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よわよわ勇者のサキュバス無双~最弱勇者は冒険者に化けたサキュバスと最強まで成り上がります!~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 王都に現れた聖なる白い一団、その正体は勇者と魔物!

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第10話 さすがS級冒険者、面構えが違う

 朝から冒険者ギルドでまだE級パーティーの僕ら、

 その名も『ホーリーアンライヴァルド』はその実力を見て貰うため、

 つまり現在の適正クラスはどのあたりか客観的に教えて貰おうと指導の先生方を付けて貰った。


「まずは戦士の俺、S級パーティー『フリーハンドアドベンチャー』の前衛ガイラだよろしく」

「あっはい、リーダーで勇者のセルフィです」「司令塔だそうだな」「一応は」「前衛の力も見せて貰う」


 やっべ、お飾り剣なんだけど、

 まあ一応、やわらかい物なら斬れる。


「魔法使いのエルノよ、風属性が得意なの」

「あっ、お綺麗な方で」「ありがとう、ふふ」


 長い青髪も綺麗、

 でもちょっとふっくら、

 全体がね、まあ別にいいけど。


「僧侶のオレン、こう見ても女よ」

「いえ別にどうも見ていませんが」

「そう、やっぱり女には見えないのね」「いえ、そういう訳では」


 色々あったんだろうなあ、

 S級にランク上がるまでに……

 うん、そう考えると3人揃って、普通の冒険者とは面構えが違う、気がする。


「ちなみにリーダーは僧侶の私、こう見えて一番年上、ちな水属性」

「よろしくお願いします」「先に言っておくわ、私たちにあまり頼らないで」

「助けは最小限、もしくは本当に追い詰められた場合のみといった感じで」「違うわね」


 オレンさん水色の髪、

 女性に見られたいなら伸ばせば良いのに。


「まったく手を出さないとか?」

「私たちのパーティーは前まで5人だったの」

「あっ、その、何ていうか」「誤解しないで、2人結婚して子を授かるつもりだからって引退したのよ」


 良かった、

 死んだパーティー仲間は居なかったんだ、

 いや過去にさかのぼってまでは知らないけれども。


「それで3人に」

「だから今は、こういう依頼も受けているの」

「是非、ご経験を御教授下さい」「そちらも自己紹介を


 今回は各自、

 自分で紹介だな。


「えっと僕はさっき言ったので、まず前衛から」


 と無理くり誤魔化してみる、

 それに乗ってくれたのかまず前に出たのは……


「双剣士のシグリヌだ、とりあえず突っ込ませてみてくれ、

 先頭の事以外では、よく女受けする女と呼ばれている、まあ、

 本当に必要な場合はそういう事をしないでも無いが、私は至ってノーマルだ、そこを誤解しないで頂きたい」


 うん、女性相手じゃ吸えないからね、

 という真の理由を知る由も無いんだろうなあ、

 いやほんと、よく見ると女性としてもお綺麗な巨女さんです。


「わたくしは魔法使いのルビアですわ、攻撃は光魔法ですの」

「いや光魔法の神官なんて聖女を目指すんじゃ」「オレン様、師匠を超えられない時点で諦めましたわ」

「あっ師匠って大聖女タリーシャ様のことですよ!」「セルフィ様、フォローありがとうですわ、なので冒険者を目指しますの」


 師匠が有能過ぎて心が折れた、

 教会では聖女を目指さないあるあるらしい、

 なので教会を抜けた理由としては、そこまでおかしくは無いらしい。


(もったいないは、もったいないらしいけどね)


 理由としては、次がちょっと苦しい。


「僧侶のリムラです~、教会長である大聖女様が亡くなり~、

 他のみんなが冒険者になるというので~、教会で1人は寂しいので~、

 抜けてついてきちゃいました~、回復魔法属性は光です~」「いやそれだけで食べて行けない?!」


 うん、オレンさんの言う通り、

 場所が無くても光回復魔法ひとつあれば、

 どこの教会も喉から手が出るくらい欲しがる存在。


(それが冒険者なんて、クランで争奪戦が起きてもおかしく無いのですよ)


 だがサキュバスである。


「最後は私ね!」


 力技で誤魔化し来たー!!


「勇者の紋章、本物よね?!」

「はい、神官勇者、だったファロラです!」

「なんで抜けたの、女勇者なんてそれだけで教会で奉られ」「セルフィの妻でっす♪」


 はい、これで誰も何も言えなくなりました、僕がシメよう。


「そういう訳なので、よろしくお願いします」

「「「「よろしくお願いしますっっっっ!!!!」」」」


 綺麗に一同で礼、

 まあこれで何とか納得してくれたかな、

 いや納得できなくても、おそらくギルドからの依頼だし。


「わ、わかったわ、なんだか凄い掘り出し物なのか、

 そうでないのかは一緒にダンジョンに潜って判断するから」

「ちなみに、お強いモンスターは出てくるのでしょうか、リーダーとして気になります!」


 よわよわ勇者なので、

 こういうアピールはしておかないと、

 だって『お前、いらないじゃん』てなったら、それこそ何も言えない。


(特にサキュバスの餌です、だなんてね)


 顔を3人して見合うS級、

 フリーハンドアドベンチャーの皆さん。


「それも含めて見定めるわ」

「あっ、教会出だからって気にしないで下さいね」

「そうよ、私の旦那様は教会とか関係ないもの、辺境伯の息子だけど」「いやそれ逆に気を使わせるから!」


 うん、3人とも引いてるねっ!


「と、とにかく、さあ、行きましょう」「はいオレンさん」

「では皆さん、2組合同パーティーとして頑張ってきて下さい」

「はいルミナスさん、ホーリーアンライヴァルドのリーダー、セルフィ、頑張りますっ!」


 さてさて、さあ、

 いざ王都のグランドダンジョンへ!!

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