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第192話

「気のせいでしょうか」

スライスは、ここ何日か前から妙に感じていた異変が急に無くなったことから、また、いつものように過ごせるようになっていることに気付きつつも、異変が急に無くなったことにこのままでいいのかどうか不安に思いながら、シリウスに報告していた。

「それって…あちこちと大陸で魔王が俺以外に出ていたということか?」

「はい。念のために四天王を生成していましたよね」

「ああ。俺だけでは対処は難しいからな」

というよりも、あちこちと飛んで行く程、暇人のようで暇人じゃないしとシリウスは返したのだ。

「とりあえず、何とか今はこのまま何もないことを信じましょうか」

「…そうだな」

コレからもっと忙しくなりそうだと思いながら、街中の様子を見にスライスの案内の元、シリウスは確認することにしたのである。



「ここは城下町兼ミオンモールです」

「凄いな。本場と同じミオンモールと同じにしているとはいえ、ここまで広いとは…」

「ええ。ラーメン、パスタ、オムレツ、グラタン、ドリア、ハンバーグ、ケーキ等などの飲食店は優に100件以上ありますし。あっ!一押しはスライム特製豚骨ラーメンですよ」

「ら、ラーメンが一押し?スライム特製?俺のいたミオンモールには無かったが…」

「い、いや。この世界はシリウス様にとって異世界でしょう。僕たち異世界モンスターは、領土内に街を置くことを許されたじゃないですか?僕たちスライムはラーメンを売りにした街なので、ここミオンモールでも店を支店として構えることにしたんですよ」

「そ、そうか。お前…ラーメンが好きだったとは意外だな」

「因みに人面樹のアープルたちは、パスタですよ」

どっちも美味いんだから仕方ないと言われてしまったので、結局は対立処か納得してしまったんですけどね…とスライスは、何かそう言われてしまうと具も出ないのだということであった。

「確かにな…。言い出すとそう言うのはキリが無いからな」

それにしても、店が余りにも多い。

あちこちと案内係みたいなモンスターというか妖魔を生成した方が良さそうだとシリウスは思ったのだ。

「そうですね。案内係は必要ですね」

それと迷子になった時とかも…とスライスは言ったのである。

「そうだな。特にあの子…フリックは迷子になりそうだ」

「ええ。いつも兄さん達かシェルファ様と一緒ですけど、一人で行動は控えられているみたいですよ」

「それはそうだろうな…」

エルフの街もここよりも小さいとはいえ、それなりに広い街としてエルフの街としてある、エルフィンドの様子を見に行くかとシリウスは思いながら、この世界に初の電車へと乗ることにしたのだった。









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