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Unvamp;Next ~進化、殺戮、苦痛、その先に或る物~  作者: 秋島蒼天
Second Stage【Dripping with water】
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第014話〈活性化Ⅱ〉

プルは拳を硬質化させ、活性化によって大幅に強化された筋力で柊を貫いたサソリの尾を砕く。


「ますたぁ、今それ抜くから!」


柊からそれを抜き取ったことで、柊の傷は再生を始め、サソリの毒も解毒スキルで無効化し、数秒で再生が完了する。


「ありがとう、プル……さて、反撃開始だ!」


「うん!」


柊は収納空間からツルハシを取り出し、近くにいた岩サソリへ振りかぶり、頭ごと装甲を貫通する。


頭をつぶされたサソリはしばらくのたうち回るがすぐに動きを止める。


後ろから迫るもう一匹にツェルモ鋼ナイフを投げ、怯んだところで跳躍し、周辺のサソリ4匹を一掃する。


しかし、これで魔弾が尽きた。


ここからは通常弾しかない。


「プル!硬質化で頭部装甲を砕き続けろ!」


柊は着地しリロードを行う。


「わかった!いっくよぉー!」


活性化後のプルの拳は、活性化に伴う質量の増加と筋力強化の影響か、容易にサソリの装甲を砕いていく。


「いいぞ!このまま畳みかける!」


プルが砕き、生身が露出したサソリの頭を柊は正確に撃ちぬく。


「えーい!」


プルは右腕に体積を集め、流動性を利用した伸びる拳を遠くのサソリにまで叩き込む。


「うっしゃぁ!」


柊もツルハシを振り回し、次々と近づくサソリの装甲を砕く。


「あと8匹!」


1匹を白線触手で持ち上げ、もう1匹へ投げつけ、殻を砕き生身を露出させる。


「はーッ!」


腕を刃に変形させたプルがその2匹の頭を斬り落とす。


残る6匹は再び音波攻撃を行おうとするが、それも柊とプルのコンビネーションによって次々と倒される。


「そう何度も食らうかよ!」


次々と頭を潰していき、最後の1匹まで殺しつくす。


「はぁ、はぁッ」


柊は荒い息を上げながら、サソリの死骸に歩み寄り、回収を始める。


「ますたぁ~、プル疲れたぁ~」


プルは活性化状態のまま柊に抱き着く。


ムニュ


その豊満な胸が柊に押し付けられる。


「う、なぁプル、離れてくれないか……?」


柊は冷静に思考をまとめようとする。


「ん?なんで?」


「何でもだ。とにかく離れてくれないか?」


(情欲に飲まれるな。前回はそれで後ろから刺されただろう。)


「え~、わかったよ……」


プルはムスッとしながらも柊から離れる。


「それ、あと何分ぐらい続きそうだ?」


柊の活性化はあと十数秒で解除されると感覚で分かるが、プルのほうはどうなのかわからない。


「ん~、たぶんあと20分ぐらいかな?」


「……長くないか?」


(消費した魔力に応じて時間が変わるのだろうか。)


プルは活性化時に柊の血、つまり濃度の高い魔力を帯びた血を取り込んでおり、なおかつプルの魔力量は柊の二倍近い。


「そうなの?」


「ああ、俺はあと数秒で解除されそうだ。」


言い終わると同時に、柊の活性化が解除される。


柊は全身から煙を上げ、気怠さに襲われ、ふらつく。


「ますたぁ大丈夫!?」


プルは慌てて柊を支えるが、その時に再び胸があたり、柊の正気が削られる。


(ま、まずい。これはまずいぞ、さっさとプルの活性化を解除しないと俺の理性が持たない……!)


「プル、俺は大丈夫だからいったん離れてくれ。あと、その姿から戻る方法はないか?」


「ええ? 戻る方法……?」


プルは大人びた端麗な容姿のまま、人差し指を顎に当てて小首をかしげた。


その動作だけでも、幼くも大人っぽい今のプルからは破壊的な色香が漂っている。


「うーん……お腹の中に溜まってる、ますたぁの美味しい魔力を全部使い切っちゃうえばいい気がする!」


「使い切る、か……」


柊は理性を保ちつつ思考を巡らせる。


( 『喰Ⅰ』でならば魔力を吸いだせるかもしれない。)


「プル、俺のスキルで魔力を吸いだすから吸われる感覚がしたら抵抗しないで従ってくれ。」


「わかった!」


プルの手に触れ、食の効果による魔力吸収を意識し、対象をプルへ向ける。


「__っ、ふぁ……?」


その瞬間、プルの喉から甘く震えた吐息が漏れた。


魔力を搦めとられたことで力が抜けていく。


「んむ……ぁ……ますたぁ……」


彼女の潤んだ碧の瞳が熱っぽく柊を見つめ、蕩けたような表情へと変わっていく。


繋いだ手から伝わる肉の柔らかさが柊の理性を容赦なく削る。


「くっ……声が……」


(なんでこんなに色っぽいんだよ……!)


柊は心臓の鼓動が跳ね上がるのを必死に抑えこもうとするが、流れ込んでくるプルの魔力によって得られる満足感、彼女の吐き出す荒い息がそれを阻む。


「はうっ、んんぅ……! だめ、これ、溶けちゃいそう……っ」


震えるプルの身体が、魔力を吸われ力が抜けたことで再び柊の胸へと倒れ込んできた。


大人びたプロポーションの豊満な果実が、今度は柊の胸板に、より深く、形を変えるほどに押し付けられる。


「あぁっ、んんっ……!」


吸い上げられる快感に翻弄されるプルの声が、耳元でねっとりと響く。


数分間、柊にとって甘美な拷問のような時間が続いた。


吸血鬼としての本能、そして『喰Ⅰ』の副作用が『もっと貪れ(Eat That !)』と囁き、黒の森での裏切りで『鉄の心』が『流されるな』と警鐘を鳴らす。


限界寸前のめめ合いの末、ようやくプルの体内から過剰な魔力が抜き取られた。


「ぷはっ……ぁ、う……」


熱の引き際とともに、プルの身体を覆う肉体が急速に波打ち、収縮していく。


妖艶なラインは一瞬で影を潜め、シュ~と小さな音と煙を立てて、いつもの140cmの無垢なスライム娘へと戻った。


「ふぇぇ……ますたぁの意地悪……いまの、すっごく変な感じしたぁ……」


元の姿に戻り、衣服の隙間から華奢な肩を覗かせながら、プルは顔を真っ赤にして上目遣いで柊を睨む。


その姿はいつもの幼いプルだが、まだ少し名残があるのか、息が荒い。


「……すまない。だが、これで元に戻ったな。」


(本当にすぐに戻ってくれてよかった、本当に理性が飛んでいただろう。でもなんかなんか今のままでも……)


柊は大きく息を吐き出し、乱れた呼吸を整えるために敢えて冷淡な声を装った。


だが、繋いでいた右手のひらには、いまだにプルの柔らかさと圧倒的な魔力の熱、その残滓がこびりついて離れなかった。

活性化プルのスリーサイズです。

Gカップ

B:99.5 W:65.5 H:101.1


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