引きこもって戻ってこない
確かに死体でもキモいのはよくわかる
一通り笑いが収まった古都花が木の枝を拾い箒を作って掃き出す
もっとも部屋の一角を掃くだけで折れるのだが無いよりはマシである
せっかくの拠点を荒らされた怒りが向かう先は一つである
瞳、流石家の地雷タップダンサー
贖罪の時が楽しみだ




