婆と話
「だわな。はぁ・・・何の用だ婆?」
「カッカッカッカ、変わらんな小童!貴様とて老いぼれだろうに」
髪を肩口までのショートカットで切れ長な目薄い唇は妙にセクシーな長身の軍服を着た美人が笑いながら言ってきた。そして、机の空いてる椅子を指さしている。
「はぁ・・・で?何の用だ」
俺達は婆と同じ机の椅子にそれぞれ座った。
「お前等少し手伝え」
「だろうと思った。手伝うのは良いが舐めた事すると殺すぞ?」
「契約は昔と一緒だ。気に入らないなら殺せ」
「わかった。それでいい」
「人斬り百目鬼・如月の夜叉・鬼頭の忌み子に期待する。」
俺達三人から発する濃厚な殺気が精霊の木内に充満する。
「カッカッカッカ、衰えていない様だな?」
余裕な笑みを浮かべながら言ってきた。
「煽るんじゃねぇよ。試すか?」
「いらん。試しはもういい。貴様等明日領主の館に来いよ?私にも立場があるのでな。」
俺達は了承し、そのまま婆は出て行った。
奴が出て行った後も俺達はそのまま席に座っていた。
「「「はぁ・・・」」」
「面倒な事になった・・・」
「そうね・・・まさか飛鳥さんがいるとはねぇ・・・」
「手の打ちようがないか・・・」
「考えてもしょうがねぇ。ヒノカグツチを語った時点で最初からバレてたんだろうからな」
そこで勢いよく精霊の木のドアが開けられた。
「何があったんじゃ!ギルドの方まで殺気が溢れておったぞ!何があったんじゃ!?」
「あぁ、悪い。殺気は俺達だ。ギルド長が言っていた将軍がさっきまで此処にいてな。少し話してた。」




