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わんこのおまけで転生ライフ!  作者: 永遠の自由人
14/21

軟禁

タイトルの通りあまり良いシーンではございません。ご注意を

 



 ぐすん。………ぐすん。

 …………ふえぇ。私は結界で籠城します。


 絶対、絶対…入らせたりしません!


「……なぁ、頼むって。ちび助ならちょちょいっと出来るんだろ?その結界みたいに!なぁ!」


 何を叫ばれようが、何もしません。


 誘拐犯の言いなりになんてなりません。


 こうなったらてこでもやりません!

 むしろ、自分の結界増します!


 4重にしてやります!張ってあった

 物理遮断、魔法遮断結界!

 追加で音声遮断、視界半減結界!

 状態異常防止、精神汚染防止結界!

 水遮断、空気遮断禁止結界!


【技能: 拒絶結界が作成されました。隠蔽枠にてLv.MAXになります。】


 ………次からはそれを張ればこの4重結界になる?


【それにプラスして念話遮断、探知遮断が入り5重結界を一つにまとめた物です。】


 ……明日のお昼にはそっちに替えます。間違い無しです。念話とか使ってきたらホントに嫌ですものね。張り忘れ無さそうですし、ええ、それがいいです。


 言うこと聞いたらきっと、私物化されて物のように扱われて。ペッて唾吐かれるようなったりしちゃうんです!


 怖いです。嫌です…。早くお家に返して下さい。


「…………?…………、……………。」


 音声遮断したので聞こえません。

 ぷいっと後ろを向いて視界に入れません。


 向いた方向から誰か他の人が来ました。

 黄緑色、長髪の男性です。彼の体格はいまいち頼り無い、ひょろ男さんで魔術師って感じです。

 近付いて来たと思ったら私を転移させてきた男性を怒鳴っているようです。


 ………、……どーでもいいですね。

 ふて寝に限ります。夜中脱走を考えるのも悪くありません。現時点でもかなり寒いのですが、やるしかないでしょう。檻から出かたもわかってませんが!

 お腹も空きました。無駄な体力を使わないよう丸まり目を閉じます。


「〈そこの子、話いいかな?〉」


 ……………今、張り替えるべきでした。

 ひょろ男さんは念話とやらが使えたようです。


 ディアさんたちとの脳内会話のようなものと少し違うようです。

 ディアさんたちは会話しているのと全く変わりませんが。


 念話は精霊さんとの会話に近い?頭に響く声をしております。こだま?と言った感じでしょうか。


「〈こいつ、サイスって言うんだけど。何をしたの?君のような子供が檻に入れられるような事?〉」


 ……誘拐犯はサイスと言うらしい。覚えなきゃダメですか?

 便利でよいでしょー?ふむ…しかたない覚えましょ。


 というか、私何もしてない。むしろ、してないから入ってる。


 私が唸ってるのを感じたのでしょうか?言いにくいと捉えたのでしょうか?


「〈何もしてないの?…………まさか、誘拐?〉」


 ビンゴでーす。当たりでーす。そーでーす。


 見えてるか微妙ですが、頷きます。

 しゃべりませんよぉー!奴がいますからー!


「……………!!!!!!」

「………、……、………!!」


「〈……君結界と回復が得意なのだとサイスが言ってる。耳が悪いわけではないんだね?結界の効果?〉」


 ………暗いの嫌で視界半減にしたのに視線がバッチリ合いますね。私は目をそらします。


「〈………わかった。…明日、檻から出してあげるから、僕とお話してほしい。どうかな?〉」


 ………………サイスって人をチラッと見ます。


「〈わかった。彼は外そう、二人きりならどうだい?〉」


 ……………いないなら、…………いいかも知れない。まだ、異世界の人を信じたい思いもありますから……。


 ナビさん、状態異常無効な私だけど転移前にサイスは何を使ってきたの?効かないっていってたよね。


【催眠魔法です。】


 黄緑の人も使ってくる可能性はあるよね?

 何か使って来たら教えてほしい!


【了解しました。】


 怖いけど、進まないと帰れない。

 わたしは彼の提案に頷きます。


「……………、……………。」

「………!………………!……………、…………。」

「…………………。」


 数回話して黄緑さんは去って行きます。

 サイスは私に視線を向けます。

 背中にひしひし感じます。間違いなく睨んでます。


 ガンっ!!!!


 サイスが檻を蹴りました。


 檻の効果だったのでしょうか、結界が全て消え去ります。


「最後の警告だ。俺のための結界。今すぐ張れよ、物理と魔法に効くのがいい。………やってくれるよな?ちび助?」


 どくん!


 こ、…………わい。…………やだ。


 ガンっ!!!


 2回目檻を蹴ります。


 どくん!どくんっ!


 はっ、………はっ………。これ……知ってます………圧力です。


「応えろよ!!なぁ!!!!」


 ガンっガンっ!!!


 ………………………………。

 …………………………………………。





【人間恐怖症の発生を確認。

 称号:人間嫌いの習得を確認。

 救済処置として感覚遮断、意識遮断を発令。実行されます。】


 私、どうなるのでしょう…………。

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