黙っていられない
「私ですか?領主の娘だからですよ?」
「そ、そうなんだ・・・。ハハハ」
沈黙破ってまで聞いたのに会話が終わってちょっと気まずい。
(この感覚は俺だけなんだろうか?急にエレベーターとかの密閉空間に入ると急にみんな黙るのを見るとソワソワしちゃうんだよな。)
そんな俺を瑠璃は見ていたのだろう。
「あんたまたどうでもいい事思ってるでしょ?」
呆れた感じの声で言ってきた。
「俺は悪くないどちらかと言うとお前等が悪い!何で馬車の中に入ると急に黙るの?歩いてるときあんなに話してたじゃん!そんな行動するお前等のお蔭様で今俺はよくわからない不安感に苛まれちゃってる!後から入って来たサリーさんに想像ついてた話題振るほどに追い詰められてる!」
「「「はぁ・・・」」」
瑠璃と赤鬼とギルド長は溜息をついた。俺の演説を聞いてサリーさんと執事さんはぽかんとした顔をしている。
「お主そんな下らん事考えてあんなにソワソワしておったのか・・・」
「もしかして、昔から静かな所で急にどうでもいいこと聞いて来てたのは、それでなの?」
瑠璃の言葉に赤鬼も呆れた顔でこちらを見てくる。
「くっ・・・そうですよ!それが何か!迷惑かけました!?」
「滅茶苦茶迷惑かけてきたでしょう!あんた本当にいい加減にしなさいよ!?調印式でやったことをわたしはまだ許してないからね!」
「あれはわしも許していないな」
「なっ!いつの話だよ!あれはロドリゴの野郎が「だまらっしゃい!」・・・」
「あの時以来わたし達はあんたの愉快な仲間よ?あんたと少将以外愉快じゃないわよ!」
「あの時の隊長の殺気はやばかったな・・・総帥が隊長の横でガクガク震えてたな・・・」
赤鬼が遠い目をして言っている。
「この後飛鳥さんと会うことだし言ってやろうかしら・・・」ブツブツ
瑠璃が恐ろしい事を言い出した。
「それは拙いことになる・・・婆と俺の殺し合いになる・・・」
「なっ!ルリ!それはやめるのじゃ!これからに王国の未来が掛かっておる!」
そんな風に騒がしくしながら領主の館に到着するまで続いた。




