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よわよわ勇者のサキュバス無双~最弱勇者は冒険者に化けたサキュバスと最強まで成り上がります!~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 王都に現れた聖なる白い一団、その正体は勇者と魔物!

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第41話 タリーシャ様の若い頃の話を聞かせて貰った後は……

「それでタリーシャは言ったのよ『だったらクラーケンを王位に就かせれば良いじゃない』ってね」


 よく喋るお婆さん、

 王都の大教会でタリーシャ様の同期、

 修道院仲間だったという聖女様からお話を聞いている。


(いやまあ、色んな話が出る出る)


 多少盛ってそうな気はするが、

 いかにもタリーシャ様がしそう言いそうな話ばかり、

 この婆さんの名前を聞いた覚えは無いが同期で仲間だったのは嘘では無いだろう。


「結局、タリーシャは『話のわかる魔族は放っておきましょう』って考えになったって話よ、ふう、こんな所かしらね」

「はいレジッタ様、様々なお話、ありがとうございました」「ふふ、それにしても弟子に貴女みたいな女勇者が居たとはね」

「私はタリーシャ様に育てられたと言っても過言ではありませんから」「私もだ」「わたくしもよ」「私もです~」「僕も僕も」


 ……つい乗っかってしまったが、

 こちらの要求をしっかり満たしては貰った、

 若い頃の話を聞けたのは貴重な体験だったけど……


(タリーシャ様本人が居たら発狂しかねない話もあったな)


 まあ別に悪口じゃないからいいか多分、

 恥ずかしい話もあったけど、と疲れたレジッタ様が退場、

 換わりにおじさん神官がやってきた、今の拝聴料でも請求されるのだろうか?


「満足されたようですね、本当は複数の方を集めたかったそうですが」

「あっはい、年齢が年齢ですから仕方ないかと」「リーダーのセルフィ様ですね、私はレジッタ様の弟子、神官のエリオと申します」

「それでその、ええっと」「実は我が教会からお願いがありまして、冒険者ギルドから要請されているグランドダンジョン調査のための……」


 とまあ、やはりというか、

 元教会員とはいえ大聖女の弟子だったんだから、

 今回は教会代表として行ってきてよって要請を受けた。


(まあ仕方ないね、それに僕たち、冒険者だし)


 あくまで教会内での依頼ということで、

 依頼料は教会からは出ないがさっきの話でお金はいいや、

 そこまで困ってないし、ということでメンバーにも一応確認を。


「シグリヌさん、良いかな」「まあ当然の流れではあるな」

「ルビアさんも」「どっちみち避けては通れない話ですわ」

「リムラさんは」「構いませんよ~」「ファロ」「セルフィとなら行くわよ!」


 名前を言い切る前に被せてきたよ我が正妻は!

 まあいいや、参加するのは良い、ただ問題はっていうか、

 気になることは……書面を交わしても、おそらく未練あるんだろう、聞いてみよう。


「それで確認ですが、教会から依頼された冒険者で良いんですよね僕たち?」

「教会代表です!」「いやいや、もう教会員では無いですが」「教会からの派遣です!!」

「……どさくさに紛れて教会員扱いしようとしていませんか?」「細かい事は気にしないで行きましょう!」


 大切な所でしょうそこ、

 書面で覆せなくなったもんだから、

 事実上の教会員復帰へと持っていこうとしているな。


(どっちみち、長居はしないけどね)


 ここはきっちり言っておこう。


「あくまで教会から依頼された冒険者ですから、教会員では無いですからね」

「しかし教会の代表であり冒険者ギルドからの教会枠です!」「いや枠は譲って貰っただけで」

「これはもうセルフィ様とその御一行は教会員と見られても仕方ないでしょう」「だーかーらー」


 結局、話を詰めた結果、

 教会から派遣の枠を『委託』されたことにした、

 あくまで『冒険者』にね、一応書面を残しておこう、面倒くさっ。


「ではタリーシャ大教会の皆様」

「形式上は追放されていますよ、円満に!」

「教会の名を汚さぬよう、よろしくお願いします」「はいはい、教会の『枠』を汚さないように行ってきます」


 まあ別に鎖とか呪いで縛られている訳でも無いし!

 いやサキュバスにはある意味、見えない鎖や呪いよりも恐ろしい快かいやなんでもない、

 それより忘れちゃいけない、僕らは寄らなきゃいけない場所があるんだった、教会内でね。


「すみませんエリオさん、教会枠で行くにあってなのですが、ご相談が」

「はいはい、どうぞ」「教会内のお店で僧侶や魔法使いの装備なりアイテムを」

「購入できるのは教会員だけですが」「エリオさーん、それこそ細かい事は気にしないで行きましょう!」


 結局、購入には教会員の証明カードが必要と言われたが、

 お店で調べると、なななんと! 例のキラキラ冒険者カードでも買えるという、

 そんな規約あったですね、円満冒険者移籍がめったにないからマニュアル見るまで知らなかったらしい。


(僕は買えないけど、他の4人が買えるからオールオッケーです!)


 いやまあ規約どうこう言ったら、

 淫魔サキュバスが買って良いのかっていうのもあるが、

 細かい事は僕の心の中でも気にしない、と今のうちに上質な装備を見て行く。


「さすがに聖女服は聖女でないと買えないみたいですね」

「セルフィ、神官勇者の装備まであるぞ」「珍しいですね」

「まあセルフィ様、ではそちらの聖剣を買ってみては」「いや僕が買えないから」「じゃあ私かなあ」


 ファロラが手にする、

 おお、持っただけできらきら光る!

 これ勇者魔力に対応しているな、いやファロラの場合、供給源は僕だ。


(事実上、僕の勇者剣ですよ!)


 でも高いなあ値段、

 下手すると購入チャンス今回だけだから、

 無理してでも買うべきか、ただ武器はなあ……防具や付与装備なら無理してもいいけど。


「良質なポーションもあります~」

「リムラさん、消費アイテムは罠ですから」

「そうだったんですか~」「とりあえず今の装備と比べて、考えて買おう」


 ということで、

 教会装備で結構、散財しました!

 魔族領で造った装備も良いけど、こっちはこっちで光魔法に相性が良かったり。


(……こんな所かな、さあ、こんな所にもう用は無い)


 ちょーっとグランドダンジョンで、

 買ったばかりの装備や装飾品を試そうかな、

 あくまでも少しだけ、ちょこっとだけ、さわりだけねっ!!

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