第四十二話 縁の扱い方
翌朝。僕たちはセレスティア様の鬼の特訓をこなしていた。
勿論、僕とセリナだけではなく、父と兄、そしてフィオナさんも参加させられていた。
セレスティア様によって一瞬で作られたという規格外のランニングコースを見せられた三人は、昨日の僕たちと同じように、驚くというよりは目の前の現実を脳が理解するまでに相当な時間を要していた。
まずは昨日同様に、森を三周走るところから特訓は始まった。
父上は冒険者としての体力は十分に備わっているものの、体内の縁の量が僕たちに比べてかなり少ないため、縁によるエネルギー補填に頼らず、純粋な身体能力のスタミナだけで森の中を爆走していた。
「ほらシエロ!もっと腕を振れ腕を!そして顎を引かないとすぐにバテるぞ!」
父上は息一つ切らさず僕の横に並走しながら、鬱陶しいほど元気なアドバイスをくれるが、正直イライラした。
昨晩の母からの制裁の様子を見て、今日は父にも地獄の苦しみを味わってもらうと密かに計画していたのだが、まだ一周目の途中という事もあってか、満面の笑みで軽快に話しかけてくる。
(クソッ!この体力馬鹿が!)
その後ろでは、兄と、その少し後ろにセリナが走っている。
二人は父のように余裕な態度は一切なく、ただ必死に、一生懸命に歯を食いしばって走っていた。
一方、フィオナさんは少し周りより縁の量が多いことを理由に、森を走るメニューには頑なに参加しなかった。
恐らく、純粋に汗水垂らして走るのが嫌なだけだろう。
それでもフィオナさんの強さは身をもって知っているし、僕はそれについて何も思わなかった。
「おい。何故貴様は走らないのだ?」
「い、いやぁーその、私はああいう泥臭いタイプじゃないって言うか……。ほら!セレスティア様も私と一緒に、ここでゆっくりティータイムにしましょうよ!」
フィオナさんはそう言って、自身の魔術で作った糸を器用に編み込み、あっという間に立派な机と椅子を作成して、優雅な朝のティータイムを始めようとしていた。
「貴様は私の従士では無かったのか?」
「勿論です!私はセレスティア様の忠実な従士でございます!ただ、その……あの果てしない森を無心で走るのだけは、どうしても勘弁していただきたいというか……アハハ」
「……貴様、私がもし別の従士なら、とうの昔に首を刎ねられて死んでいてもおかしくはないぞ」
こうして、僕たちが地獄のランニングをしている裏で、フィオナさんのセレスティア様に対する走りからの逃走劇が始まっていたことなど、僕たちは知る由もなかった。
そうして森を三周走り終わり、一度長めの休憩に入った。
昨日より体力がついて楽になったとか、そういう実感はまだ無いけれど、走りながら自分の縁をエネルギーに変換して動いているんだなと意識しながら走ることは出来るようになった。
僕やセリナ、兄が走り終えて地面に横たわって息も絶え絶えになっている中、父だけは両手を腰に当て、少し汗をかいた程度でピンと立っているだけだった。
(なんで森を三周も全速力で走ったのに、ちょっと息を切らせているだけなんだ!?セレスティア様、どうか午後はお父様にもっと命の危険を感じるハードな特訓をお願いします!)
休憩を終えた後は、背中に岩みたいな重い石を乗せられたり、セレスティア様と何故かフィオナさんが投げてくる糸を丸めた硬いボールを回避させられたりと、とにかく休む暇もなくしんどかった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁ……っ!」
そうして、僕達はどうにか午前中の特訓を乗り越えた。
身体はすでにボロボロで、自分の足で立つ気力も残っていなかった。
流石の父上も、最後は地面に大の字になって天を仰いでいた。
「これ……一体、いつまで続くわけ?」
「これは……中々にしんどいですね」
「セレスティア様の特訓は……伊達じゃないな」
セリナや兄、父が荒い息を吐きながらそんな弱音を漏らしているが、セレスティア様が突きつける現実は甘くは無かった。
「午後からの特訓時に詳しく話すつもりだが、貴様らは縁の抑え方が絶望的に下手くそだ」
セレスティア様は、地面に転がる僕達を見下ろしながら冷酷に言い放った。
「そこの筋肉だよりの男は、そもそも縁が小さい。シエロの兄、貴様は全てが普通だ。周りほんの少しだけ筋が良いだけの凡人。そしてネメティアの主候補の小娘は、縁の性質が荒々しすぎで、まるで針が飛び出ているようだ。一言で言えばガサツ。最後にシエロ。貴様は縁の絶対量こそ多いが、それが無意識のうちに体外へ溢れ出ている。ひどく中途半端」
各自、セレスティア様からの容赦のない指摘に対する反応は異なっていた。
「ほう。セレスティア様から直々に筋肉を褒められるのは、男として嫌じゃないな」
「お、俺が……普通、ですか……」
「が、ガサツ!?この私がガサツだって言うの!?」
(中途半端に溢れ出ている……か。自分ではよく分からないけれど、セレスティア様の目からは僕の縁はそう見えるのか)
反応は様々だったが、皆の根底で思っている事は同じだった。
強くなるため。自分を知るため。そして、自分を認めてもらうためにも、このセレスティア様の特訓にしがみついていこうと。
それから昼ご飯を挟み、午後の特訓が始まろうとしていた。
「昼からは、走ったり無駄に身体を動かしたりはしない。午前中に話したように、貴様らは全員縁を体内に抑え込めていないからだ」
その言葉に、まず真面目な兄が反応した。
「セレスティア様。縁を抑え込むとは、具体的にどういう事でしょうか?」
セレスティア様は直ぐに答えてくれた。
何故か、フィオナさんはセレスティア様の斜め後ろに付き従うように直立して立っている。
「貴様らが森を走り、縁を肉体のエネルギーにした際に、無意識だとは思うが、縁を強く大きく練り上げようとして、必要以上に体外へ溢れ出ている」
兄はそれに食い下がるように続けた。
「しかし……縁を肉体のエネルギーに使用する以前に、そもそも魔術を発動する前には縁を練るという過程が必要だと思います。その際には、どうしても身体の周りに自分の縁がオーラのように纏うはずですが?」
「ほう。良い着眼点だな」
「ありがとうございます」
(な、なんだお兄様!セレスティア様に頭を撫でるみたいに褒めて貰えるなんて、けしからん!)
「確かに、魔術を発動する前に縁を練り上げ、身体の周囲に纏うのは基本だ。だがな、その纏い方にもレベルという物がある」
(纏い方のレベル……。それは、以前リリア先生が教えてくれた縁の色のことだろうか?)
「学校というお遊戯の場所で習う時は、恐らく、教える側の教師が貴様ら生徒に縁とはこういうものだと視覚的に見せる為に、わざと大きく縁を体外へ放出しているのだろう。だが、実戦における正しい縁の纏い方は、そんな無駄の多いものではない。薄皮一枚を、肌の上にピタリと乗せるような感覚だ」
すると、セレスティア様は目線だけで後ろに居るフィオナさんに合図を送った。
フィオナさんはその合図を受け、静かに僕たちの前へと歩み出た。
スゥッ……。
フィオナさんは体内の縁を練り出し、自身の身体に纏わせ始めた。
その縁は、分厚くオーラのように放出されるのではなく、薄皮とは言わないが僕と違う薄いのベールとなって、彼女の肌に吸い付くように覆っていた。
「私が自ら披露しても良かったのだが、貴様らが共に死線を潜り抜けてきた身近な者が、すでにこのレベルまで到達しているという事実を教え、発破をかける為に頼んだのだ」
(フィオナさん……すごい。縁の扱いの器用さだけで言えば、セレスティア様を除いてこの中で間違いなく一番の実力者だ)
ちなみに、もしフィオナさんがこの高度な縁の扱いが出来ていなければ、あの午前中の森を三周するという地獄のメニューに強制参加させられていたらしい。
「フィオナ!それ、どうやってるの!?」
「ん〜、どうやってるかって聞かれたら難しいわねぇ。溢れ出そうになる大量の縁を、こう、勢いを全く殺さずに、密度だけをギュッと保ったまま小さなボールにする感じ……かしら?」
「小さなボール?」
なんとなく、フィオナさんの言わんとしている感覚は分かる。
だけど、実際に自分でやってみようとしても、どうしても縁が散らばってしまい上手くは行かない。
「まずは実際に何度もやってみろ。縁の感じ方や適性は、それぞれ違うはずだ。他人の意見を飲み込んで参考にするのも良いが、最終的には自分の感覚を信じ、頼ることも大事だ」
僕はいつも通りに縁を練った。
薄い金色をベースとした色の縁が、僕の身体を覆うように纏う。
いつも通り、綺麗に練ることに成功した。
「そこから、あそこにある岩に向けて全力で魔術を放ってみろ」
セレスティア様は、標的の巨岩を指差して僕に命令した。
「全力、ですか?」
「そうだ。どんな魔術でも良い。とにかく全力だ」
「分かりました」
僕は練り上げた縁を杖に送り込みつつ、全力で身体中に縁を廻し、一気に解き放った。
「断絶!」
僕の放った見えない斬撃は、勢いよく巨岩に直撃し、それを綺麗に真っ二つに斬り裂いた。
(どうでしょうか、セレスティア様!僕の自信のある魔術です!)
しかし、セレスティア様は真っ二つに斬れた岩には一切興味を持たず、じっと僕のことだけを見つめていた。
そんなに真っ直ぐ見つめられると、流石に少し照れてくる。
「……断絶、か」
セレスティア様は、少し妙な表情をしていた。
「セレスティア様……?」
「やはりな。貴様は力を込めたり魔術を放つ瞬間に、せっかく練った縁が体外へ無駄に溢れ出ている」
すると、僕の様子を横で見ていた兄が声をかけた。
「確かに。シエロが魔術を放つとき、縁が体内や杖に綺麗に廻り切らず、外へ逃げてしまっているように見えたな」
「んー……。自分ではしっかり中に収めようとしているつもりなのですが、どうしてこうなるのでしょうか?」
すると、隣から突然、大地を揺るがすような大きな衝撃音が響き渡った。
「とりゃぁぁぁぁッ!」
「うおぉぉぉぉぉッ!」
バゴォォォォンッ!!
僕は何事かと思い視線を送ると、セリナと父が、それぞれの武器で僕の標的とは別の巨岩を完全に粉砕し、切り裂いていた。
「セレスティア様、俺の一撃はどうでしょうか!」
父は満面の笑顔でセレスティア様に尋ねていた。
「驚いたな。貴様は縁の量こそミジンコだが、剣術の精度と身体の使い方はかなりの腕前だな」
「あ、ありがとうございます!セレスティア様の為なら、俺はいつでも前線に立ちますよ!」
セレスティア様は、鼻息の荒い父の言葉を華麗に無視し、セリナに声をかけた。
「小娘。貴様もシエロと全く同じだ。力を入れる時に、体外へ縁が荒々しく飛び出ている」
「私は、その縁を飛び出さないようにする感覚が分からないのよ!全力を出すときは全力をだすし!」
(セリナ……。それは同じことを二度言っているだけですよ)
「これはあくまで私の感覚だが、分かりやすく言うならば、この森にあるすべての木を一つに圧縮して、森全体の強度を持った一本の木にするようなイメージだ」
(…………)
正直、言葉も出ないほど意味が分からなかった。
だけど、フィオナさんも言っていたように、強度を保ったまま小さなボールにするというあのイメージと同じことを言おうとしているのは理解できた。
「二人は単純に縁を扱うという経験が少なすぎるのもある。だから今からは、今言った事を意識しながら私と直接戦ってもらう」
戦う。その言葉に一番早く反応したのは、やはりセリナだった。
セリナは嬉しそうに頬を緩め、少しだけ声のトーンが高くなっていた。
「戦い!?やったわ!早く私の力を試したかったのよ!」
「フッ、やる気だけは十分なようだな」
セレスティア様は、好戦的なセリナに対して少しだけ顔つきを緩ませていた。
「シエロと、その兄。そして小娘。三人同時に私にかかってこい。私は魔術を使わない。貴様らは好きに私へ魔術でもなんでも使用すると良い」
(セレスティア様は魔術無しで、僕達三人を同時に相手にするって言うのか!?)
すると、後ろの方から父が恐る恐る尋ねてきた。
「あ、あの、セレスティア様?俺は……」
「そうだな。貴様はその剣術をひたすら極めるべきだ。森を走り、岩を担ぎ、とにかく身体を鍛え続けていろ」
普通なら嫌がるはずの地味なメニューだが、父は本当に情けなかった。
美しいセレスティア様からの直接の命令に対して、何故か興奮している様な感じすらした。
兄はそんな父を見て目を瞑り、深々とため息をついていた。
「セ、セレスティア様の命令であれば!すぐにでも森を走らせていただきます!」
そう言って、父はものすごいスピードで森の奥へと走り去って消えてしまった。
(はぁ……。全く、お父様と言う人は美人にちょろすぎる。俺は絶対に、あんな情けない大人にはならないぞ)
呆れながら視線を動かすと、遠くで自分の魔術で作った椅子に座り、優雅に紅茶のような何かを飲んでいるフィオナさんとバッチリ目が合った。
フィオナさんは僕と目が合うと、パチンとウインクをし、艶やかな投げキッスまでしてくれた。
(はい。フィオナさん。俺、頑張ります)
そうして、僕と兄、そしてセリナは、セレスティア様との戦闘訓練を開始した。
「セレスティア様」
「どうした、シエロ」
「その、一応これは訓練ですが、合格の条件はありますか?」
「基本的には、貴様らがまともに縁を扱えるようになるまでだ」
「分かりました。ありがとうこざいます」
「では、いつでもかかってこい」
少しの静寂。
森の木々の葉が風に揺れる音だけが響き渡る。
その自然の音をかき消すように、真っ先に前に出たのは勿論セリナだった。
手元の小斧を巨大化させ、身の丈ほどの戦斧へと変形させると、極端な低姿勢から一気にセレスティア様の懐へと詰め寄る。
それを援護するかのように、兄が氷の短剣を無数にセレスティア様の周囲の空中に生成させ、一斉に放つ。
兄の全方位からの攻撃がセレスティア様へ殺到するが、彼女はそれを片手だけで全て弾き返す。
その僅かな隙を突き、セリナが下段から戦斧を猛烈な勢いで振り上げるが、空いたもう片方の手で、セレスティア様はその巨大な戦斧の刃を無造作に掴み、セリナごと軽々と投げ飛ばした。
「動きは良いが、縁の力の込め方が雑すぎる」
戦斧を握ったまま、セリナは悲鳴を上げて後方へと吹き飛ばされてしまう。
だが、兄の追撃は止まらない。既にさらに巨大な氷塊を、セレスティア様の頭上に生成させていた。
「凍てつく空よ、蒼穹を閉ざす絶対の零、天より墜つる氷星。――『凍天の星塊』!」
勢いを殺す事なく、兄の魔術がセレスティア様へ目掛けて直撃する。
バァリィィィィィンッ!!
こればかりは、いくらセレスティア様でも無傷では済まないだろう。
誰もがそう思考を巡らせた。
だが、土煙が晴れた先でセレスティア様は、あの巨大な氷塊による攻撃を、なんと片手一つで完全に受け止めていたのだ。
「お、俺の詠唱魔術が片手で防がれただと!?」
だけど、僕は驚かなかった。
セレスティア様は原初の七柱。
この世界における文字通りの天井に当たる存在なのだ。
僕は火の玉をセレスティア様へ向けて連発し、その爆発による煙幕を利用して一気に間合いを詰める。
同時に土の形成を発動させ、セレスティア様の足元から全身を覆う様に固める。
そして、完全に背後を取り、渾身の力を込めて一気に攻め立てた。
「『炎斬』!」
僕は杖を振り抜き、至近距離から魔術を発動させた。
「え……」
完全に背後に回ったはずなのに。セレスティア様を覆っていたはずの土の拘束が内側から砕け散り、僕の目の前へ手が飛んできた。
僕からすると、まるで彼女の背中から直接手が生えてきたかのような、あり得ない挙動だった。
バシッ。
僕の攻撃は赤子のように簡単に防がれ、そのまま僕の頭をガシッと掴まれていた。
「えっと……」
「中々良い動きではあったが、やはり縁が駄々漏れだ。だから次にどう動くか、動きを読むことも容易い。せっかくの無詠唱が台無しだ」
(クソッ!今の連携は結構自信があったのに!)
でも、僕はまだ諦めてはいなかった。
何故なら、既に吹き飛ばされていたセリナが、驚異的なバネで戻ってきていたからだ。
セレスティア様の背後へ大きく跳躍し、全体重を乗せた戦斧を振りかざす。
バシッ。
セレスティア様は、背後のセリナのことなど一度も見ることすらなく、再びその戦斧を片手で掴み止めた。
「ちょっとぉっ!」
「小娘も同じだ。その刺々しく漏れ出た縁を抑え込まない限り、そこらの雑魚相手には通用しても、この私には何の意味もないぞ」
その言葉を聞いて、僕は思わずニヤついた。
それは、僕の本命の魔術に、あのセレスティア様すらバレていないと思ったからだ。
セレスティア様が僕の笑みに気がついた時には、僕は既にそれを発動させていた。
「『断空の剣陣』!」
先ほどから密かに空中に固定させていた無数の剣型の風が、僕の合図と共に一斉にセレスティア様へ向けて降り注ぐ。
それを察した兄は、僕の魔術が直撃する直前、逃げられないようにセレスティア様の全身を氷で固めた。
「僕は、こんな事も出来るようになったんですよ!」
僕は勝利を確信した。
兄もセリナも、きっとそう思っているだろう。
僕の魔術は氷ごとセレスティア様を目掛けて激突し、凄まじい轟音を立てた。
「まさか、これ程度の児戯で勝ったなんて思ってはいないだろうな?」
「え……」
風が晴れたそこに立っていたセレスティア様の身体には、何一つ傷も、汚れすらもついていなかった。
「えっ……嘘でしょ!今のは確実に当たったに違いないわ!」
未だに戦斧を片手で掴まれたまま空中に静止しているセリナは、自分の目を疑う様に大きな声を上げた。
(ま、まさか、魔術も使わず縁の纏いだけで僕の魔術を完全に吹き飛ばしたのか! しかし、そんな出鱈目な事があり得るのか……!?)
僕が愕然とした思考を巡らせながら、セレスティア様の余裕の顔を見上げていると。
「どうした。もう終わりか?」
そんなセレスティア様の露骨な挑発に、僕達三人はまんまと乗ってしまい、その後、全員仲良くお腹に一発ずつ強烈な打撃をもらってダウンしてしまった。
「今日の所はこれで終わりだ。また明日、同じことを行う。貴様らが完璧に縁を扱えるようになるまでは、これをずっと繰り返すからな」
こうして、セレスティア様による過酷な二日目の訓練が終了したのだった。
「強すぎる......」




