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よわよわ勇者のサキュバス無双~最弱勇者は冒険者に化けたサキュバスと最強まで成り上がります!~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 王都に現れた聖なる白い一団、その正体は勇者と魔物!

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第35話 ギルマスからの様々なお話

 連れて来られた冒険者ギルドのギルマスルーム、

 元勇者らしい初老のおじさん(ムキムキ)からお話が、

 タリオンさんね、まずは冒険者ランクがDからまずCで講習受けてからBねって話。


(面倒臭いけど、これはまあ良い)


 続いて来たのはオファー、

 冒険者の僕たちに王宮騎士団と、

 教会からそれぞれオファーが、片方ずつ整理したい。


「ええっとまずどっちから」

「騎士団の方だ、条件は常識の範囲なら言い値で良いそうだ」

「またまたあ、そんな『欲張んなよわかってるな?』みたいなプレッシャーを」


 契約書を白紙で渡される事のプレッシャーよ。


「国王陛下にも会わせてくれるそうだ」

「うーん、言うても僕もファロラも貴族抜けちゃったしなあ」

「だからこその騎士団員、ということだと思うが」「そりゃあまあ、ね」


 つまりどういうことかというと、

 貴族で継承権つまり跡継ぎの可能性が低い子供は、

 国の兵士になることでその貴族の地位を少し上げるのです。


(さすがに入っただけで実家の爵位が上がることは無いけどね)


 また同時に国の預かりになることで、

 もしものもしもで継承権が回ったきた時に、

 スムーズに認められる事となる、が、僕は別にいいや。


(まあ、よわよわ勇者の僕が希望してても無理ではあったろうけど)


 正直、そんな重圧の下で働くより、

 サキュバスにエグく、えげつなく魔力を吸われながら、

 上前をはねて生活してる方が合っている、このパーティーで騎士団に入ってもバラバラで配属されるだろうし。


「返事はどうする」「お断りで!」

「わかった、次に教会から」「いや僕の仲間は全員、平和的に教会を抜けて来て」

「そのうえで好条件で迎え入れたいそうだ」「再契約ですか」「もちろんセルフィ、君もだ」


 細かい条件を読む、

 専用教会にシスター常時20人、

 給料も破格だなあ、でもこれ僕はする事ないな。


(隠居するにはまだ早い)


 ていうかサキュバス4体連れているそもそもの理由がですね、

 だなんて説明をする訳にはいかないし、あくまでも向こうからのオファーなだけで、

 決闘に勝った僕らは二重に教会を抜けた訳だから、遠慮なくお断りが出来る、仲間に聞くまでもなく。


「僕は冒険者になりたくて彼女達を仲間に入れた訳で、教会に入る気はありません」

「そうか、一応確認だが、セルフィ以外で教会に戻りたい気がある者は、1人でも居るか?」

「無いな」「ありませんわ」「まったく無いです~」「私はもう身も心もセルフィの物だから」


 さすが正妻、言葉の重みが違う。


「ということで教会もお断りで」

「わかった、じゃあこの件も終わりだ」

「王都の大教会はもう1度行く用事があるので、その時に僕からも断っておきます」


 一旦、ギルマスのテーブルに戻ったタリオンさん。


「では次だが、大事な話だ」「はいはい」

「グランドダンジョンで魔物が強くなってきている」

「全体的にですか」「ああ、重症者が続出、死人は運よく出ていない、これは君たちのおかげだ」


 じゃあ本当に運が良かったんだな、

 むしろ引き寄せられたとでもいうか、

 僕らがあの教会に行っていなければ間違いなく死人は出ていた。


(通りであんなに連続して、じゃあ下手すると今も……)


 かといってあそこに常駐する訳にもね、

 それこそ仲間が教会員に戻るとかでも無い限り、

 あくまで冒険者として行った訳だから、でもそんなに敵って強かったっけ。


「それでどうするんですか」

「四大クランで合同調査だが、やはり不安だ」

「まあ、あのレベルの瀕死者が続出すれば」「そこでだ、参加して欲しい」


 いきなりクランの代表と肩を並べるのか。


「うーん、ということは相当深くまで潜るんですよね」

「不安か?」「僕らまだD級、ってこれからC級B級になりますが」

「とりあえずは見てくるだけだ、様子によっては騎士団や教会からも出して貰う」


 もう次に奥の手が出てくるのか、ってあれ?


「第五のクランは、闇の連中でしたっけ」

「ディープダークは慣れ合わない、『独自に調査する』と言っていた」

「何それかっこいい!」「ギルドマスター権限も使えるが、大した冒険者は出さないだろう」


 無駄にプライド高いなあ、

 僕らみたいに何か訳ありかな、

 そもそもあのクランって訳アリしか居ないような気がするけど。


「うーん、依頼料は」

「これは冒険者全体のピンチであり義務だ」

「あっはい」「だがそこそこ出る、まあまあな額だ」


 お金じゃないんだよ的な話か。


「仲良くで出来るかなあ」

「こういう時こそ一致団結してくれ、頼む」

「いや頭を下げられましても、まあ前向きに考えます」


 仲間を見回すと頷いてくれている。


「セルフィがそう決めたなら従おう」

「異論はありませんわ」「即死以外なら~お任せ下さい~」

「場数を踏むのは悪い事じゃないわ、セルフィ、頑張りましょう」


 ファロラなんか両手握って僕にそんな事を言ってくれている、

 うん、よわよわ勇者なりに頑張ってみるかな、勉強にもなりそうだし、

 ということで正式に依頼書を受け取る、サインはもうちょっと考えてから。


「明日の講習会の時で良いから正式な返事をお願いする」

「はいはい、受けるならこれにサインして持ってきますね」

「あと個別に依頼も来ている、剣士シグリヌ」「私だ」「新人冒険者が指導をして欲しいと」


 あっこれは多分。


「ほう、それはどういう」

「双剣を習得したいと、依頼料は弾むそうだ」

「……ひょっとして女性なかりの冒険者グループか?」「何だ知っているのか」


 やっはり、シグリヌさん個人目的だ、剣技だけじゃなく!


「セルフィ」「断りましょう」「ということだ」

「わかったそう返事しよう、さて、最後の依頼だが」「はい」

「悪夢にうなされている冒険者が3人ほど」「お断りします!」


 この後、ダンジョンの素材を渡したりしたが、

 例の3人がまーためそめそ泣き縋ってきていました、

 面白いからもうちょっと放置してやろうっと、まだ死なないでしょ、多分。

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