忍者の末裔
「鴉さん、俺は生姜焼き定食で」「わたしは魚の煮つけ定食で」「わしはカツ丼の大盛で」
「それと」「刺身を」「舟盛りで」「「「お願いします」」」
「いやいや、ちょっと待とうよ?ひさしぶりの再会だよ?もっと積もる話をしようよ?」
「その辺は別に話したい内容もないですし、お腹空いてるんで早く作ってくださいよ。」
「冷たいなぁ〜。まぁ確かにまだ店は営業中だし今夜にでも話そうか。じゃぁ作ってくるよ。あ、ようこそ港町シェルミルへ」
鴉は席を立ち、手を振りながら厨房に帰っていった。
「あの人変わらないな、こえぇよ」
「私達誰も気がつけないものね・・・」
「あの気配の殺し方未だに理解が及ばないものだな・・・」
俺達三人は表面上冷静を保ったが鴉が席に座るまで何も感じられなかった。
「俺達ですらそれぞれ気配の殺し方は熟練してるはずなのに改めてあの人と会うと未熟さを感じるな・・・一応あの人越えるために90越えるまで鍛えたんだけど?」
「左之助さんは専門みたいなものですからあの域は真似できませんよ」
「わしとて自然相手よりも上がいることに諦めを感じる」
「すべての忍者の末裔・・・鴉左之助・・・強すぎね・・・?」
そんな雑談をしながら時間を潰していると料理が運ばれてきた。
俺達は懐かしい料理に舌を喜ばした後鴉さんにあいさつをし、観光に向かった。
観光をし夕方宿に戻ってから各々ゆっくりしているといつの間にか鴉さんが俺の部屋にいた。
「やぁ。来たよ。話をしようじゃないか」
「はぁ・・・。これやめてくれません!?普通に怖いですからね!?」
「俺と君の中じゃないか。気にしなくてもいいよ?一応個人的なことは見てないことにしてるしね。」
「もうやだ!それが嫌であんたが死んでからも鍛えてたのに見破れない!何なの!?俺これでも90越えて最強を自負してたんだけど!?」
「ははは、僕がいなくなった世界で最強とは面白いことを言うね?それに弾との相性は僕が優勢だからしょうがないんじゃない?」
「あんたに相性も何もないでしょうが・・・老師以外誰も気づけないじゃないですか・・・もういいですよ。二人を呼んできます。」




