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よわよわ勇者のサキュバス無双~最弱勇者は冒険者に化けたサキュバスと最強まで成り上がります!~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 王都に現れた聖なる白い一団、その正体は勇者と魔物!

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第71話 ワイバーンのインフレ

「ふう、500体は倒したぞ」

「シグリヌさん、一旦休みますか?」

「いやまだだ、回復はリムラの魔法で問題ない」


 というか僕が背中に抱きついているのがキツくなってきた、

 それだけ空中バトルはまだ続いている、いやほんと、どれだけ出てくるの、

 これ奥の方から援軍でも呼んでるんじゃ、ということはやはり司令塔が居るのか。


「あまり派手な範囲魔法は自重しておりますが、これ以上沸くようでしたら」

「うんそうだねルビアさん、言い訳は後で考えれば良いし、とりあえずは敵の全滅優先で」

「おそらくこの距離なら街までは」「あ~、何か来ます~」「えっリムラさん」「複数、いえ、大勢です~」


 森からワイバーンが隊列を組んで出てきた、

 そして中心には上位のハイワイバーン、やはり組織の中心が居たか、

 と思ったら隊列は1つじゃない、次々と出てくるハイワイバーン、なるほどそれでか。


(司令塔も複数居た訳だ)


 しかしこうなると逆に攻め易い、

 特に単騎攻撃が得意なシグリヌさんやファロラが、

 ハイワイバーンを狙えば後のワイバーンはおまけみたいなもんですよ!


「ふむ、大規模攻撃か、これは不味いな」

「えっシグリヌさん、だってハイワイバーンだけを狙えば」

「いや、隊長が倒されたワイバーンは他の隊に吸収されている、つまりハイワイバーンの数が多すぎる」


 確かに倒しても倒してもきりがない感じだ、

 同じく単騎いやティムモンスターとペアだった、

 ファロラもさすがに息を切らしはじめた、ジマーの操作? もあるからね。


「ちょっとこれ、おかしいわ」

「切りが無いじゃないのよもう!」

「これ絶対、更に何か居るわ」「魔力足りるかしら?」


 ってジマー、僕を見ないで!

 こんな所で魔力を吸われる隙も暇もベッドも無い、

 かといってこの状況で一旦撤退とか、街に大群を誘導するようなものだ。


(さすがにあの爺さんが気の毒過ぎる)


 つまりは、

 何としてでもここで敵を倒し切らないと、

 でもほんっとにわらわらわらわら……あっルビアさんがついに!


「ホーリーシャワー!!」


 光の矢を降らせちゃった、

 こうなるともう抑えは効かないな、

 ファロラもホーリーブリザードてワイバーンをバラバラにし始めてる。


(ただ、こういう派手な魔法は魔力消費が……)


 背筋がぞくりとする、

 と思っていたら今度はハイワイバーンのみで隊列を組み始めた、

 そしてまとまってこちらへやってくるが、その最後方に紫のワイバーンが!


「ファロラ、あれは?」

「……イビルワイバーンですって」

「あんなのが更に控えていたのかぁ」


 親玉登場って感じかな?

 ワイバーンより一回り大きいハイワイバーン、

 そこから更にもう一回り大きい、翼で切り裂かれそうだ。


「よし、皆であいつを」

「あっ待ってシグリヌさん」

「どうしたセルフィ」「イビルワイバーンもいっぱい出てきた!」


 さっきのワイバーンとハイワイバーンの隊列みたいに、

 今度はハイワイバーンとイビルワイバーンの隊列ときたか、

 もうこれは、魔力切れとか言っている場合じゃないな、うん。


(結局、イビルワイバーンは6体かぁ)


 こうしてバトルをし続けた結果、

 何とかイビルワイバーン以外を蹴散らし、

 イビルワイバーン自体も残り3体となった所で……!!


「あ~~~!!」

「リムラさん、まさか魔力が切れて回復魔法が?!」

「いえ~~、隠れていた特大な魔力反応が~~、来ます~~~!!」


 やってきたのはイビルワイバーン8体を引き連れた、

 7色に光る巨大なワイバーン、ってこれはもうドラゴンでは?!

 生半可な竜よりどでかい亜流、ファロラがすかさず勇者スキルで鑑定したようだ。


「これは『レインボーワイバーン』ワイバーンの最上位種だって!!」


 もう滅茶苦茶だ、

 ワイバーンのインフレだよ……


「攻撃魔法が来るわ!!」


 うわ、7色の光が攻撃してきた!

 僕らは避けるので精いっぱいだが、

 こちらの光魔法を集中させれば、きっと……!!


「よし、じゃあ最優先はレインボーワイバーンを魔法で」

「駄目よセルフィ」「えっファロラなんで」「あのワイバーン、光攻撃魔法無効化のスキルがあるわ」

「じゃあ物理攻撃で」「任せろ、ふんぬっ……うあっ、まるで効かない」「シグリヌさんでもかあ」「セルフィ、良い案は無いか」


 あっ、リーダーである僕が頼られた!

 ちょっと嬉しいけれども、さて、この状況、

 いったいどうすれば良いんだ……考えるんだ僕、人間として!!!

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