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よわよわ勇者のサキュバス無双~最弱勇者は冒険者に化けたサキュバスと最強まで成り上がります!~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 王都に現れた聖なる白い一団、その正体は勇者と魔物!

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第73話 この後、色々とどうしよう

 森に落ちたレインボーワイバーンの上に乗っかる僕ら。


「いやほんとでかいな、ホーリードラゴンを思い出すよ」

「うむ、おそらくワイバーンで最大クラスであろう」「よく潜んでいましたわ」

「地中にでも~、潜っていたのでしょうか~」「スキルで森に擬態してたようよ」


 鑑定でそこまでわかっていたのか、

 配下の配下の配下に人間とか色々襲わせて、

 最終的に森に引きずり込んで食ってたりしたんだろうか。


(にしてもこれ、どうしよう)


 綺麗に穴を空けているが、

 やはり出血が酷く嫌な臭いが、

 これでも肉とか食えるんだろうか?


「ええっとファロラ、まさかこれ丸ごとアイテムボックスに仕舞えたりは」

「やるだけやってみるわ、無理だったらまず初めに、4等分くらいにしましょ」

「最悪、首だけ斬って頭を持ちかえるのも……うえっ?!」「全部、入っちゃった」


 ほんっとうにファロラは底なしだな、色んな意味で。


(王都の冒険者ギルドで、さんざんアイテムボックスへ積んだ上でのこれである)


 いや、まだまだ上位ワイバーンの屍骸が落ちている。


「んじゃまあ次はイビルワイバーン、ハイワイバーンも全部はいいや」

「どんどん仕舞っちゃうわね」「アタシも手伝うわ」「あっ、ジマーも運んでくれるんだ」

「なんだかアイテムボックスが使えるみたい」「えっジマーまで?!」「……確かに新しいスキルで入っているわ」


 とファロラが改めて鑑定、

 まあこのレベルの魔王なら持っていてもおかしくないか、

 グレーターデーモンなんて災害級の魔王だぞ、全世界を挙げて討伐するレベルだ。


(どう言い訳をするか、いや、もともと従魔登録されているんだし)


 ただ、想像していた恐ろしいのとは違う、

 どエロエロだ、いやほんと並のサキュバスなんて目じゃない、

 ホーリーサキュバスと真逆の、いかにも悪そうな、人間の血をワイングラスで飲み干しそう。


「何よジロジロ見て、それより首輪がキツいわ」

「あっ可哀想、リムラさん」「はい~、ゆるめてあげますね~」

「それと服も締め付けてくるわ」「でしょうねえ」「では私の着替えを」


 シグリヌさんの声に、

 ファロラがアイテムボックスから出す、

 とりあえずは応急処置的にね、て目の前で着替えてるううう!!!


(ナイスボディが目の毒だ)


 そうか僕はもうサキュバスじゃないと駄目なんじゃなく、

 魔物じゃないと駄目なのか、今更だが優秀な餌だな僕って、

 いやいくらジマーが大人の身体になったからってそんな、ねえ。


「さあアタシも回収するわ」

「うんジマー、アイテムボックス持ちが2人だと多分、便利だ」

「あとは容量ね」「ええマスター、マスターくらい入るとアタシは嬉しい」


 グレーターデーモンになったからかな、

 ティム主のファロラをマスターって呼んでいる、

 御主人様とかじゃなく、まあいいか別に特に害は無い。


(そうこうしているうちに、目についた上位種は粗方回収し終わった)


 ジマーのアイテムボックスへ多めに入れたが、

 今の所は大丈夫そうだ、ってまさか人が入れたりはしないよな?

 と試してみると、やはり生物は入れられない、これはアイテムボックス特有の仕様だ。


「あーーー、もう無理~~~」

「ファロラ、さすがにアイテムボックスがパンパンとか?」

「ううんカラカラ」「えっ」「あそこで休みましょう」「どこどこ」


 ってどこかと思ったら、

 倒したワイバーンが重なり合っている上だ。


「ふむ、まあここなら悪くないか」

「セルフィ様、さっさと始めてしまいますわね」

「えっどういうこと」「私たちの魔力が~、もうありませ~ん」


 あー、やっぱり、

 だからってこんな所で、

 と言いたいが他に横になれる場所が無いか。


「ということでセルフィ、帰りの飛行分の魔力、お願いするわ」

「うんまあ、お手柔らかに」「それは無理、勇者魔力もうほとんど無いもの」

「……じゃ、じゃあ死なない程度に」「それはもちろん、だって死なれちゃ困るもの」


 という感じで勇者魔力を吸われている間、

 僕はこの後の、まずはギルドの爺さんへの言い訳を、

 夜空を見上げながら色々と考えるのであった、うーん、どうしようかなあ。


(時間はたっぷりあるけど、これ朝帰りになっちゃうかなあ)


 いやこれ多分、

 最後は疲れ果てて眠っちゃうな、

 全てが終わった後で僕の仕事が、出番が来たって感じ、まあ、いつものことです!

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