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老人の異世界散歩  作者: 浦見 比呂
過去編 
78/157

訓練開始?

俺達三人は寝転ばされ拘束されたまま声を上げても無視され続け、二人のそんな会話が終わり、そのまま三人共上官だという男に拘束されたまま担がれて部屋を後にした。


訓練所に着いてポイッと投げ捨てられた俺達はいつの間にか拘束も解かれていたためすぐ立ち上がって声を上げた。


「てめぇ偉そうに訓練だ?それに弱いとは随分上から見てくれてるな?」


「さすがにわたしもここまで虚仮にされて黙っていませんわよ?」


「確かに不意打ちで寝かされたがわしが弱い証拠にはならんぞ?」


「はぁ、面倒くさいですね。まず、さっきも隊長が言っていたでしょう?私は君達の上官で偉いんですよ。雑魚に雑魚と言って何か間違っていると?不意打ちって言いますけど対面してたじゃないですか。対応しきれない攻撃を全部不意打ちと?馬鹿ですか?それすらもわからないほど・・・あぁ、馬鹿でしたね」


俺達三人はその言葉を聞いて殺気を垂れ流した。


「さっきも言いましたが・・・相手を間違えるなよ?貴様等」

最後はドスの聞いた言葉に濃密な殺気が籠った一言であった。

俺達はそれを受けて死ぬと思い攻撃を開始した。


それから1時間ほど遊ばれ続け、ただただ土に汚れ、血に汚れ、衣服はボロボロにされて誰一人一撃も掠らせることすら出来ずに疲労困憊で倒れた。意識を失う前に一言だけ言われた。


「これから半年ほど私が鍛えますので死なないでくださいね?」

との言葉だけが聞こえた。


その次の日から俺達の地獄が始まった。最初の一か月は起きてから寝るまでとりあえず体力を上げ、基本そして学問であった。俺達はそれぞれ復讐、幽閉、山ごもりと人間の基礎が出来ていないとされたからであった。瑠璃は学問はそれなりに出来ていたが体力がなく、俺はどちらとも普通ほど、膳は学問などやったことはなく体力は化け物だった。


二か月目と三か月目は目隠しされ拘束されて武器も着替えもなく富士の樹海の奥地に連れていかれ「二か月間ここで生活していてね」だけ言われ放置された。

この時三人で協力せずに生き残るのは厳しいと感じ、俺と瑠璃は膳に教えてくれと頼んだ。

そうして、協力している間に話すようになり、いろいろなことを話すようになった。いつも通り分担に分かれ作業をしているとどこからともなく上官の男が現れ樹海生活が終わった。


軍の施設である隊の訓練場に戻ってきて並んだ俺達を見て

「うんうん、基礎体力、基礎学力、基本的な協調性、基礎技術は良い感じに出来上がったね。これまでお遊びだったけど、これから三か月訓練するから、死なないようにね?」

まだ訓練が始まっていなかったことを知らされた。


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