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わんこのおまけで転生ライフ!  作者: 永遠の自由人
12/21

超絶ピンチ?!

 



 ………はい。治しました。

 あの人間さんを治したのは私です。


 人間さんはぴーちく、ぱーちくとお話が止まりません。


「それでさぁー。その親方がぁー……。」


 私や兄姉たちは無視しながら周りの警戒と木の実拾いをしています。


 この人治してからやたら危ない空気が漂ってます。うん。関わったらヤバイ人種です。

 治すんじゃなかった。


 ほっとけ、っとディアさんの言葉を思い出します。

 この人が勝手に事故しただけなのでほっとけばよかった。

 …が、正しいのでしょう。


 でも、怪我を放置してしまったらきっと嫌でも後悔していたでしょう。

 仕方ない…ですよね。


「………なぁ、ちび助。こっち来て話し聞いてくれよぉー。」


 時刻は夕時。

 その声を1時間も近くも聞いてたのでルカくんがさすがにイラついて来たみたいです。


「《こいつ、なんでこんなにモエになついてんだよ?》」


「《…怪我を治したせい。ってママが言ってた。》」


「《しつこいよねー。警戒止めて違う離れた所に取りに行こうよー。》」


「《……はぁ、ごめんね。他のはもうないかも。》」


 ルカくんの疑問にユイちゃんが答え、ハルちゃんが提案します。


 ですが遠いのは結構取り終えてるのです。これ以上は取りすぎになっちゃうので、私は謝ります。


「《じゃーもーいいだろ。うるせーから早めに帰ろうぜ?》」


「《それがいいね。》」


「《帰ろー。》」


 ルカくんにみんな続きます。

 みんなの視線が私から離れた瞬間です。

 私は体の浮遊感に襲われます。


 驚いて振り返れば人間さんがにんまり笑って私を抱き上げた所でした。


「《ハルちゃん!》」


 一番遅くに出たハルちゃんを呼び止めたつもりでしたが、………間に合わなったようです。


「っっ!!!!」


 声を上げようとしましたが、口に手を当てられ塞がれてしまいました。


 人間さんは私を連れて、崖下の結界まで戻ってきます。


 …えっと?結界内でしゃべってた人なのに崖上のわたしたちのところまで一瞬できたの?この人。こわ!


 出るのは自由だったんですよー。この結界。

 ……入れませんよ?何故戻ったのでしょう?


「…ちび助がこの結界張りに来た時にわかった。…誰か知らないが救出を名目にしてに来るんだろうってな。」


 …救出してもらえないって、思ってたのでしょうか。どーでもいいので、口から手を退けろー!下ろせー!


 バタバタっ!ばたばた!


 うぅ………。脇に抱えられるわたしの足はばたつかせても空を蹴るだけでなんともなりません。腕でも殴りますが物ともしません。頑丈すぎません?!


「いてぇって!マジで!!ホントに聞いてくれって。………奴らにまたは罠に嵌められるのは勘弁なんだわ。」


 下ろせー!


 バタバターっ!


「なぁ!頼む!!この結界他のところに行ってから張ってくれって!」


 うるさーい!知るかー!!怒ったもんねー!脇抱えられて黙ってられるかー!


 じたばた!バンバン!!………?!


「あっ!!」


 ………下ろされないまま落とされました。はい。痛いです………が!逃げるが先です!!


 ばっ!!


「待てって!」


 ぐえっ!!………今度は首根っこ捕まれました!

 いや、さすがに首元の服ですけど!


 もー!絶対会話してあげません!!


「がぁあ!!!」


 お前なんてこれで十分です!


「……………ふふっ、なんだそれ。お前わかるのに、しゃべれねぇのか?」


 くぅー!なんだか屈辱です!このぉ!吊るされたって負けないぞー!


「………このまま連れてった方が早いな。」


 ん?なんだか不吉なこといってませんか?


 じーっ。………やたら見られてます?なんだよ!こらぁ!!


「があぁああ!!!」


 吼えてやります!やんのかこらぁ!


「効かない?……仕方ない。この方法は嫌いだが、俺にはお前が必要そうなんでな。」


 私を腹に抱え直します。もちろん暴れるぞー!

 ………あっ、ルカくんたちが帰ってきてくれました!!やった!助けてぇー!


「………………………。」


 ……何かを唱える彼の足元に魔法陣が浮かびます。


 ま、まさか………?えっ?!

 それはヤバイです!!!!


 彼は私を抱いてない右手を空高くあげます。


「…………………………転移!帰還!!」


 魔法陣が光輝きます。


 ルカくん!みんなぁ!!!


 私はみんなに向かって手を伸ばします…………が、次の瞬間。




 …………全く知らない、部屋にいました。…………転移魔法。言わずと知れた魔力と引き換えに違う場所へと移動出来る移動魔法。…瞬時に移動出来るがかなりの魔力を必要とするチート魔法の一つ。


 …………ならなぜ昨日の内に使わなかったのか?


 使えない理由があった?

 ………いえ、そんなことよりも


「悪いがここに居てもらうぞ?」


 彼と目が合います。きっと私は絶望的な顔をしていることでしょう。


 彼が右手で円を書くと檻のような物が出現し、私をそこに放り入れます。


 ガシャン!!!


 すぐさま檻を出ようと掴みます!


 バチンッ!!!


 …………感電?電気が走っているようです。で、出られない?


 ………………こんな事になってしまうなんて誰が予想できたでしょう。

 戻る方法も、出られる方法もない?


 …………………目頭が熱くなるのを感じました。

 ディアさん、レイさん………みんなぁー。







 私は森から拐われ、人間に捕まるのでした。

 ……………売られたりしてしまうのでしょうか。………帰りたいよぉ。



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