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よわよわ勇者のサキュバス無双~最弱勇者は冒険者に化けたサキュバスと最強まで成り上がります!~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 王都に現れた聖なる白い一団、その正体は勇者と魔物!

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第68話 自己満足の仕返し

「という訳で僕はもう、もう……」

「そうか大変だったなセルフィ、好きなだけ甘えるが良い」

「うんシグリヌさん、お弁当もありがとう」「私だけなぜか3人分貰えたからな」


 ガーデンオブリリーズの馬車から脱出、

 丁度お昼弁当の時間だったので食べ終り、

 お腹がいっぱいになった所でシグリヌさんに甘える僕。


(ガーデンオブリリーズに仕返しだ!)


 いや見えてないだろうから自己満足だけど、

 あの女冒険者たちがやりたいであろうことを、

 今こうして馬車の中でやっているという、うん、気分が良い。


「いっそ奴らの馬車の隣について、見せてやるか」

「前のキスもですけど、彼女達のご褒美になっちゃいます」

「ならばこのまま」「ええ、ていうかあのパーティーはもういいです」


 すっかりべたべたシグリヌさんに甘える僕、

 と、ここで僕は思った、彼女達に僕といちゃつけと言ったのは、

 最終的に僕が、こうやってシグリヌさんに甘えるように仕向けたのではないか、と。


(まあ考えすぎだよね)


 とりあえず、

 夕方だか夜だかの到着まで、

 のんびりみんなとお話しようっと。


「シグリヌさん、魔の谷へ行ったら彼女らと無理に行動しなくても良いですよね?」

「いや、冒険者ギルドでの風呂の設置やすでにある建物の補修に手伝って貰わねばな」

「風呂はともかく、そのあたりも依頼に含まれていましたっけ」「のようだ、セルフィは皆に水でも用意してくれ」


 そもそも水場はどんな感じなんだろうか、

 お風呂を3つも設置できるのならまあ期待できるかな、

 とはいえ生で飲んだらお腹壊しそうな水場だってあるしなあ。


「そもそも前線基地へ行くだけでS級クエストになるような場所ですわ、

 修理の場所も多いと思われます、まともな宿も無いとお聞き致しましたわよ?」

「ニュアンス的には冒険者ギルドで泊まるみたいな」「各クランの施設があるようですわ?」


 あー、そっちで各自泊まっているのか、

 ルビアさんもルビアさんで情報を集めてくれたのかな、

 で、4大クランに入ってない冒険者はギルドに泊まる感じか。


「教会の補強を~、最優先に行いたいですね~」

「うんリムラさん、結界とか必要なら張り直したいね」

「怪我人とか毎日運ばれているのでしょうか~」「それの治療が引っ切り無しで、冒険に出られないとか嫌だな」


 まあ重傷の人とか居たら、

 治さずにはいられないんだけど、

 僕らはもう教会員じゃなく単なる冒険者だ。


「それでセルフィ、目的はわかっているわよね?」

「うんファロラ、みんなのお仲間を探しに奥地まで行く」

「居ると良いんだけど」「やだよホーリーインキュバスが居て寝取られるの」


 食事と彼氏は別ですみたいな。


「アタシの仲間もついでに探してよ」

「デーモンかあ、魔王クラスとかゴロゴロ居たら怖いな」

「別にアタシは平気だけど」「ティムされてるから敵対認定されるよ?」「エー」


 引いているジマー、

 まあ更なるデーモンもティムすれば良い話だ、

 ティムモンスターの繁殖は聞いた事あるがデーモンでそれをやったら大騒ぎだろう。


(それを言ったらホーリーサキュバスのティムだって)


 ちなみに魔族領の都市で鑑定して貰ったら、

 ファロラ達は『事実上のテイムってことで良いんじゃない?』だとか、

 厳密にティム魔法がかかっている訳じゃないが、そう言ってもおかしくない状況。


(そこで思ったんだ、本当にティムされているのは、僕の方なんじゃないかって)


 現に夜のベッドじゃ腑抜けにされているし、

 ってシグリヌさんに甘えている今現在もかな。


「ルビアさん、もういっそあの『ガーデンオブリリーズ』の連中、ティムでもする?」

「あら、人間のティムは魔族領でも禁忌《タブー》ですわ」「出来るの?!」「それを教える事も禁止されていますわ」

「出来るんだあ、じゃあひょっとして僕も」「使っておりませんわ、そんなことをしなきても、もう十分に」「ですよねーっていう」


 いや怖いな、

 魔族領でファロラ達以外のホーリーサキュバスに、

 ティムされる可能性があったってことか、よく無事だったよ。


「大丈夫です~、セルフィさんは~、私たちの光属性魔力で十分に護られておりますから~」

「あっそうだったんだ」「それを打ち破るのは~、よっぽどの~」「ホーリードラゴンとか?」

「あとは~、未知なるよっぽどの強さのデーモンとか~」「アタシのこと?」「ジマーさんは無理かと~」


 ですよねー、

 まあこういうのが好きな性癖の男相手なら、

 それこそある意味でティム出来そうだけれども!


「ねえセルフィ、ジマーも育てたいわね」

「うん、ティムモンスターを育てるのは飼い主の義務だからね」

「向こうでソロ、ううん、ジマーとペアハンをする時間も作るわ」


 大丈夫かな、

 ホーリーサキュバスは傍に僕《えさ》が居ないと、

 能力が半減するはずだけど、そこんとこちょっと心配。


(魔族領ダンジョンでも、僕が休みの時に行って死にかけたとか言ってたし)


 まあいいや、

 実際に到着してから考えよう、

 まだ敵のレベルも、話でしか聞いてないからね。


「では次はわたくしよ」

「えっルビアさん、何の話?」

「ほら、わたくしに、お甘えになって」「ああー、はいはい」


 この後、順番に甘えまくった。

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