表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
朱色のゲートウェイ ー 御神体 ー  作者: 此花 陽
平成中期編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
17/28

匿名という仮面、正義という毒


 時代は物理的な「場所」を捨て、

 光ファイバーの網目の中に新たな地獄を構築した。  


 平成、中期。


 人々は「匿名」という無敵の仮面を手に入れ、


 安全な部屋から指先一つで

 他人を処刑する娯楽に耽った。

 

 私は、秋葉原の雑居ビルにある、

 無数のサーバーが唸りを上げる

 データセンターの奥底に立っていた。  


 空気を震わせるのは、

 冷却ファンの音だけではない。


 掲示板の「祭り」によって生成された、

 数百万件の罵詈雑言。


 それらがデジタル信号となり、

 電気的な「毒」として大気を汚染していた。



「……目に見えぬ分、

 過去のどれよりも性質たちが悪い。


 これは『言葉』ではなく、

 対象を物理的に削り取る『情報のつぶて』だ」



 六代目の器、中学教師の


 **佐山さやま**


 は、その礫に全身を粉砕されようとしていた___。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ