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よわよわ勇者のサキュバス無双~最弱勇者は冒険者に化けたサキュバスと最強まで成り上がります!~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 王都に現れた聖なる白い一団、その正体は勇者と魔物!

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第67話 とりあえず設定のおさらい

「……という訳なんだ」

「なるほど、わかりましたわ」「教会が繋いだ仲なのですね」

「あの双剣は大量の魔物から護るためだったとは」「それで側室扱いになった経緯を詳しく」


 一通り説明した内容を、その設定をおさらいすると、

 貴族の余り者同士が結婚して魔族領となりの村で修行したと、

 その教会で仲間になった教会員の女性3人が、男の居ない村で自然に僕の側室状態に。


(もちろん村から街へはしょっちゅう行ってたけど、距離が近く仲間である僕と恋仲に、って流れだ)


 実際の、本当のことを隠すとこういう説明になる、

 確かに村での男性は僕だけだったし、いや魔族領にはインキュバスも居た、

 そっちの都市でもシグリヌさん達はモテモテだったが、やはり人間の(ほぼ)無限は魅力的過ぎたらしい。


「詳しくっていうか冒険者として旅立つ時、

 僕がどこかで武勲を立てて引退したとしても、

 ずっと傍に居てくれるって、側室のようなものだと思ってくれていいって」


 このあたりの言い訳は、

 シグリヌさんとすでに打ち合わせ済みだ、

 こういう細かい設定は出発前に色々と詰めている。


「なるほど、選択肢が無い中で早まってしまったのですね」

「では王都で、いや村を出て『女性同士』という選択肢をこれから」「ちょ」

「まだ知らないだけなのですね、教えてあげないと」「大丈夫です、私たちの狙いはシグリヌ様だけですから」


 何がどう大丈夫なんだろうか、

 というかサキュバスにも百合とかあるんだっけ、

 後でみんなに聞いてみよう、いや目の前でやれとか言う気は無いが。


「とにかく変な言い方だけど、貴族としての結婚相手のファロラはもちろん、

 他の三人も、もう僕の側室というか、彼女達は僕なしでは生きていけないとでも言うか、

 だから僕ら『ホーリーアンライヴァルド』の結束を崩そうとする行為はシグリヌは嫌がると思う」


 というかそのためには何でもやる、

 そう、あんなビキニアーマーを着てまで、

 百合ハニートラップをしてまで……それこそ必要であれば、やる所までやるだろう、しっぽで。


「では我々はどうすれば、何をやれば」「何かヒントを、些細なことでも」

「結束を破らずに、それはつまり、身体だけの関係ということでしょうか?」

「割り切るだけの関係、それでも私たちは、涙を呑んでっ」「だからさあ、そもそもなんだけど……」


 シグリヌさんは女性に興味が無い、

 と説明した所で『またまた御冗談を』みたいな話になる、

 かといって、この4人の前で僕とシグリヌさん(人間体)が、おっ始める訳にはいかないし。


「ではこうしましょう、2つのパーティーを合体させて」

「私たち4人と、シグリヌ様と、ルビアさんとリムラさん、リーダーは……」

「やはり勇者のファロラさんで!」「パーティー名は、いかがなさいましょうか」


 見事なまでのバランスのパーティーだな、

 S級どころかSS級パーティーを目指せそう、

 いやそんなのあるのかどうか知らないけれども!


「それでその場合、僕は?」

「……」「……」「……」「……」

「いやそんな1人ずつ黙らなくても!」


 丁寧に隣のメンバーを見ながらの、

 リレー無言である、まったくもうっ。


「残念ながらパーティーというものの定員は8名です」

「しかしながら、アジトのメイドという役割もありますよ」

「欠員が出来た時の補充兼、メイドで」「可愛いメイド服を御用意しますよ♪」


 うーん、やっぱりそうなるのか。


「あっ思い出した、僕ってみなさんと、いちゃつかないといけないんだった」

「どの程度いちゃつきますか? シグリヌ様のご命令ですから夜までなんだってしますよ」

「手を突っ込みますか、それとも突っ込まれるのがお好きですか、両方同時という手もありますが」

「それとも脱ぎますか、脱がせられますか」「精力増強ポーションというものを持っていましてですね」「うーん」


 やっぱりちゃんと僕に意思が向いてないのはね、

 あくまで僕の後ろに居るシグリヌさんしか見てなくて、

 それこそお金の事しか考えていない娼婦を相手にするようなもんだ。


「セルフィ殿」「セルフィさん」

「セルフィ様?」「いかがなさいましたか」

「うん、結論が出た、シグリヌさんは、貴女達には、あげません!!」


 あきらかにショックを受ける4人、

 いやいやわかるでしょう決闘に負けた時点から!

 ほんっと残念な性癖、いや性格だ、冒険者としては有能なのは間違いないけど。


「そ、そんなあ」「どこが悪かったのでしょうか」

「まだセルフィさんに何もしていませんが」「ローションでも用意致しましょうか」

「はい終わり、こっから先はあくまで冒険者パーティーとしての、依頼《クエスト》の話をしましょう」


 急にリーダーらしく接する事で、

 もうそういう話はしませんよってなる、

 僕のハーレムにこんな連中に、もう手を突っ込んで欲しくないからね。


「わかりました、シグリヌ様とのクエストを」

「シグリヌ様と絡み合えるクエストですね任せて下さい」

「では我々はシグリヌ様と、5人でクエストを」「とっても楽しみです!」「あーもう、あくまで仕事ですよ!」

 

 でもこういう連中って、

 いちゃつきながらも仕事は完璧にこなしそうな雰囲気があるよね、

 そのあたりはやっぱりS級冒険者っていう、でももう、彼女らの肉欲に付き合っていられない。


(真面目な話だけして、あとは塩対応でいいや)


 そうなったらもう夕方まで我慢できないな、

 お昼のタイミングで後ろの馬車へ移動しようっと。


「そういえばセルフィ様」「はいマロウさん」

「お昼のお弁当は何になさいますか?」「ええっ」

「馬車は夕方まで、いえ、夜まで止まらないので」「えええ」


 結局、トイレ休憩で止まった時に後ろへ逃げました。

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