表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/57

45


雪が解けて命芽生える季節となった、6歳の春。


周りは頭ひとつ分高いか、私より背が高い子供だらけである。

けれど、胸を張って歩みを進める。


紺のベストに長袖の真っ白なシャツ、黒に近い赤のネクタイ、小さな赤い石が付いた金のネクタイピン、黒のタイトなスラックス。

今日のファッションも私を引き立てる小物だ。

銀に輝く髪はサラサラと風に靡き、紫の瞳は慈愛を含み、白くも柔らかそうな肌、淡いピンク色の薄い唇は潤いがあり、小柄な体は服を脱げば引き締まっている。

セラが両頬に手を当て恍惚とした表情を浮かべる程、ウィーク・シークエンスこと私は今日も美少年をしている。


「…ウィル、小学校に入ってもよろしくね」


結い上げた赤い髪に合わせたシックな赤いワンピース、首もとには細い銀のネックレス、黒い目は眠たげだが光を含んだ美少女、メアリーゼ・クラティマが微笑みながら私を見下ろす。


「うん、こちらこそ。よろしく、メリー」


私も微笑みを返しながら返事をする。

愛称で呼びあうのは幼馴染みの仲だからだ。


幼稚園よりも豪華に構えた門を潜り、白の花を付けた並木道を通る。

校舎は横長でコの字に大きく構えた豪華な建物だ。

子供の声は高く笑い声が聞こえ、校舎へと吸い込まれるように流れていく。


今日から小学校へ入学したのだ。

いやー、学校に入学するの緊張しちゃうな。

精神年齢が大人の私が学校に通うのはちょっと犯罪っぽいけど、見た目や体はお子様だし仕方ないよね!

いやはや、是非とも、新しいショタやロリと仲良くなりたいものだ。


「や、ウィル。また、よろしくな」


「うん。よろしく」


深い湖のような青い髪に、ブラウンの瞳は鋭く、同じブラウン色の上下のスーツ、白のシャツに黒の細いネクタイ、小さく笑う口に八重歯が見える。

幼いながらも将来イケメンになりそうなのが分かる美少年、ライト・マシダルカが声を後ろからかけてくる。

親友も一緒だ。


これからまた新しい人脈を作らなければいけないな。

頑張ります!



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ