45話 犬も歩けば暴に当たる
初めまして、そしてお久しぶりです。
HalToと申します。
45話です。
よろしくお願いします。
喪介はジュースをその場に置くと跳んだ。
『モナ・リヒト』の円盤を足場に使い、飛距離を伸ばす。
九条も自身の盾に乗って追いかける。
「オラァ!」
喪介は煙の男に左手で殴りかかった。
が、煙の腕が止めていた。
「なんてパワー…。」
「…血気盛ん、だな。」
男は顔を上げた。
「!?」
男は喪介を投げる。
喪介と九条はほぼ同時に着地した。
「君…もしかして「ソウスケ」か?」
「…は?」
呆れる九条。
「…あ、ああ。そうだが?何故俺の名を…。」
「私は君の父親だ。」
煙の男は言う。
「は…?何言ってんだ…?俺が…お前の、息子?」
動揺する喪介。
「フゥ…受け入れられないのも無理もない、私は君が幼い時に死んだことになっているからな。」
煙を吐く。
「奴の声に耳を貸すな廻!」
九条は叫ぶ。
「そんなわけ…ねぇだろ!!!」
喪介はミタマを出し、左手で右手首を握り右手でデコピンの姿勢をとる。
「天駆ける兎の眼!!!」
喪介がデコピンを放つと砂利ほどの大きさの球が男に向かって放たれた。
「…?」
男は構える、が軌道は逸れ地面に当たった。
着弾点を中心とした半径2.5cmほどの空間を巻き込んだかと思うとズガガガガガと大きく広がり、半径30cmほどの地面を抉る。
「重力弾…!当たっていたらマズかったな。」
男は続ける。
「それと…この霊力。「ソウスケ」…君が「月」だったか…。こんなにうれしいことはない!!!君を…。」
「月兎拳!!!!!!おりゃあああああああああああああああああ!!!!!」
すかさず男にラッシュを浴びせる。
「…とても話せる状態じゃないな。魔悪琉暴露!!」
男は体を煙に変え、躱し、殴る。
「がっ!!」
大きくふっ飛ぶ喪介。
「とりあえず…フゥ…止めさせてもらう。」
咥えていた煙草を上に投げる。
「雨離喚数卑律止。」
投げた煙草が煙を放ち、雲のようになる。
「煙の矢だ、受け給え。」
喪介と九条に降り注ぐ煙の矢。
「マズい!!!」
九条は盾で自分の身を守り、素早く喪介の元へもう一つを向かわせた。
「遅いね。」
煙の男は煙草を取り出した。
倒れている喪介に幾本もの矢が雨の如く打ち付ける。
「廻!!」
叫ぶ九条。
「これで…やれると思ってんのか!!!」
喪介の周囲を朔円が守っていた。
「…ほう。」
「なるほど、廻のやつ。新能力か。」
喪介は両手を組む。
「マーキング済みだ。」
「…!?まさか!!!」
右手を伸ばす。
「くらえ…月兎拳…。」
グンッと煙の男は喪介の元へ引き込まれる。
「マズい!!」
「・“らくだ”座!!!!!!」
46話に続きます。




